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「PEANUTS」歴史とグッズ展開の歩み

DATEBOOKから始まったPEANUTSヴィンテージの歴史

ポップカルチャーとカウンターカルチャーに共存できる存在

『PEANUTS』は、チャーリー・ブラウンやスヌーピーをはじめとする不朽のキャラクターを生み出し、1950年の誕生以来、ポップカルチャーに大きな影響を与え続けてきました。同時に、時代の価値観を映し出すカウンターカルチャーの象徴としても、多くの人々に支持されてきました。

連載開始から12年後の1962年、

Happiness Is... a Warm Puppy

この企画から誕生した書籍 『Happiness Is... a Warm Puppy』 は、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストに約1年間掲載される大ヒットを記録。これをきっかけに『PEANUTS』のライセンス商品は本格的に広がり始めます。

1963年版 最初期らしいサイケデリックなタイポグラフィ。黒×ピンク×パープルという配色が1960年代初頭らしいデザインです

1963年、PEANUTSは「DATEBOOK」という新しいカルチャーを生み出しました。新聞漫画を読むだけではなく、毎日の予定を書き込み、生活の一部として持ち歩く——それまでになかった発想です。ページをめくればコミックがあり、最新グッズも紹介される。DATEBOOKは手帳であると同時に、PEANUTSというライフスタイルを提案するメディアでもありました。1960年代から70年代にかけて毎年発行され、そのデザインはサイケデリック、ポップ、アメリカ建国200年など、時代ごとの空気を映し出しています。

『PEANUTS』スウェットシャツ

その後、ブーシェが設立したデターミネイト・プロダクションズ(Determined Productions Inc.) は、1965年にオリジナルの『PEANUTS』スウェットシャツを発売しました。この一着は、現在でもヴィンテージ・スウェットを代表する名作として、多くのコレクターを魅了し続けています。

1963年のDATEBOOK 当時の所有者の予定が書きこまれている。
同じカラーリングとタイポグラフィー
個人のスケジュールや簡単な日記が書き込まれている
1967年版はサンフランシスコのカウンターカルチャーを思わせるアール・ヌーヴォー風レタリングを採用。当時のヒッピーカルチャーの影響が色濃く出ています
1967年のDATEBOOK
1967
1967年に掲載されたスウェットシャツのカタログ
アイテムリスト
1976年版はアメリカ建国200年(Bicentennial)を意識した赤・青・白のカラーリングで、   時代性がよく表れています
1979年のDATEBOOK
1979
最後のpにはアドレス帳が
1973年のDATEBOOK
1973

1967年版・1973年版に掲載されている広告ページには、

  • PEANUTSのスウェット

  • ハードカバー絵本

  • ペナント

  • ワッペン

  • ペーパーバッグ

  • ランチバッグ

  • ピロー

  • ドール

  • フィギュア

  • アラームクロック

など、ヴィンテージとして知られている商品群が紹介されています。

ペナント、クッションなどの人気のアイテムが掲載されている
同じ色使いで一デザインに統一性がある点も魅力のひとつ

PEANUTS DATEBOOKは、単なるスケジュール帳ではありません。1963年に誕生したこのシリーズは、チャールズ・M・シュルツ自身が企画を気に入り、商品化を認めた最初期のPEANUTSライセンスコレクションです。そのため、現在でもコレクターから特別な存在として扱われています。中でも各ページを飾る大胆な挿絵やタイポグラフィはグラフィック作品としての評価も高く、気に入ったページを切り離して額装し、アートとして楽しむコレクターも少なくありません。DATEBOOKは、PEANUTSが新聞漫画からライフスタイルブランドへと歩み始めた、その原点を物語るコレクションなのです。


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