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【神奈川・静岡】箱根外輪山51.3km一周|過去最長で限界…それでも歩き切ったガイリーン

静かな稜線を長く歩くのが好きです。

少し長い距離を、ゆっくりと。
箱根外輪山 を一周してみたい、そんな気持ちから歩き始めました。

きつさもあったけれど、それ以上に心に残る景色と時間がありました。

距離51.3km、累積標高3682m。
箱根らしいスケールのロング周回でした。

実際に歩いたルート状況、注意点、展望をまとめます。


はじめに

箱根外輪山は、箱根カルデラを囲むように連なる長大な稜線です。
「ガイリーン」とも呼ばれ、ロングトレイルとして知られています。

今回は、関東南に低気圧が入る予報。
展望は期待しづらい状況でしたが、それでも歩きたい気持ちが勝ち、このタイミングでの挑戦となりました。

結果としては、過去最長の距離。
後半は失速しながらも、なんとか一周。

この記事では、

・コース全体の流れ
・ペース配分と補給の実際
・注意点と判断ポイント

を中心にまとめています。

ロング(40km以上)に挑戦したい方、
箱根外輪山を一周で歩いてみたい方の参考になれば嬉しいです。

静岡のロングコースは他にもまとめています
▶︎「静岡県のハイキング|ロングコース編」


山行概要

山名:箱根外輪山
山域:神奈川・静岡
日付:2023年1月21日
天候:曇りベース(低気圧の影響あり)
コース:箱根峠〜箱根湯本〜明神ヶ岳〜金時山〜三国山〜箱根峠(周回)

距離:51.3km
累積標高:3682m
行動時間:13時間35分

体力度:★★★★★(ロング経験者向け・最上級)
標準CT:25:57 → 約190〜210%ペース


コース全体図

箱根峠発着で外輪山を一周。箱根湯本〜金時山〜三国山をつなぐ51kmロング周回。


この山を選んだ理由

静岡の山を線でつなぐように歩く中で、
この「外輪を一周する」というルートは、ずっと気になっていました。

天気は決して良い条件ではありませんでしたが、
「今行くか、また先延ばしにするか」

その判断の中で、今回は進む選択。

結果よりも、
その時の判断を積み重ねることを大切にしています。

静岡のロングコースは他にもまとめています
▶︎「静岡県のハイキング|ロングコース編」


コースの様子と感想

▶ 登山口〜箱根湯本(前半:貯金区間)

スタートは暗い時間の箱根峠。
序盤から畑引山や屏風山を拾いに行ったことで、想定以上に消耗。

特に屏風山の急登は強烈で、
「序盤で無理をしない」という基本の大切さを再認識しました。

その後は湯坂路へ。
石畳や木の根でやや歩きづらいものの、全体としては下り基調。

ここでしっかり“貯金”を作れるかがポイントです。

箱根湯本まではほぼ計画通り。
日の出とともに、行動のリズムが整ってきました。

暗い中を歩く

▶ 箱根湯本〜明神ヶ岳〜金時山(中盤:核心区間)

箱根湯本からは登り返しが続きます。

塔ノ峰〜明星ヶ岳までは、
以前より踏み跡が明瞭になっており、ルートは追いやすい印象。

この区間で重要なのは補給。

・明星ヶ岳での食事
・ペプチエイドなどの補助補給

など、早めのエネルギー投入が後半に効いてきます。

明神ヶ岳〜金時山にかけては泥濘区間あり。
滑りやすく、無駄に体力を消耗しやすいポイントです。

金時山到着はほぼ計画通り。
ここまでで全体の約2/3。

しっかり補給して後半へ。

金時山と富士山

▶ 金時山〜三国山〜箱根峠(後半:耐久区間)

金時山以降は、
距離以上に「精神的な長さ」を感じる区間。

芦ノ湖が見え始めると、
ゴールが近いようで遠い感覚になります。

丸岳〜三国山周辺は、
アップダウンが地味に続き、疲労が蓄積。

このあたりから

・空腹の間隔が短くなる
・ペースが落ちる

といった変化が出てきました。

「感じたらすぐ食べる」

この判断がかなり重要です。

終盤は日没との勝負。
結果として暗くなる中での下山となりました。

これから歩く稜線が続く

コース状況・注意点

・畑引山〜屏風山
 → 序盤から急登。無理にピークを拾うと消耗大

・湯坂路
 → 石畳・木の根で滑りやすい

・明神ヶ岳〜金時山
 → 泥濘区間あり。滑りに注意

・丸岳〜三国山
 → 距離以上に長く感じる精神的核心

・全体
 → 補給タイミングが非常に重要
 → 日没リスクあり(冬季は特に)

※2023年1月時点


振り返り

長い一日でした。

正直、後半は余裕がなく、
ただ一歩ずつ進むだけの時間も多かったと思います。

それでも、歩き終えたあとに残るのは、
「やりきった」という感覚。

静岡の山を線でつなぎながら、
こうした長いルートも一つずつ重ねていきたい。

静岡の山や南アルプスを中心に、
長く歩ける静かなルートをこれからも記録していきます。


おわりに

その山の雰囲気が、少しでも伝わっていたら嬉しいです。

静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。

派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

これまでの山行記録はこちら
▶ マガジン「一座ずつ、山行記録」

静岡で歩けるロングコースをまとめています
▶︎「静岡県のハイキング|ロングコース編」

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次は、また別の山の記録で。

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