【南アルプス深南部】光岳〜信濃俣周回|43.9km・累積4300m・深南部の空白を繋ぐ2日
どこから見ても遠い山があります。
それが
信濃俣。
今回歩いたのは、
光岳 からその信濃俣を繋ぐ周回ルート。
整備された登山道の先にある、
倒木と藪の世界。
簡単には進めないからこそ、
歩いた線がそのまま実感として残る山行でした。
はじめに
南アルプス深南部に位置する光岳と信濃俣。
どちらもアクセスが悪く、「遠い山」として知られています。
今回は、畑薙から茶臼岳を経由し、光岳へ。
そこからさらに奥へ進み、信濃俣を繋ぐ周回ルートを歩きました。
この記事では
・光岳〜信濃俣のルート状況
・倒木・藪区間の実際の難易度
・深南部らしい地形と歩き方
をまとめています。
深南部の縦走や、
静かな山を歩きたい方の参考になればと思います。
山行概要
山名:茶臼岳・光岳・信濃俣・大根沢山 ほか
山域:南アルプス深南部
日付:2024年10月12日(土)〜13日(日)
天候:1日目:快晴のちガス / 2日目:快晴
▼ コース
1日目:沼平駐車場 → 茶臼岳 → 易老岳 → 光岳 → 百俣沢の頭(テン泊)
2日目:百俣沢の頭 → 信濃俣 → 大根沢山 → 田代沢の頭 → 白樺荘
総距離:43.9km
総累積標高:上り 4,324m / 下り 4,396m
行動時間:2日間(約23時間)
体力度目安:★★★★★(ロング縦走経験者向け)
コース全体図

畑薙を起点に、光岳から信濃俣を経て大根沢山へ抜ける周回ルート
この山を選んだ理由
静岡の山を線で繋ぐように歩く中で、
ずっと気になっていたのが信濃俣でした。
地図で見ると、どのルートからも遠い。
それでも、光岳まで繋げれば届く位置にある。
「点」ではなく「線」で繋ぐ。
その一歩として、このルートを選びました。
コースの様子と感想
▶ 畑薙〜茶臼小屋
スタート直後から急登。
標高を一気に上げる区間で、体力の消耗が大きいです。
水場は限られているため、
茶臼小屋での補給が重要になります。
👉 前半で無理をすると後半に響く区間

▶ 茶臼岳〜光岳
茶臼岳 を越えると視界が開け、
稜線歩きに変わります。
易老岳 までは比較的歩きやすく、
この区間は体力的にも余裕がありました。
ただし距離が長く、
じわじわと疲労が蓄積していきます。

▶ 光岳〜百俣沢の頭
光岳 から先は一気に雰囲気が変わります。
・踏み跡が薄い
・藪が出てくる
・ルートが分かりにくい箇所あり
このあたりから、
「深南部に入った」という感覚になります。
テントは百俣沢の頭付近で設営。
適地は限られますが、確保は可能でした。

▶ 百俣沢の頭〜信濃俣
朝から急登。
体力的に一番きつく感じた区間でした。
それでも登り切ると
信濃俣 に到達。
遠かった山が、ようやく繋がった瞬間でした。

▶ 信濃俣〜大根沢山〜下山
アップダウンと急登・急下降が続きます。
特に
・分岐が分かりにくい箇所
・踏み跡が不明瞭な区間
は注意が必要です。
疲労が溜まった状態でのルート判断になるため、
最後まで気が抜けませんでした。

コース状況・注意点
・光岳以降は一般登山道ではない区間あり
・百俣沢の頭〜信濃俣は倒木・藪が多い
・ルート不明瞭箇所あり(特に尾根分岐)
・田代沢の頭付近で進行方向ミスに注意
👉 「踏み跡を追う」より
「地形で判断する」場面が多いルート
装備としては
・GPS必須
・長袖(藪対策)
・余裕のある行動計画
が必要になります。
※2024年10月時点
振り返り
遠いと思っていた山も、
歩いてみると一本の線になる。
光岳から信濃俣へ。
地図の上で見ていた距離が、
そのまま実感として残る山行でした。
深南部は簡単な場所ではありませんが、
その分、歩いた記憶が濃く残ります。
また別のルートで、
この続きを繋いでみたいと思います。
おわりに
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。
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