空に駆け上がる 小さな4つのあしあと ~あの子に見えた、白い雲~
ユニが写真になってしまった…。
私は、あまり人前で泣きません。
しっかりしている”フリ"をするのが得意で、カッコつけています。
そんな私を、眼球が干からびるほど泣かせてくれたユニは、本当に悪い子だ。
苦しいから、そして泣きたくないから、翌日もパートに行っていました。
仕事中も、涙が出るに決まっている「犬」「ペット」というワードに絶対触れないよう、誰と話しても自分から「昨日、あのドラマ良かったねー」みたいな話題に終始していました。
帰れば、火葬前の物言わぬユニが横たわっている。
二度と会えなくなるあの子の身体がそこにある。
今まで、「ワンワン!」と吠えて尾を振り玄関まで迎えに来た子です。
闇落ちしたのか?私
どうしても直視できなかったのが、ユニの食器でした。
食いしん坊のユニは、いつも自分の食卓の前でよだれを垂らしながらお座りをしていました。わざとじらすとマジ切れをして、唸っていたな。
形見なんですよ…なのに捨てました。
次にリードも。ユニの毛が少し残っている赤いリード。
飲みきれなかった薬、
通院の時にくるんだフリース、
オムツ、洋服、フードを砕くミキサーまで捨てました。
それはまさに鬼の所業に違いない。だって、ユニが旅立ってすぐ取り憑かれたように捨ててしまったんですから。
仕事帰りの道は、よくユニを散歩させたルートだったので、わざと迂回して帰宅したり、「ユニちゃんは?」と聞かれるのがいやで、近所の人と会わないように買い物も遅い時間に行ってました。
「ユニは死んだんです」と口に出すのが怖かったんです。
自分は今、二つの顔で生きているんだなと自覚しました。これが当時は一番楽だった。
泣くのはお風呂の中と決めていました。夫もきっとそうだったと思います。
ペットロスの方々の記事をSNSで目にして

ペットロスの方々の記事をSNSで目にして
帰るはずのないユニのことばかり思っている自分と、
「もう大丈夫よ~」と強い子ぶりっ子している大噓つきの自分。
自分流のやり過ごし方に疲れてはいたものの、慣れてくるものです。
私は活字を読むのが好きです。
でも、しばらくは本も読む気になれず、スマホもニュースを読む程度でした。
夜中にSNSをたまたま見ていて、そこにユニとよく似た子を見つけました。
亡くなってしまったワンちゃんの記事でした。
同じようにペットをなくしたママさんやパパさんの記事を読み漁り、読者としてお邪魔してコメントする、コメントが返ってくる…これが闇に落ちかけた私を引き上げてくれた「たくさんの手」でした。
長くなりました。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました(●'◡'●)(❁´◡`❁)
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