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3 認知症の薬

両親が生活する家にはここ2年程、週に2回ヘルパーさんが食品の買い出しと調理に、そして週に1回看護師さんが薬の管理と体調の様子見に来訪という状態を続けてきた。
父も母も認知症ではあるがそのことを当人達は理解していない。
父が認知症であることはケアマネージャーさんがこっそりと私に教えてくれた。
お父様が飲んでいるお薬の中に認知症のお薬があります。
そして最近処方量が増えました。
ご本人はそのことをご存じないようですが一応お嬢様にはその旨をお伝えしておこうと思いまして。

父は母が認知症であることを知っているが、母にも私にも単なる物忘れだと言い続けていた。
つまり長い事母の状態を、本人のみならず娘である私にも隠していたのである。
接する時間が短時間であれば、二人とも受け答えは極めて普通であり、年齢相応のものかと思ってしまう程度だった。
それで年に3~4回程、夫と二人で両親の様子を見に訪れていた。
家の片づけをしたり、車で温泉や買い物に連れて行ったりしていた。
何か困った事ある?と聞いても特にないという答えだったので、このままの生活で何も支障がないものだと私はたかをくくっていた。
そのため私も夫も介護に関する知識は皆無であった。

加筆修正しながら67話まで続きます。

加筆修正前の内容です。


その後



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