作った本人がSVF Cloudのクラウドサイン連携機能をおすすめしてみた
みなさん、はじめまして!829と申します。
私はウイングアーク1stに2022年に中途入社し、以降SVF Cloudの開発や運用保守を担当しています。
どちらかといえば、開発業務を主に担当しており、私が当社で初めて開発リーダーを任されたのが「SVF Cloudのクラウドサイン連携」機能の開発でした。
苦労しながら開発した本機能について紹介させてください!
SVF Cloudとは?
詳しいことは公式ページを確認していただければありがたいのですが、簡単に表すと
あらゆる帳票をクラウドで出力する帳票基盤ソリューション
だそうです。
もう少し詳しく説明すると、ユーザーが設計した帳票デザインに入力データを連携させることで、帳票の出力と配信をスムーズに行えるサービスです。

サービスのラインナップとして
が存在しており、お客様が使用されているアプリケーションに合わせて選んでいただくことができます。
それぞれのサービスで基本的な機能は変わらず、オンプレ製品として提供しているSVFをお客様でクラウドサービスとして利用していただけるイメージです。
しかし、それだけではなく、SVF Cloudだけで実現できる独自の機能が多数存在しております。
その1つが今回紹介させていただくSVF Cloud for Salesforceのクラウドサイン連携になります。
連携する電子契約サービスの検討
ここからはクラウドサイン連携の開発における検討プロセスを少しお伝えできればと思っています。
電子契約とは?
電子契約について既にご存じの方は、このセクションは読み飛ばしていただいて構いません。
電子契約とは、従来の紙と印鑑を使った契約手続きを、デジタル化したものです。契約書をPDFなどの電子ファイルで作成し、電子署名という技術を使って当事者が合意したことを証明します。
従来の契約では、契約書を印刷して押印し、郵送でやり取りする必要がありましたが、電子契約では全てオンライン上で完結できます。これにより、契約締結までの時間短縮、印紙代や郵送費などのコスト削減、書類の保管スペース削減といったメリットがあります。
また、電子署名には法的効力があり、電子署名法により紙の契約書と同等の効力が認められています。
主要な電子契約サービス比較
※ かなり主観的で不正確な表現も混ざっておりますので、ご参考程度に。。
クラウドサイン
強み: 国内シェアNo.1、相手方のアカウント作成不要、日本の商慣習に特化
弱み: 高度なワークフロー機能は他社に劣る場合がある
DocuSign
強み: 世界最大手、APIが豊富、高度なワークフロー機能、多言語対応
弱み: 日本の商慣習への対応が限定的、日本語サポートが限定的
Adobe Acrobat Sign
強み: Adobe製品との連携力、PDFとの親和性、デザイン性の高さ
弱み: 日本特有の機能が少ない、学習コストが高い
GMOサイン
強み: 国内シェアNo.1、印鑑証明書の電子化対応、GMOグループの信頼性
弱み: 機能がシンプル、大企業向けの高度機能が限定的
ちなみに、クラウドサインとGMOサインのページを見てみると、どちらも「国内シェアNo.1」との表現がありますが、集計する項目や方法、時期によって"どちらも正しい"ということなのでしょう。
なぜクラウドサインなのか?
クラウドサインは、弁護士ドットコム株式会社が提供する電子契約サービスです。上記の比較結果にも記載されていますが、日本の電子契約サービス市場でトップクラスのシェアを誇り、多くの企業で導入されています。
しかし、他のサービスも大きなシェアを持っています。特にDocuSignは世界的にはクラウドサインより大きなシェアを持っているため、最後まで候補として検討していました。
最終的に、連携先のサービスの選定において、一番重要視したことはやはりお客様の声でした。
当社の営業などにSVF Cloudの既存ユーザーのニーズを確認したところ、クラウドサインを求める声が一番多かったので、採用しました。
おすすめポイント3選
実際にSVF Cloudでクラウドサイン連携を使う方法を知りたい方は以下のマニュアルを見てみてください。
今回は開発者としてのおすすめポイントをお伝えします。
SVF CloudとSalesforceとクラウドサインの相性がGood
SVF Cloudを使って帳票を生成し、Salesforceで顧客情報を管理している企業にとって、クラウドサインとの連携は非常に強力だと思っています。
例えば、Salesforceの商談情報から自動的にSVF Cloudで契約書を生成し、そのままクラウドサインに送信して電子契約を締結するという一連の流れをシームレスに実行できます。これにより、営業担当者は手作業での契約書作成や郵送手続きから解放され、より付加価値の高い営業活動に集中できるようになります。
また、契約の進捗状況もクラウドサインのWebhook機能を使うことで、Salesforce上でリアルタイムに確認できます。

Salesforceで契約データを一括管理
クラウドサイン連携機能で作成した電子契約の情報は、契約ステータスや契約書ファイルを含めてSalesforce上で確認・管理できます。
Salesforceの強力な検索機能を使って、顧客名、契約期間、契約金額などの条件で契約書を瞬時に見つけることができます。また、契約更新のタイミングをSalesforceのタスクやアラート機能と連携させることで、重要な契約の更新漏れを防ぐこともできます。
契約データの一括管理により、営業チーム全体で契約情報を共有しやすくなり、チーム全体の生産性向上につながります。
なお、クラウドサイン上にも契約書ファイルが保存されますが、Salesforce上への重複保存を避けたい場合は、保存しない設定も可能です。様々なユーザーニーズに対応できる柔軟性も魅力の一つです。
クラウドサインの管理画面とおさらば
通常、クラウドサインを使う際は専用の管理画面にログインして契約の進捗確認や管理を行う必要があります。しかし、Salesforceと連携することで、普段使い慣れたSalesforceの画面上で全ての契約管理ができるようになります。
営業担当者は複数のシステムを行き来する必要がなくなり、作業効率が大幅に向上します。契約の送信、進捗確認、締結完了の確認まで、全てSalesforce上で完結するため、システムの操作に慣れる時間も短縮できます。
また、Salesforceのダッシュボード機能を使って、契約の締結状況や進捗をグラフで可視化することも可能です。管理職にとっても、チーム全体の契約活動を一目で把握できるようになります。
今はできないこと1選
ユーザー定義の書類情報の連携
現在、クラウドサインのユーザー定義の書類情報との連携には対応していません。この機能により、契約書に独自の項目を設定して管理することが可能ですが、SVF Cloudからは標準の書類情報のみ連携できます。
お客様からのご要望が多くいただければ、将来的な機能追加も検討いたします。ぜひお声をお聞かせください!
さいごに
みなさま、最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は私が開発リーダーを務めた思い入れのあるSVF Cloud for Salesforceのクラウドサイン連携機能を紹介させていただきました。
この機能は私だけの力で完成したわけではなく、多くの方と協力して実現できたものです。チーム開発の素晴らしさも改めて実感しました。
このブログを通して
「こんな開発を自分もしてみたい」
「自分たちの会社で使ってみたい」
「なんかよくわからんけど、とりあえず頑張ったんやな」
などど感じていただければとても嬉しいです。
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