🕊️「母には何を言っても大丈夫」 たった一つの安心感が息子の人生を変えた話

昨日の職場での1on1での
お話を共有させてください。

50代の女性社員のタンポポさん。

去年、プライベートで大変な時期があって、
相談に乗っていました。

違うチームに行っていたため、
1on1をするのは久しぶりです



去年、タンポポさんは夫と離婚をしました。

夫の実家に住んでいましたが、
離婚をきっかけに追い出されそうに
なっていました。

いきなり追い出されても、
子供もいますし、
住む場所を探す必要もあります。

タンポポさんの相談を受け、
社内の弁護士にも一緒に相談をしました。

結局、元夫の家を出ることになり、
タンポポさんは自身の実家へ。


でも、不登校の高校生の息子さんは
「一緒に行きたくない」と言って、
一人暮らしをすることになりました。

胸がギュッと締めつけられるような
状況でした。



タンポポさんは、息子さんの対応に
ずっと手を焼いていたと言います。

  • 何を考えているのかわからない。

  • 何もしようとしない。

  • 何を言っても聞いてくれない。

不安と焦りと怒りが
押し寄せてくる毎日だったそうです。


そんな中で、タンポポさんは、
親子カウンセリングに通い始めました。

そこで言われた言葉が、
彼女の人生を静かに変えていきました。



カウンセラーの言葉。

「タンポポさんは、
息子さんを受け入れていない。
自分の思い通りにしようとしている。
だから息子さんは反発しているんです。」

タンポポさんは、
最初は半信半疑だったそうです。

そして何より、
「過去の自分の関わり方が悪かった」

その事実を認めるのが苦しかったと言います。


でも、それ以上に、
悩み苦しんでいる息子さんを見て、

「自分が変わるしかない」

そう決心したと話してくれました。



息子さんは当時、高校3年生。
卒業ができず、留年が決まりました。

タンポポさんが朝に迎えに行っても
学校に行けない。

前日は行くと言っていたのに、
当日になって「行かない」と言い出す。

タンポポさんは、
つい強い口調になった日もあったと言います。


それでも彼女は少しずつ、
「責める言葉」を手放しました。

言いたい気持ちを飲み込み、
ただそばにいることを選んだのです。



すると少しずつ、
息子さんに変化が出てきました。

学校にはまだ行けません。

でもそのかわり、夕方のコンビニで
品出しのバイトを始めたのです。

息子さんは、
母以外の人と話すことが苦手でした。

品出しをしていれば、お客さんから
話しかけられることもあります。

そんな時でもなんとか対応し、
少しずつ乗り越えていきました。

小さな行動の積み重ねが、
確かな "前進”になっていました。



そして昨日。
約半年ぶりの1on1でした。

私は開口一番、
息子さんの近況を聞きました。

すると…
「この前、英検準1級に……
合格したんです」


「ぇ゛えぇ!?」

思わず変な声が出ました。

「ちょっと何言ってるか分からない」
と本気で思いました。



息子さんはもともと
英語が好きだったそうです。

でも、準1級というのは、
好きだけでは到底届かないレベルです。

私は、準1級がどれだけすごいことか、
それをタンポポさんに説明しました。

でもタンポポさんが
うれしそうに話してくれたのは、

  • 息子は、睡眠障害で朝起きられなかったのに、試験に向けて、生活リズムを整えようとしていた。

  • 人と話すのが苦手なのに、はじめての人との面談を最後までやり切った。

  • 学校に着くと気分が悪くなってしまっていたのに、試験会場に自分の足で向かって、教室に入れた。

そういったことばかりでした。

「心から息子さんを愛する母親の言葉だな」
と思いました。



最近は息子さんから、
海外のオンライン大学への
進学の話も出てきているそうです。

「未来の話なんて、
今まで一度もしてくれなかったのに……」
と、かみしめるように言っていました。

タンポポさんの幸せそうな表情が
私も本当に嬉しかったです。



私は彼女に尋ねました。
「何が良かったんだと思いますか?」

タンポポさんは
少し間をあけてから言いました。
「私の関わり方が変わったんだと思います。
昔は一方的な干渉ばかりでした。
今は息子に、"母には何を言っても大丈夫”と安心してもらっているからだと思います。」



“何を言っても大丈夫という安心感”。
その言葉が胸に刺さりました。

私は今、子どもたちに
同じ安心感を渡せているだろうか。

私は行動や成長の大切さを
つい前のめりに伝えてしまうタイプです。

もちろんそれらも大切。
人生を前に進める力になると信じています。

でも―
受け取る余裕がないときに
その言葉を投げられたら、
子どもはどれだけ苦しくなるだろう。

昨日の話は、
私の胸をそっと揺らしました。



「親が、ありのままの自分を許容してくれる」

子どもがそう思えることは、
何にもまして大切です。


私も、
“子どもたちが心安らぐ場所” でありたい。

そんな父であろうと、
静かに、強く決意した日でした。

今日も、ワクワクしていきましょう!!💪

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