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【南アルプス】主稜線を2日で周回|赤石岳〜聖岳 65km・累積6400mの縦走記録

南アルプスの主稜線を、
2日間でどこまで歩けるのか。

赤石岳から聖岳へ。
百名山をつなぐ長い稜線を、静かな夏空の下で歩いてきました。

距離65km、累積標高6400m。
数字だけ見ればハードですが、そこには南アルプスらしい穏やかな時間が流れていました。


はじめに

久しぶりに週末の天気が安定しそうな予報。
前回は仕事の都合で断念しましたが、今回は思い切って有給を取りました。

家族には少しわがままを言って、金土日で3日間を確保。
実際の計画は 1泊2日+予備1日 です。

何度歩いても良い場所。
そしてこの天気予報なら、行くしかない。

今回は南アルプスの主稜線、
赤石岳〜聖岳の周回ルートを歩いてきました。


山行概要

山名:赤石岳・大沢岳・中盛丸山・兎岳・聖岳・奥聖岳
山域:南アルプス南部(赤石山脈主稜線)
日付:2021年8月27日〜28日(1泊2日)
天候:両日晴れ

コース
 1日目:沼平駐車場 → 茶臼岳登山口 → 青薙山登山口 → 聖沢登山口 → 赤石小屋 → 富士見平 → 赤石岳 → 百間平 → 百間洞山の家(泊)

 2日目:百間洞山の家 → 大沢岳 → 中盛丸山 → 小兎岳 → 兎岳 → 聖岳 → 奥聖岳 → 小聖岳 → 聖平小屋 → 聖沢登山口 → 茶臼岳登山口 → 沼平駐車場

距離:64.9km
累積標高:6408m
行動時間:約25時間

体力度:★★★★★
(南アルプス主稜線の長距離周回・健脚者向け)


コース全体図

畑薙から南アルプスの主稜線をたどる、長い周回ルートです。


周回方向の判断

この周回は 右回り・左回りどちらも可能

累積標高や距離はほぼ同じですが、
今回は 左回り(赤石岳 → 聖岳) を選択しました。

理由は2つ。

①疲れている時間帯を考慮

1日目の終盤に歩く稜線を考えた時、
赤石岳〜百間平は比較的歩きやすい。

体力が落ちている時間帯でも
無理なく歩けると考えました。

②宿泊ポイント

テントを張るなら
百間洞山の家周辺が良さそうだったこと。

結果として
この判断は正解だったと思います。

※もし 2泊3日なら右回りの方が良いかも


1日目|赤石岳へ

スタートは暗い時間。

林道と樹林帯をひたすら登り、
ようやく赤石小屋で視界が開けます。

そこで目に飛び込んできたのが
聖岳の姿

ここからの景色で
一気にモチベーションが上がりました。

聖岳、兎岳、小兎岳、中盛丸山、大沢岳

富士見平からの展望

富士見平からは

富士山
白峰南嶺
笊ヶ岳

南アルプス南部の展望が広がります。

ここから赤石岳まで
最後の登りがなかなか厳しい。

赤石岳

赤石岳

稜線に出ると
荒川三山の景色が広がります。

ただこの日は少しバテ気味。

本当は
この日のうちに大沢岳まで進むことも考えていましたが、

無理せず
百間洞山の家までに変更

結果として
これも正解でした。

赤石岳山頂

百間平

名前の通り本当に平ら。

南アルプスとは思えない
穏やかな稜線です。

このあたりの雰囲気は
塩見岳〜蝙蝠岳の稜線を思い出しました。

百間平

百間洞山の家

この日は小屋泊。

なんと
宿泊は2人だけ

テントを持ってきていましたが
広々と小屋を使わせてもらいました。

百間洞山の家

2日目|南アルプス主稜線

早朝スタート。

最初に待っているのは
大沢岳への急登

ここが想像以上にきつい。

ペースが上がらず
この時点では

「もう1泊かな…」

と弱気になるほどでした。

聖岳が大きい

朝焼けの南アルプス

大沢岳に向かう途中、
荒川三山が朝焼けに染まります。

赤石岳のシルエットの横から
太陽が昇る瞬間。

この時間だけでも
来た価値がありました。

赤石岳の肩より日の出

稜線歩きの楽しさ

大沢岳、中盛丸山、小兎岳、兎岳

この区間は
小さなアップダウンの連続。

ピークに立つたびに
次のピークが見える。

南アルプスらしい
ゆったりとした稜線歩きが続きます。

兎岳が大きい

雷鳥との出会い

しらびそ峠分岐付近で
雷鳥にも遭遇。

静かな南アルプスの朝に
ぴったりの時間でした。

雷鳥

聖岳

兎岳から見える
聖岳への稜線。

ポコポコと続くピークを越えながら
少しずつ近づいていきます。

そして

3つ目のピークを越えたところで
ついに山頂が見える。

この瞬間は本当に嬉しい。

聖岳への登り

聖岳山頂

ようやく到着。

「来てよかった」

素直にそう思える景色でした。

ここから見えるのは

富士山
笊ヶ岳
七面山
光岳
上河内岳
茶臼岳

南アルプス南部の山々が
ぐるっと見渡せます。

聖岳山頂

下山

聖岳から小聖岳へ下り
聖平小屋へ。

ここで昼食を取り
長い下山に備えます。

この時点で

12時リミット

もし遅ければ
もう1泊も考えていました。

しかし時間的に
そのまま下山できそう。

聖沢へ下ります

聖沢ルート

聖沢のルートは

巻き道
荒れた箇所
不明瞭な踏み跡

など
少し気を使う場所が多いです。

荒れている区間

ゴール

聖沢を下り
林道へ。

デポしていた自転車で
沼平へ戻りゴール。

2日間
本当に充実した山行でした。

東俣林道を沼平へ

歩いてみて感じたこと

この周回は

・距離
・累積標高
・稜線アップダウン

すべてがバランスよく揃っています。

南アルプスらしい
静かで奥深い縦走

何度でも歩きたくなるルートでした。


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今回のルートも含め、二泊以上で味わう静かな稜線と大縦走を紹介しています。

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まとめ

南アルプスの主稜線は、
派手な岩場があるわけではありません。

けれど

静かな稜線
長く続く縦走路
広がる山の景色

そのすべてが
南アルプスらしい魅力だと思います。

また歩きたくなる稜線でした。


おわりに

静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。

派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

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