気張らんでもなるよ
短くて聴き覚えがある曲は、どんな人が聴いても楽しめますよね。
いつでもどこでも弾いてと言われたらすぐ弾けるレパートリーを増やそうと、この夏は小品をたくさん弾いていこうと思っています。
今日はその中の一曲、ディズニーのピノキオでお馴染みの「星に願いを」を弾いていました。
静かな夜にぴったりな、懐かしくて優しいメロディー。
子供の頃から好きです。
この曲の魅力はなんといってもシンプルで美しいメロディーライン。
誰でも弾けるからこそ、音色が人によって違うのがすごくわかります。
今日はヴィブラートを中心に練習していました。
バイオリンを再び弾き始めて、できなくなっていて愕然としたことは、音程を聴き取る耳の感覚、左の指の動き、右手のテクニックなどなどいろいろ(全部よー)、中でも本当にやばいと思ったのが左手でかけるヴィブラートです。
なんか変だよ??
問題はいくつかありました。
中でも致命的だったのが、基本的な筋力がなくなっていたことでした。特に小指。
ヴィブラートの基本練習で、まず弦を押さえてそのまま指を伸縮させる動きをするのですが、関節が丸みを保てずペタンと潰れてしまうし、動きもぎこちなく思うようにいかない。
普段の生活で使わない筋肉は落ちていくんですよね。 うわーと悲しい気持ちになりましたが、そこはしょうがない。
この2ヶ月は気づいた時に、トントンと指で机を叩いたり、伸び縮みさせたりして指筋トレしてました。
長いものがあれば持って、えっさほいさとヴィブラートの練習。
昔、電車の手すりを掴んで友達と練習したなあなんて思い出しながら。
そして最近はやっと少し指が強くなって、ヴィブラートの形がそれらしく戻ってきました。
それでもまだ違和感はなくならない。
なんだろうと考えながら弾いていて、一つ気が付いたのが、
圧力のかけすぎ
でした!
美しい音を出そうとするあまり、一生懸命押さえすぎていたんです。
腕をつかんだらあざができるくらい。
そりゃ、ヴィブラートの指も動きにくい。
そんなに頑張らなくてもいいんですよね。
左手の力をふっと抜いたら、全身もほっとして、音も響くようになりました。
そうだ!これこれ!
ホントにね、この力を抜くということの大切さはバイオリンに限ったことではないですね。
スキーでもスケートでも、力を入れていたら余計に転ぶ。
次の日は大事な試験なんだと気張ると、眠れなくて次の日不調。
日々の失敗は結構な割合でこの気張りすぎが占めてるんじゃないかしらと思うほど、私は気張ってきたなと思うのです。
子育てもそうだったな。
焦らないで、もっと力を抜いて子供の成長を見守ればよかったな、なんて。
でも、こうして今腹落ちするまでそれが分かるようになって、よかったです。
本当に美しい音楽がどうやって奏でられるか、昔より分かるかもしれんな。
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