和歌の題詠道標10
題とは、歌人にとり扉のようなもの。
自分で題を定め、歌を詠むとなると、好きな題や詠みやすい題など、そのつもりがなくともつい易きに流れてしまう。
そんな私にぴったりな診断メーカー「題詠道標」をXのFF、呉竹さんが作ってくださいました。
見たこともない文字面に面食らうこともしばしば。大変良い訓練になっております。
(もちろん、短歌の題のような奇をてらったものは皆無、すべて伝統的な和歌の題です)
こちらの「和歌の題詠道標」 では、診断メーカー「題詠道標」によって提示された題をもとに、一首ずつ詠み重ねた歌をまとめてゆきます。
先例を読み解きながら定型に向き合う姿勢、言葉を選ぶ迷い、時に訪れるひらめき。
それらを“現代の題詠修行”として記録し、共有してゆく試みです。
不慣れな題など、拙い出来の和歌もありますが、完成度を追究することより対応できる題の幅を広げることのほうを優先し、それらも公開する所存です。
歌詠みさんはもちろん、梶間和歌の営みにご興味をお持ちの方々に楽しんでいただけましたら幸いです。
思いがけない題の扉、和歌の扉をともに開いてまいりましょう。
題詠道標10
題「隣家藤花」「里郭公」「閑見月」「山野雪朝」「寄木恋」「夢」「腹赤御贄(はらかのみにへ)」より取りて歌詠み候へ
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) November 29, 2025
初めて見る文字面……。#題詠道標 #shindanmakerhttps://t.co/ynRmn6D5Fq
隣家藤花
にほひだに垣を越え来よときはなる松にかかれる藤のはなぶさ
里郭公
谷を出でてはやくも来たりほととぎすまだ夏あさき里の夕暮れ
閑見月
ひとり見る心も月となりにけり夜ふかき宿に虫も鳴かずて
山野雪朝
おきてみれば野ずゑも山もひとつにて有明うすき雪の朝明け
寄木恋
からしとは誰れにも見えじこりずまの海人の藻塩木朽ち果てぬとも
夢
うつつとはつかのまおもふ夢のうちになほ夢を見る宵のうたた寝
腹赤御贄
こちらは断念し、次の題に進みました。

和歌の題詠道標
note版和歌の題詠道標
X版和歌の題詠道標
読みにくいですが、noteにまとめる前のものはこちらに掲載しております。
アップデートで知りたい方はこちらをどうぞ。
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今後とも、それぞれの領分において世界を美しくしてゆく営みを、楽しんで参りましょう。
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