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『「和歌所」の鎌倉時代』覚え書き ~和歌の読書記録~

買いました。



図書館でたまたま見つけたところから始まり、数ページ読んだ時点で購入。
専門の研究者の先生の筆ですが、比較的読みやすいほうかと思います。積ん読することもなく読み切ることができました。
鎌倉時代の和歌だけでなく、その時代感などを把握するにも適切な一冊かと思います。




『「和歌所」の鎌倉時代』覚え書き ~和歌の読書記録~



昔は「天皇や上皇が編ませたものは『撰』、それ以外が自分の意志で編んだものは『選』なのかな」ぐらいに捉えていましたが、実際にはそうでもないようですね。


いま書いている本の本文には
「多忙であるだけでなく怠惰、かつ無知であり、そのような無知な自分でもインスタントに消費できる楽しみのみを受け入れ、その味読に多少の努力を要する芸術作品については『なんか小難しくて嫌だ』と払いのける傲慢な現代人」
と書きました。



お門違いも甚だしい。


×「「ためかぬ」のかな書きしたものが」
○「「ためかぬ」とかな書きしたものが」

「みちかぬ」読みは初めて見ました。
平安時代については不案内なので、詳しい方に聞きたい。



『万葉集』を読まない、または『万葉集』を読んでいると自称はするが読んでいるととても言えない近代以降の人たち。



天皇家家長でない天皇が譲位するかしないかは、天皇家家長の意志の働くところが大きいはず。
もちろん、時代が下り幕府の力が強まると、天皇家家長に対して幕府の意志が影響するわけなのだが。


初学者の技巧はだいたい見ればわかる。こなれていないのでわかる。


しかし覚えられない。これを読み返すまで忘れていた。


やはり定家くんは心の友。


社会性!


ホモ・サピエンスって変わりませんね。


国家公務員はつらい。


国家公務員はつらい……。
しかし定家くんは後年『新勅撰集』を単独撰集するので、良かった……のかな。


従来家長本の健保四年が最後の修正と言われていたけれど、さすがにこれはもう学会の多数に否定されている感じなのかな。



心の友だが、友達にはなれない(矛盾)



現代を生きる自分たちに引き付けすぎた解釈は、和歌にかぎらず様々な場で散見される。
徳川家康が民衆の平和のために戦った……わけがないだろう。



「スジョウ」です。


為家の代に御子左家の家格がかなり上がったのだと認識しているけれど、
定家の晩年にはそこそこ上がっていた、またはその兆しがあったのかな?







ちょっとうれしい(それだけ)








為家が権大納言になった直後に定家が亡くなっているので、
やはり、御子左家(の当主と嗣子)が九条家への家令関係をやめたのは、定家の『新勅撰集』撰集より後だよなあ。
基家は道家の異母弟なので、そのあたりが関係あるのか?









定家くん、文句を言いつつも仕事はしてくれてありがとう。




私が為兼でも反発するわ……。



令和の京極派としてはとてもうれしい。





大人の事情、処世術。


持明院統が好きだからこそ、持明院統について勉強し、その結果、持明院統が幕府に信用されなかった理由もよくよくわかるようになってしまう。


勅撰和歌集は、「良い歌を集めたアンソロジー」では決してないのだなあ……ということがこのあたりからもよくわかる。




これを為世がどう取り繕ったのか、大変気になる。







全体は部分の集合だが、部分を集合させれば全体になるわけではないので、「こうすればよい歌が詠める」と述べることはそもそも難しいのだよな。
その条件をすべてクリアしたとてつぎはぎになることはある。しかし、良い歌を分解すると確かにその条件を満たしていることが多い。という。




おとなのじじょうこわい。


私が為兼でも反発するagain



どう考えても絶体絶命な末期のオスマン帝国にムスタファ・ケマルが現れ、オスマン帝国はともかくトルコ共和国としてはなんとかした、ああいう現象を、
ほかの組織や国家が腐敗して崩れようとする時に期待することは、できないわけで。



以上です。ありがとうございました。
ご興味を抱かれた方は、ぜひ本文をお楽しみください。


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