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【南アルプス深南部】クロテ山・亀ノ甲山|大嵐駅起点23.1km縦走・急登と細尾根の連続ルート

静かな稜線を歩く時間が好きです。

今回歩いたのは、水窪の深南部。
大嵐駅から入り、石仏山を経て、夏焼山〜クロテ山〜ボンガ塚〜池の平〜亀ノ甲山へ。

急登と細尾根が続く、
「水窪らしいルート」をつないだ一日でした。


はじめに

このルートは、南アルプス深南部・水窪エリアにある静かな縦走路です。

整備された登山道とは違い、
急登・痩せ尾根・不明瞭区間が連続し、常に判断が求められます。

この記事では

・大嵐駅からの縦走ルートの実態
・迷いやすいポイント
・体感した難しさと判断ポイント

をまとめています。

深南部の山を歩いてみたい方、
水窪のルートに興味がある方の参考になればと思います。


山行概要

山名:クロテ山・亀ノ甲山・覗山 ほか
山域:南アルプス深南部(水窪エリア)
日付:2026年3月20日
天候:晴れ

コース
大嵐駅 → 石仏山 → 夏焼山 → 覗山 → クロテ山 → ボンガ塚 → 池の平 → 亀ノ甲山 → 池の平峠 → 下山

距離:23.1km
累積標高:約2,200m
行動時間:約8時間23分

体力度:★★★★☆(健脚向け)
※標準CTの約170〜190%ペース


コース全体図

大嵐駅を起点に、石仏山を経て
夏焼山〜クロテ山〜ボンガ塚〜池の平〜亀ノ甲山へとつなぐ縦走ルート。


この山を選んだ理由

水窪の山を、線でつなぐように歩いています。

その中で、この区間は以前から気になっていたルートでした。

・天候が安定していたこと
・季節的に歩きやすくなってきたこと
・残っていたミサ百をつなげられること

条件が揃い、今回歩くことにしました。


コースの様子と感想

■ 大嵐駅〜石仏山

スタートは大嵐駅。
石仏山の取り付きは民家裏からで分かりにくく、最初の判断ポイント。

山頂は明確なピークではなく斜面途中のため、
そのまま通過してしまいやすい場所でした。

大嵐駅

■ 夏焼山〜クロテ山

ここから一気に水窪らしさが出てきます。

・痩せ尾根
・急斜面
・足場の悪さ

気を抜くとバランスを崩しそうな区間が続き、
常に足の置き場を考えながら進みました。

クロテ山の登りも直登気味で、
ペース配分を誤ると消耗が大きい印象です。

痩せ尾根

■ クロテ山〜ボンガ塚(核心部)

このルートの核心。

痩せ尾根と急登が連続し、
「落ちたら危ない」と感じる箇所もありました。

精神的にも集中が必要で、
スピードよりも安定を優先して通過。

「落ちたら危ない」と感じる箇所

■ ボンガ塚〜池の平

稜線を外れて池の平へ向かう区間は不明瞭。

マークもほぼなく、
「どこで外すか」の判断が必要でした。

池の平は広い地形で、
標識探しで方向を見失いやすい場所です。

池の平

■ 池の平〜亀ノ甲山〜下山

亀ノ甲山へは直登ルートを選択。
最後に効く急登でした。

池の平峠からは道が明瞭になり、
それまでの緊張が一気に抜ける区間。

長い一日を締めくくる、安心できる下山路でした。

池の平(登山口)

コース状況・注意点

・石仏山取り付き
→ 民家裏からで不明瞭、踏み跡確認必須

・石仏山山頂
→ 斜面途中で分かりにくい

・夏焼山〜クロテ山
→ 痩せ尾根+急斜面でバランス注意

・クロテ山〜ボンガ塚
→ 核心部、危険を感じる箇所あり

・ボンガ塚〜池の平分岐
→ マークほぼなし、不明瞭

・池の平
→ 広く方向を見失いやすい

・池の平〜亀ノ甲山
→ 直登はかなり急

※2026年3月時点


振り返り

水窪の山は、標高では測れない難しさがあります。

急登や痩せ尾根の連続の中で、
自分で判断しながら進む感覚。

その積み重ねが、
経験として残る山行だと感じました。

今回のルートも、一人で歩くには少し不安が残る内容でしたが、
無事に最後までつなぐことができました。

またひとつ、線がつながった感覚があります。


おわりに

静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。

派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

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