お金の“大きな石”って何だろう?多子世帯ママの家計と使い方の話
その昔、『七つの習慣』のフランクリンプランナーで学んだことがあります。
「予定は大きな石から入れる」という考え方です。
バケツの中に、小さな砂や水を先に入れてしまうと、大きな石は入らない。
でも最初に大きな石を入れておけば、その隙間に小さなものはいくらでも入っていく。
この話を知ったとき、「時間の使い方ってこういうことか」と納得しました。
そして、ふと考えるのです。
お金にとっての“大きな石”って、何だろう?と。
一般的に言われるのは、住宅費、教育費、老後資金。
いわゆる「三大支出」です。
確かにどれも金額が大きく、長期的に影響する重要な項目です。
でも実際の生活の中で感じるのは、それだけではないなぁ、ということ。
私たち日本人は、「貯金は美徳」という価値観を自然と持っています。
できるだけ使わず、コツコツ貯める。
堅実で安心感のある考え方ですし、もちろんそれ自体はとても大切です。
ただ、その一方で、「何のために使うか」という視点が後回しになりやすいとも感じます。
気づけば、将来のため、もしものため、と理由をつけながら貯め続けている。
でも、“今”の時間は確実に過ぎていきます。
特に子どもとの時間は、思っている以上に短い。
だから最近は、「お金の大きな石」を少し違う角度で考えるようになりました。
例えば、
・子どもと一緒に過ごす時間をつくるための使い方
・自分に余裕を持たせるための使い方
・家族の思い出を増やすための使い方
こういったものも、“優先してバケツに入れるべき石”なのではないかと感じています。
例えば、我が家は時間をお金で買う!と、料理や片付けを外注することがあります。
月にすると数万円の出費になりますが、その分、夕方のバタバタが減り、子どもとゆっくり話す時間が増えました。
以前の私は、「自分でできることにお金を使うのはもったいない(= むだな出費 = 浪費)」と思っていました。
でも今は、「自分が大事にしたい時間を守るための使い方」として、納得して選んでいます。
ここで大切なのは、何でも使えばいいという話ではないこと。
限りあるお金を、どこに優先的に配分するか。
その“順番”を自分なりに持つことが重要です。
住宅費や教育費、老後資金といった大きな支出は、もちろん無視できません。
長期的に備えていく必要があります。
同時に、“今の生活の質”や“家族との時間”も、後回しにしすぎない。
このバランスをどう取るかが、家計管理の難しさであり、面白さでもあります。
お金は、貯めること自体が目的ではありません。
あくまで、自分や家族の人生をよりよくするためのツールです。
どれだけ貯まっているかだけでなく、
どう使っているか、何に使えているか。
そこに目を向けることで、家計の見え方は少し変わってきます。
バケツの中に入れる“大きな石”を、自分で決めること。
それは、どんな暮らしを大切にしたいかを考えることでもあります。
全部を完璧に満たすことは難しくても、優先順位を意識するだけで、お金の使い方は変わっていきます。
将来の安心も大切。
今この瞬間も同じくらい大切。
その両方を少しずつ満たしていくために、
自分にとっての“大きな石”は何か、一度立ち止まって考えてみてもいいのかも、と思う、子どもたちの成長を感じる4月でした。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
