初恋の恩人に募る思いと別れ
実は、こんな思いを抱く少数派も存在する。
今回は全5話を読破している前提の話なんだ。
あっ、ようこそ☺️
現実と想像が溶け合うキャンパスへ。
わく輔です。
今回の講義は、『悩む僕、桜舞う』第5話:邪道の就活
の考察と続き。
一匹狼の信仰
僕は人が嫌いではない。むしろ人が好きで、興味があると思う。
しかし、社会にはアウェー感を抱えてきた。
小学生の頃、友達が不登校になった。大勢の人の視線が怖かった僕は、「自分も脱落するかもしれない」という危機感があった。
それから、孤立する自分を肯定するようになった。集団にいると疲れて、自己肯定感も削られてしまう。
だから僕は、「一匹狼」として人と別行動をするしかなかった。
それでも辛いときは、頭の中で「小弓教」を作り上げた。小弓を信じる対象にしていた。いわば「宗教的ファン」だ。
そのおかげで、不登校を回避し、高校で皆勤賞まで取った。
この"宗教活動"は2つの役割がある。
1つは、疑い深い僕の心を支えること。小弓が温かく接してくれた出来事を思い出し、「こんな人も社会にいる」と自分に言い聞かせる。
そうやって、社会へのアウェー感を和らげてメンタルケアをしていた。
もう1つは、生きるための目標。僕にとって生きる目標なんてなかった。
だが、「小弓のように、誰とでも温かく接する人でありたい」という思いだけは、ずっとあった。
そのおかげで、就活では「小弓ならどうするか」を考えて行動できた。
そもそも、引きこもりがちな性格なのに、陸上やラグビーをやりきれたのも、「小弓の前向きで楽しそうな姿勢に自分も近づきたい」と思えたからだった。
中学の部活について悩んでいた。
才能はあるが楽しめない陸上。
or
才能はあるかわからないが何か楽しそうなラグビー。
休み時間に校舎内を一人散歩中、窓から楽しそうに遊ぶ小弓が見えた。
「小弓は何でも楽しそうに取り組んで、何でもできるよな。
ん?楽しんだらできるようになるのか?
僕は楽しむ力はないけど、楽しめそうなことをすればいいのか」
進学する中学に陸上部がないこともあり、ラグビーを始めることに決めた。
さらに、小弓は「全ての物事を楽しそうにやり遂げる」最高の目標でもあった。
僕はファンとして、小弓が第一。だから、邪魔になることは避けてきた。
ただ、負け惜しみでもある。
「僕には、小弓に何かしてあげられることなんてない。だから、遠くから存在を確認して宗教活動ができればいい」
って。
信じられない僕の恋愛

冬の成人の日、「SAKURAドロップス」現象が起きた(第4話の終盤)。
桜色のランドセル姿を目撃した、あの入学式と重なるようなシチュエーションだった。
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