海苔小話 960
朝、お茶碗のご飯を海苔でクルッと巻いて食べようとしたら…
パキッと海苔が割れてクルッとできないのが気になっていたというか…嫌だった。
もちろん、海苔がちゃんと乾燥して良い状態だという証明にもなるのだけど…こちらとしてはクルッとしてパクッと食べる気でいるもんだから、リズムが崩れるというか、割れた海苔を何度もご飯と一緒に口に運ぶというのも本意じゃないというか…つまりうれしくないということを旦那さんに話していたら…なんと、彼はすでにその対応策を実行しているという。
わたしはご飯の上にひらりと海苔を置き、両端から箸を閉じながら海苔でご飯を包むように、お箸で巻いて食べようとしていた。
彼も以前は同じようにしていたらしいのだけど、これまた同様にパキッとなってイラッとしていたという。
そこで彼は考えたらしく…
海苔が割れる理由は硬いから。
ということは、ちょっと柔らかくなると割れない…そしてこちらに都合がいい。
でも海苔の全体をしんなりはさせたくない…となると?
そこで、お茶碗のカーブを利用してご飯とお茶碗の間に海苔の端を滑り込ませる方法。
お箸の一方をその海苔の場所に、もう一方を反対側のご飯の上の海苔の端に置き、そこからお箸を近づけていくと…あら不思議、海苔も割れることなくご飯をクルッと巻いて食べることができるというのだ。
まさか、隣でそんなことを考えたり実践している人がいたとは…
いつだって変化させることができるのは自分の方なのだ…
なんてことを思い出すと「割れた海苔でもイラッとせずに食べれるようになる」なんてことかと思ってしまい、そこでまたイラっとするなんてことをやってしまうけれど…違うのだ。
海苔もご飯もいつもと変わらない。
なんならお箸を使う能力も昨日のわたしとほぼ変わらない。
でも「目のつけどころ」を変えると…こんなにストレスフリーな海苔事情に早変わりしちゃったりする。
ストレスの眺め方を変える…
立春にはもってこいの視点の移動、自分で起こす変化。
ここからの暮らしにグイグイと使っていきたいもんだ…なんて思いながら海苔巻きご飯を食べた朝だったのでした。
