5.25〜31日記
5.25月
7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲みながら日記を更新。洗濯回して干して、10時過ぎにおうちを出て、郵便局で北村直販の発送してから海辺のレストランへ出勤。月曜日なのでさすがに土日ほどの忙しさはなくて、みんなでたのしく働き今日は16時くらいに上がって、海の方へ遊びにいった。誰もいない静かな浜辺で、小さく寄せては返す波を見ながらぼんやりするのが最近気に入っている。砂浜に透明でぷるぷるのゼリーみたいな綺麗なまるい塊がいくつも落ちてて、たぶんクラゲの死体。浜辺を引き上げて、お気に入りのベンチのところで涼みながら読書してたら、ニャ〜という声が聞こえてきて、振り向くとハナコがいた。ポケットに潜ませていたちゅーるをあげてしばし戯れる。

可愛いハナコ。夕方帰って、夜はアマプラで『水のないプール』をみた。名作とされてるけど実は初見だった。内田裕也が若い。
5.26火
5時に目が覚めて、朝のルーティンをしてコーヒー飲んでモーニングページを書いてゆで卵作って会社へ出勤。今日はひたすら資料をコピーしてファイリングの作業。こういう脳死でできる単純作業は好き。会社はもうクーラーがついていた。家はまだつけてないけど、我が家はめちゃくちゃ西陽が入る家なので、夕方帰るとかなり部屋が暑くなっている。夜は書きかけの小説の原稿とにらめっこ。続きを書き始めたはいいがなかなか筆が進まず滞っている。小説は乗ってくると勝手に手が動いてもりもり書けるけど、乗ってくるまでがしんどい。まあなんでもそうか。
5.27水
6時に起きる。今日は雨で海辺のレストランはおやすみ。久しぶりにおうちでモーニングごっこをする。

扇風機も出した。可愛いけど壊れててスイッチは一段階しかつきません。水曜日だし映画でも見にいこうと、カッパを着て原付でガーデンパークの映画館へ。予告編見てずっと気になっていたマーシャ・シリンスキ監督『落下音』という作品を見た。
映像のタッチとか音楽とか、すごく好みのテイストではあるのだけど、すごくわかりにくい映画で、しかも長くて155分もあるのでところどころうとうとしてしまったけど、映画館でうとうとするのも好きなので決して退屈だったわけではないです。4人の(4時代の)少女たちは、田舎ではあるけどメイドさんが何人もいるような裕福な家庭で過ごしていて、何不自由なく楽しく暮らしているあどけない少女なのに何故か死ぬことをすごく考えていて、それもメンヘラみたいな感じで死にたがるとかではなくて、「死ぬってなに?」的な哲学的な煩悶をしていて、なんでそんな発想なるんやろって思ってたら、どうやらこの時代、というかこの地域の風習なのか、人が死んだら死体に綺麗な洋服を着せてお化粧して、瞼を縫って無理やり目を開かせて、さも生きてるかのように座らせてみんなで家族写真を撮る、という謎の儀式をしてるかららしい。ホラー映画と書かれてたけど、すごくわかりにくくて簡単には怖がらせてもらえない不思議な映画だった。ちょうど終わったタイミングで時間が合ったので、佐藤二朗原作脚本主演の『名無し』も続けて鑑賞。
こっちはめちゃくちゃわかりやすい映画で、佐藤二朗さん演じる山田太郎は異能の右手を持っており、触ったものを朽ち果てさせる力がある。そのせいで、誰とも手をつなげず、誰とも繋がれない、社会からも隔絶され圧倒的な孤独の中で生きている、ということを描きたかったんだろうけど、色々ツッコミどころ満載だった。『爆弾』の佐藤二朗さんはめちゃくちゃ喋るけど、こっちの佐藤二朗さんはほぼ喋らない、喋れない設定で、喋れない人がなんとか振り絞った心の叫びみたいなんが何回か出るんだけど、すごいカスッカスの声でゆっくりテンポで喋る感じがわざとらしくって冷めてしまったな〜。久しぶりに映画館で2本立てして、よき休日だった。夜、東京の元同僚の同い年のハンサムボーイから半年ぶりにLINEが来て、銀行残高が39円になったから見てってスクショが送られてきて、相変わらず元気そうだった。
5.28木
6時に起きたら、今日もお天気微妙なのでと海辺のレストランは出勤しなくてよくなったので、二度寝しようと思ったけど寝れそうになかったので、そのまま起きる。朝のルーティンをして、北村直販の梱包作業をして郵便局へ。その後、和歌山でいちばんお気に入りの喫茶店山さんへ。

すっかり常連ヅラ、というわけではないけれど、ママさんがやさしく迎えてくれておしゃべりしてくださるので、最近は居合わせた他のお客さんともおしゃべりさせてもらっていて、今日はママさんの小学校時代の同級生というおじさんと、その友達とおしゃべり。こんなに可愛い喫茶店なのに、常連さんはなかなかパンチの効いたキャラクターのおじさんたちが多く(たぶんみんなママさんのファン)、今日もなかなかにハードコアなエピソードをお聞きした。原付でちょっと走って、午後から太田というところにある美容院へ。今日の今日で予約できるところを探したので、あんまり期待はしてなかったけど、とりあえず要望通りに切ってもらえたのでよしとしましょう。初めての場所に原付で行くの、土地勘もないし免許とりたてなので引っ越してきた当初は毎日ドキドキだったけど、最近はむしろ楽しく感じてきています。季節的にも風を切って走るのが気持ちいい。まあ所詮原付なので30キロですが。帰って、夜はパソコン開いて小説とにらめっこ。ちょっと進んだ。
5.29金
5時に目が覚めてしまう。どんどん起きる時間が早くなっていっている。朝のルーティンして洗濯回して干して、水回りの掃除やらして、9時から会社。夕方退勤して、7月のライブの件で本町文化堂さんへ。ちょこっと打ち合わせして、お花買って帰ろうと思ってぶらくり丁を抜けて業務スーパーの方へ行ってたら、HOMEという洋服屋さんの前でKさんとばったり遭遇。どうやらKさんはここのお店の方たちと仲良しらしく、店の前のベンチでみんなで一服しながらワイワイしていたらしく、店員さんたちを紹介してくれてワイワイに混ぜてもらった。店主さんにいきなり体重をほぼ当てられてびっくりしたけど、洋服屋さんは体型を見るのが仕事やから職業病ならしい。身長は151センチって言ってるのに誰にも信じてもらえなくて、150ないやろって言われて、最終的にメジャーで測られました(靴込みで155センチあった!)。店主さんも店員さんもみんな腕ムキムキで、それもそのはず、入り口に懸垂バーがあって、久しぶりにぶら下がったけど全く身体持ち上がらず笑われた。メンズのかっちょ良い系の洋服屋さんなのでわたしが着れるものは売ってなかったけど、オリジナルのお香も売っていて、匂ってみたらめっちゃいい匂いやったので買わせてもらった。月に一回お花屋さんが出張してきてPOPUPやってるらしいので、今度お花買いに来よう。帰って、夜は家で読書。樋口毅宏さんの『アクシデント・レポート』
広辞苑ぐらい分厚くして、しかも二段組なのでめちゃくちゃ長い小説。1995年にジャンボ機が墜落して、その関係者たちのインタビュー集、みたいな作りのフィクションなんやけど、樋口毅宏さんなので、村上春樹の『アフターダーク』みたいに進むわけはなくて、被害者も悪人だらけで性格も口も素行も悪くておもしろい。しかも生存者だけじゃなく、死者にもしれっとインタビューしてて、これどういうこと?ってなる。時事的なニュースもちょいちょい挟まり、明らかに松ちゃんとしか思えない芸人が失墜していく模様が登場し、これが刊行されたの10年前やのになんで書けたんや?安倍さん射殺前に『中野正彦の昭和九十二年』で書いてしまっていて発売即回収になったこともあるので、樋口毅宏さんは本当に予知能力があるんだと思う。
5.30土
4時半に目が覚めてしまい、そこから寝られず。朝のルーティンして、コーヒー飲みながら日記を書いたりのんびり過ごし、10時過ぎにおうちを出て海辺のレストランへ出勤。新しくメダカと太っちょ金魚を飼い始めていた。


あとこの目玉付きのジャガイモみたいな謎の植物が仲間入りしてて爆笑。なんですかこれ。ジャガイモではなくて、頭から髪の毛みたいに草が生えてくるらしい。色んな顔つきのこの子が店内に10匹ぐらいいました。愉快な職場です。今日も大繁盛でランチタイムははちゃめちゃに忙しかった。今日は和歌山も気温30度とかになってたので汗かきました。まだ5月でこんなに暑いとは。夕方上がって、Bさんとちょっとおしゃべりして帰宅。暑いのでアイスを買って帰った。すでにアイス生活始まっています。
5.31日
久しぶりにちゃんと眠れて7時に起きた。朝のルーティンしてコーヒー飲みながら日記の続きを書いて、おひるから大阪へおでかけ。大阪行く=コーヒーサロンチロルさんに行くはセットなので、南海を住吉大社で降りて、てくてく歩いて北加賀屋。

今日はホットサンドをいただいた。卵焼きがぶ厚くてホカホカでおいしい。居心地良すぎて1時間半ぐらいのんびり読書させていただき至福のひととき。チロルを出て、また20分くらい歩いて、名村造船所の方へ。懐かしい。ここで野外演劇公演に参加してたのはもう20年くらい前のこと。なんかこのあたり、今はアートな街になってるんですな。造船所の向かいくらいにある、club daphniaとゆう場所へ、20年来の友人である谷内一光くんの絵の具舞踏を見に行きました。はじめて行った場所だったけど、倉庫を改造したようなクラブで、奥に中庭があって、一光くんの絵の具舞踏はそこだった。何年ぶりに見たやろう。わたしが東京に16年いたとゆうことは、16年ぶりかもしれない。一光くんは絵描きさんなんだけど、たぶん世界で誰もやっていないであろう絵の具舞踏とゆうパホーマンスをやってて、文字通り全身で絵の具をかぶって舞うんである。生で見ないとそのすごさは伝わらないだろうけど、こうゆうことです。

眼球まで絵の具まみれになって、すごく身体を張って命を削ってパホーマンスをしていて、見ていた子供たちの中には怖いと泣いちゃう子もいたけど、わたしにはものすごく神々しい、うつくしい舞いだった。なんか、自分の身体を生贄に差し出して祈っているような表現だった。20年前から一切ぶれずに尖り続けてる一光くんは本当にかっこよかった。見にこれて本当によかった。その後はクラブフロアの方で色々見たり、ちょっと外に休憩しに行ったりして、夜は作家としてすごく尊敬している『世の人』の著者マリヲくんのライブをはじめて見た。

今日は中田粥さんとダンサーの煙巻ヨーコさんとの3人のセット。マリヲくんはノイズを操りながらラップ、といっても所謂ノリノリなラップとは違うくて、下を向いて叫び続けている様は、マリヲくんの文章と同じで命のぎりぎりのところをなぞっているような、ヒリヒリキリキリしたライブだった。煙巻ヨーコさんは昔BabyQの公演やデグルチーニのライブで見ていたのだけど、よくある即興コンテンポラリーダンスとは次元の違うホンモノの前衛を体現していらしてかっこよかった。あんまりこうゆうクラブイベントには行かないけれど、来てみるとおもしろいし刺激をもらえるし、友人たちはみんなかっこいいから自分も頑張らないとな〜とシンプルに思えた。帰り道、まんまるの綺麗な満月が浮かんでて、一光くんもマリヲくんも、なんとなく月に帰ってしまいそうな存在やな〜と思った。
【ライブのお知らせ】

豊田道倫さんを和歌山にお呼びしてツーマンします。ご予約はwarabisco15@yahoo.co.jpまで。

その前に6月は西成でカニコーセンさんと再び。アンニュイにお届けします。
【北村直販もよろしくデス】
