夕凪や/生きること 三鷹駅前のびのび句会2025年7月、8月回
「和歌に人生懸けてる頭おかしい人」でお馴染みの梶間和歌が、詠歌のための勉強目的半分、気軽に取り組める趣味目的半分で俳句を詠み始めて数年になります。
月に5句程度のものですが、アーカイブしておりますので、「素人ががんばっているわね」ぐらいの温かい目でお見守り頂けましたら幸いです。
三鷹駅前のびのび句会投稿句アーカイブ
三鷹駅前のびのび句会 2025年7月
事前句
夕凪や寂びゆく舟の港町
手を振れば振り返されて夏の舟
候補者を睨む炎帝午後一時
子も母も舟漕ぐ夏の夕べかな
席題「首」
夏あかね消ゆくびすぢのしろきひと
事前句
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 4, 2025
夕凪や寂びゆく舟の港町 特選1票、平選1票
手を振れば振り返されて夏の舟 特選1票、平選1票
候補者を睨む炎帝午後一時 平選2票
子も母も舟漕ぐ夏の夕べかな 特選1票、平選1票
席題「首」
夏あかね消ゆくびすぢのしろきひと#三鷹駅前のびのび句会 2025/7#haiku #俳句 pic.twitter.com/BdYwg4BE5I
隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式ツアー中に着想を得たのが上の2句。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 4, 2025
隠岐は私の詩心をくすぐってくれるようです。
「夏の夕べ」ですが、「舟漕ぐ」を文字どおり受け取った方と、比喩として受け取った方と、ちょうど半々で。
比喩と明示するため
子も母も舟漕ぐ夏の電車かな
としようかな。
「睨む炎帝」ですが、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 4, 2025
候補者を睨む炎帝午後一時
炎帝の睨む候補者二十人
どちらのほうが良いかぎりぎりまで悩みました。
前者だと街頭演説などする候補者一人一人に炎帝が睨みを利かせる感じ、後者だと掲示板ということで、前者が良いとご意見いただきました。
三鷹駅前のびのび句会 2025年8月
事前句
生きることたとへば鯊を逃がすこと
桐一葉孤高を孤独とは呼ばず
意味なんか要らぬ蜩鳴く夕べ
秋暑しひとつ電車を見送って
席題「拡大鏡」
秋の子やレンズの奥を夢に見る
事前句
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 22, 2025
生きることたとへば鯊(はぜ)を逃がすこと 平選3票
桐一葉孤高を孤独とは呼ばず 平選2票
意味なんか要らぬ蜩(ひぐらし)鳴く夕べ
秋暑しひとつ電車を見送って
席題「拡大鏡」
秋の子やレンズの奥を夢に見る#三鷹駅前のびのび句会 2025/8#haiku #俳句 pic.twitter.com/oA6EF5pofh
『進撃の巨人』を読み終えたのですが、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 22, 2025
大河「おんな城主 直虎」を観終えた時のような、言語化しがたい読後感でした。
そのなんともいえない感じを残しておきたく、「鯊」と「蜩」を詠みました。
(作中に鯊や蜩が出てくるわけではない)
「鯊」のほうには哲学的だ、深い、こんな句はなかなか詠めない等ご感想を頂きましたが、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 22, 2025
まさか漫画を読んでの句だとは思われなかったようで(そりゃそーだ)、
主宰の吉田裕子さんには「和歌さんのブーム、世間とずれてるから」と言われました。ほんそれ。スラダンも4,5年前に好きになったし。
「孤高」のほうの創作背景を聞かれ、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 22, 2025
倫理にもとる形で傍目にはしあわせな家庭を手に入れた女性の話を聴いて、親友にその感想を述べたところ、
「和歌ちゃんの美は峻厳さだから。なにものにも自分を売り渡さないから孤独だけど、その孤独を人は孤高と呼ぶ」
と言われたエピソードを話しました。
「てっきり歌道に孤独に突き進むような句かと思いきや、恋愛だったのね! 」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 22, 2025
とちょっと笑いが生まれましたが、
歌道にしても、私の支えとする光厳院の美は峻厳で孤独、つまり孤高の美なので、
そちらで読んでも的外れでは、まったく、ない。
『進撃の巨人』を読みました
句会へのお誘い
吉田裕子さん主催「三鷹駅前のびのび句会」へのお申し込みはこちら
会場に来られない方の参加も可能です。
梶間の俳句アーカイブ記事を見てのびのび句会に参加された方が、梶間が主催と勘違いしておられたようですが、主催は吉田裕子さん、私はいち参加者です。
少しでも宣伝になっていたようで、うれしかったです。
梶間和歌の俳句アーカイブ
和歌と俳句についてあれこれ
俳句を学び始め、和歌との違いをおもしろく感じています。
ブログ記事のほうもお楽しみください。
和歌物語に参加する
和歌にフルベットして生きる梶間和歌がつつがなく和歌創作、勉強、発信を続けるため、余裕のあります方にお気持ちを分けていただけますと、
私はもちろん喜びますし、それは日本や世界の未来のためにも喜ばしいことであろうと確信しております。
「この無茶苦茶な生き方を見ていると勇気がもらえる」
「こういうまっすぐな人が健康に安全に生きられる未来って希望がある」
「この人を応援することで人文知の明るい未来が実現しそう」
なんて思ってくださいます方で、余裕のあります方に、ぜひともご支援をお願いしたく存じます。
noteでのチップ、その他様々な形で読者の皆様にご支援いただき、こんにちの梶間和歌があります。ありがとうございます。
特にこのたび令和5年の隠岐後鳥羽院和歌大賞で古事記編纂1300年記念大賞を受賞し、表彰式を含む大会のツアーに申し込み、ツアー代金(9万円弱)は生活費と別に工面することになりました。
そちらのツアーには無事参りまして、翌年また城南宮・鳥羽殿賞を頂き、表彰式ツアーに再び参加。
皆様の金銭的なご支援があってこそ叶ったことです。あらためて、心より感謝申し上げます。もちろん、お気持ちでの応援も大変うれしく思っております。
こうした応援のひとつひとつが私の器を広げ、より良い和歌仕事を世界にお返しすることにつながっております。
令和5年、6年分ともに、ツアーの様子はこのマガジンで連載して参ります。どうぞお楽しみに。
今後とも、それぞれの領分において世界を美しくしてゆく営みを、楽しんで参りましょう。
この記事を書いた人


いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます。頂いたサポートは、書籍代等、より充実した創作や勉強のために使わせていただきます!