【実食レポ・食べ比べ】 「浪花屋」(新潟県長岡市) 元祖 柿の種
以前にクッキーや吹き寄せの素敵な缶を、結局うまく使えない…という話になりましたが、今回は完全に缶のデザインにやられて購入した「元祖 柿の種」のレポートです。
浪花屋さんは、大正12年創業で、柿の種を作ったのは大正13年だそう。
現在の柿の種を最初に作り出したのは、当社の創業者「故、今井與三郎」でした。大正12年、創業当初はウルチ米の煎餅作りでしたが、後に大阪のあられ作りを取り入れ、モチ米を使ったあられを作るようになりました。これが社名「浪花屋」の由来です。
当時はすべて手作業で薄くスライスした餅を何枚かに重ね、小判型の金型で切り抜いて作っていました。ある日、その金型をうっかり踏み潰してしまい、元に直らずそのまま使用したら、歪んだ小判型のあられになってしまいました。
そんなあられを持って商いをしていたところ、ある主人が「こんな歪んだ小判型はない。形は柿の種に似ている」といわれ、そのヒントから大正13年「柿の種」が誕生しました。
工場の敷地内に「新潟・長岡 柿の種発祥の地」という施設があり、「元祖柿の種」の歴史の展示やお買い物ができるようになっているようです。

972円(2026年5月)
ほんわり可愛らしい色合いの素朴なイラストが描かれた缶。
形状から言って食べた後の使い道は絶対にないけど(そもそも柿の種が湿気ないようにという目的の缶なんだろうけど)、気になって買いました。

缶の蓋がしっかりしまっていて、コインなどで開けてくださいと書いてあるのだけど、コインが入る隙間がない!
最初はマイナスドライバーで開けました。
ちなみに、缶に入っていない袋入りも販売されています。

味は、食べ慣れている亀田製菓さんの柿の種と食べ比べして検証です。

まずかじってみると、浪花屋さんの方が気持ち生地の厚みが薄いです。
でもほんの少しの違い。
浪花屋さんの方が、ちょっと香ばしさが強い。
お米の味がするけど、味付けは薄め。
ピリッとした辛さはどちらも同じくらい。
亀田製菓さんの柿の種の原材料には砂糖が入っているからか、ちょっと甘い気がします。
原材料を見ると、浪花屋さんは「もち米(国産)、米(国産)、でん粉」が本体。
亀田製菓さんは「米粉(うるち米(国産))、でん粉」が本体です。
つまり、浪花屋さんの柿の種にはもち米が入っていることも特徴かもしれませんね。

ちなみに亀田製菓さんの創業は1946年(昭和21年)。
つまり創業は20年くらいの差はあるということですね。
亀田製菓さんの歴史を見ると、柿の種は1966年に誕生したとありました。
なので、柿の種の歴史だけを見ると40年くらいの違いがあります。
あと、亀田製菓さんは最初からピーナッツ入りです。
(比率は重量比で7:3)
亀田製菓さんでなぜ柿の種を作るようになったのか調べてみましたが、特にそのようなページがなくはっきりわからず。
しかし、いつもとても参考になるコラムがある同志社女子大学の先生が解説してくださっていました。
要するに、浪花屋さんは商標登録などもしていなかったし、作り方も秘密にしていなかったので「みんな作った」が正解のようですね…
あまり見ないけれど、見つけたら浪花屋さんのも買おう。
