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幸せなフリをする私、ため息をつく夫

私は、自分が恵まれた星の下に生まれたと思って生きている。

食べるものに困ったことはないどころか、
料理上手な母のおかげで、美味しいものをたくさん食べてきた。

何より、友人には恵まれてきた。

ともすれば、コンプレックスを抱えそうなアイデンティティを持っていた私だが、
友人にたくさん褒められて、チヤホヤされながらここまで生きてこれた。

大人になってから引越しを何度もしてきたが、
その度に、素敵な友人ができたと、自信を持って言える。

可愛くて素晴らしい子供たちもいる。

幸せだと思っている。

それに比べて、

夫は、常に何かと闘っているようだ。

実際戦っているのだろう。
家族のために働き、プレッシャーに押し潰されそうになりながらも、耐え忍んでいるのだろう。

スマホをみては、大きくため息をつく。

どうしたの?

と聞く時は、こちらのこころに余裕がある時だ。


私は、ため息が苦手だ


一度、なんでそんなにため息つくの?
心が楽になるの?

と聞いたことがある。

なる!

と食い気味に言われ、

「聞いてるこっちがしんどくなるんだわ!」

と、言い返してやった。

私が、夫のため息を不快に感じるように、

私の幸せそうな能天気な様子も不快になっているんだろうな、とおもう。

私だってしんどい時はある。

泣きながら仕事から帰ってくる時もある。
疲れすぎて動けなくなる時もある。

でも、本当に辛かったことを思い出すと、
何事も起きていない平穏な日々はすごく幸せなことだと思う。

安定思考の私にとって

昨日と変わらない今日がきて、明日もきっと変わらないという事実は

安心して眠りにつける効果がある。

いつか、日常がガラリと変わるような事態が起こるかもしれない。

それに比べれば、今は幸せでしかない。

幸せだ、恵まれてると言っていると、本当に幸せな気がしてくる。

そう思えたなら実際幸せだと思う。

夫の幸福感は表面に出ないタイプなのだろうか
夫にも、幸せだと感じる時間が訪れているといい。

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