「ぶいかふぇ♪vol.211」ライブレポート Vsinger 水縹アオさん
〜その歌声に宿る「誠実さ」の現在地〜
この記事では、2026年2月21日(土)に開催された
「ぶいかふぇ♪vol.211」
の出演者の一人である「水縹アオ」さんのパートに特化した感想を書きたいと思います。
「水縹アオ」って誰?と言う方は、私が以前に書いた以下の紹介記事を御一読頂ければと思います。
私の憧れし、そして最推しのVsingerです。
今回、アオちゃんはライブ前の配信で「春を連想させるセトリになるよ」と話していました。
ライブ当日は2026年2月末、その配信を観た私は失礼ながら「いや流石に早過ぎるのでは?」と感じておりました。
しかしこの連休中に関東では春一番を観測、私の予想は見事に外れ、日本の四季は春に移りつつありました。
また同配信内やXのポストなどでも「緊張する」と配信で連呼してました。
「ぶいかふぇのステージには何度も立っている百戦錬磨の彼女が何故?」と思っておりましたが、トップバッターだったのですね…
という事で今回の「ぶいかふぇ♪vol.211」は、一番槍、水縹アオちゃんのステージからスタートです。
※画像は配信時のスクリーンショットを加工しております
※曲順.『曲名』/オリジナルシンガー の標記です
1.『ユキトキ』 / やなぎなぎ
ステージ背景は大きな積雲に羽ばたく鳩たち。

凍り付き縮こまっている主人公。雪解けから春の暖かな日差しを受け、一人じゃない、一緒に花を咲かせよう。
そんな爽やかな曲風の中に、再生と希望を感じさせるオープニングに相応しいナンバーです。
一気にぶわっと花が開くような、そんな印象を受けました。
スカートをなびかせ、左右にステップを軽やかに踏みながら爽やかに歌うアオちゃん。時折見せるあの印象的な笑顔も相まって、オーディエンスも自然と口角が緩み笑顔が咲きました。

歌詞の中に「アザレア」と言う「西洋ツツジ」の花の名前が出てきます。花言葉は「節制」「禁酒」「愛の喜び」との事。
うん、アオちゃんはライブ前は一週間はお酒を控え、節制した生活で体調を整え、そして当日に愛を届ける。
全部届きましたよ。
2.『CODE:LoveCall』 / 水縹アオ
背景はロックバンドのステージが登場。

アオちゃんのライブでの「アゲ」曲として最高の破壊力を持つオリジナル曲です。他のオリ曲も名曲揃いではありますが、何と言っても「公式(?)コールがあります」
ツンとしている主人公、
「ほら、こんなにラブコール送っているんだから分かってよ!ちゃんと気付きなさいってば!一緒に居なさいよ、約束だよ…」
と実はちょっと不安で可愛らしい女の子の一面を覗かせる歌詞でもあります。
さぁこの曲に遠慮は要りません。アオちゃんも元気一杯、伸び伸びと疾走しラップの溜めから、サビへと一気に展開して行きます。
さて、今回はチケットの番号の影響もありましたが、私は会場の中央部、やや左側の座席をキープしました。
しかしこれは偶然では無い(筈)のです。優秀なる「みはなだ観測班」各員は、既に最適な観測ポイントを算出の上、各自配置を完了していました。
さぁ準備は整いましたよ!
「人力・IMAXシアター」へようこそ。

曲が始まると同時に大音量のコールが始まり、かつて誰一人経験のした事の無い文字通り四方八方からのサウンドウェーブとなり、会場のオーディエンスの鼓膜に響き渡るに至った結果、会場自体を震撼させます。
大サビの前の「ガチ恋口上」は、他のオーディエンスを圧倒。曲終了後の余韻で「すげぇ…」と言う観客からの溜息と驚愕の声。
そう「みなはだ観測班(アオちゃんのリスナーの総称)」と、それを牛耳る(!)ボス「水縹アオ」は、凄いんです。
3.『裸の勇者』 / Vaundy
ステージ背景は再び大きな積雲に。

春の気配を感じ、喜びを弾けさせ…とここで少し雰囲気が変わりました。
やや大人びたトーンに声を落とし、エモーショナルに、そして時に気持ちを絞り出すようにアオちゃんは歌います。
某アニメのOP曲でもありますが、か弱き力無いモノが困難に立ち向かい勇者はこうして…いえ、そう簡単には成就しません。
水縹アオと言うVsingerが奏でる歌には、時として「負」のパラメータが大きい時があります。それは「マイナス」とは似て非なるモノ。光とカゲは表裏一体、それを理解してるからこそ、彼女は最後には希望を歌いあげる事が出来ると解析しております。
しかし「希望」がパンドラの箱に残った故に人はそれに縋る業を背負うのでしょうか?

こんなことをしみじみと考えながら、パフォーマンスを観ておりました。
セトリのベースは春なのに、その振り幅たるや、またしてもブロードとは流石です。アオちゃん自身、変幻自在を名乗るだけの事はありますね。
4.『甘い春を添えて』 / 水縹アオ
ステージの背景は大きなゲートに。周りに配置されている色とりどりのオブジェクトが、淡い春の始まりを予感させます。

今回のライブで一番のサプライズだったかも知れません。初披露となる彼女のオリジナル新曲です。
ピコピコのシンセサイザーの音がウキウキな心情を表していますが、ベースの確かな旋律と四つ打ちのバスドラが効果的に曲全体を締めており、春特有の幸福感と共にしっかりとした歩みを感じることが出来ます。
桜から見た…そうですね、好きになった「あの人」への想いを綴っている気もします。それとも「さくら」になった主人公が「あなた」への想いが風や光、花びらを言った精一杯のメッセージを送っているのでしょうか。
また「お気に入りの箱庭から」と言う歌詞、一曲目「ユキトキ」の歌詞の「俯瞰で眺めている箱」と通ずるものがありますね。
いずれにせよ素敵な魔法です。伸び伸びと、しかしどこか堂々と歌うアオちゃん。ウィンクも沢山して我々を魅了します。
この魔法がいつまでも解けない事を祈るも無情なり。これにてアオちゃんのパートは終了でした。

今回のライブにはこの(個人利用としての)自作ジャケットを羽織っていきました。

こちらの背面には、こんな英文を刻み込んであります。
"Our mission is to continue watching over our sweetest diva, "Mihanada Ao" and keeping a record of her activities."
「私たちの使命は、最愛の歌姫『水縹アオ』をずっと見守り続け、彼女の活動を記録し続けることです」
私は自ら記したこの文に忠実に従い、今回のステージを観測し、想いを綴りました。
そして私の観測はまだまだ続くのです…。

思い返せば、彼女と出会ったのは丁度一年前の2月23日。
何かと数字や効率、あるいはフォロワーへの選別といったドライなロジックが蔓延するこの界隈において、私が直感的に自らの進むべき「座標」を彼女に定めたのは、ひとえに彼女の歌声と魂に宿る「誠実さ」ゆえでした。
一年経った今、その観測眼に狂いがなかったことを、彼女は最高のパフォーマンスで証明してくれました。

ステージで放たれるこの眩い輝きを、彼女はこれからどのように「日常」へと繋ぎ、さらに大きな光へと育てていってくれるのでしょうか。
多くの表現者が切磋琢磨し、一歩も止まらずに進み続けるこの世界で、立ち止まることなく歩み続けることは、決して容易なことではないと思います。
だからこそ、今回のステージで見せてくれたあの「誠実さ」を胸に、彼女がまた一歩ずつ、理想の『歌姫』へと近づいていく姿を期待せずにはいられません。
私はこれからも、そんな彼女の歩みを、ありのまま、大切に見守っていきたいと思っています。
おっと、これでは私の独り善がりの文章で終わってしまう所でした。
YouTubeチャンネルはこちらになります。「歌ってみた」やオリジナル曲のアーカイブも盛り沢山。『CODE:LoveCall』のオリジナルバージョンとコール練習動画もあります。
次回までに習得は必須ですよ。
そしてXのアカウントはこちら。各種イベントやライブ情報、YouTubeの配信スケジュール等はこちらからどうぞ。
さて、では本レビューはこの言葉にて締めたいと思います。
また次のステージで、歌姫として新たなパフォーマンスを見せてくれる事に想いを馳せ、今日の感動を喝采に変え、万感の思いと共に幕を下ろしましょう。
それでこそ、次の公演が始められます、新たな舞台と新たな役で。
あなたも私も。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。

♪絶対だーよ🪼
