【#RealVoice2025】「道」新4年・西凜誓
紀信紹介ありがとう
いつも誰よりもア式の為に仕事してくれる紀信を日本一の主務にします。
今シーズン副将を務めさせていただきます。
新4年西凜誓です。
自分のありのままの気持ちを書いたため、長くまとまりのない文章になっています。ただこれが私のReal Voiceなので最後まで読んでいただけると幸いです。
2024シーズン肩の脱臼を繰り返していた私は人生で初めて自分の身体にメスを入れる決断をした。
今まで長期離脱をしたことが無かったため、とても不安で苦労するだろうと予想していた。
しかしリハビリから復帰してからの日々はその予想をはるか大きく上回るほどの苦しみが待っていた。
2025シーズンが始まり切磋琢磨する仲間たちを横目に焦りを覚えながらも今やれることに集中し、自分の身体と向き合い続けた。
復帰したらすぐに試合に出場してチームを勝たせると意気込んでいた。
勝手に走るタイムを設定より早くして自分を追い込んだり、まだリハビリのメニューとして許可が出てなかったのにグラウンドに残ってスプリントをしているところを、どこにいくのか尋ねると「それは言われへん」と言って自転車を漕いで消えていった同期に見られてしまったこともあったりした。
そのくらいリハビリ期間に生まれたみんなとの差を埋めるためにやれることはやった。
そういったことを経て、病院の先生やトレーナーの方の多くの支えがあり、最短の5ヶ月でチームに完全合流することができた。
完全合流した週にあった週末のリーグ戦のメンバーに入り、少ない時間ながら半年ぶりに公式戦に出場することができた。
あとはプレーしながら少しでも早くピッチに立てなかった間のブランクを埋めてコンディションをあげていこうと思っていた。
思い通りに身体は動かなかったが、復帰してすぐの身体はこんなものだろうと思っていたし、プレーしていればすぐにコンディションは術前に戻るだろうと考えていた。
しかし復帰から1ヶ月ほどプレーしていてもなかなか万全のコンディションといえる身体は戻ってこなかった。
身体は常に重く、頭ではイメージできているのに身体が全くついてこない。
今までできていたプレーができない。
こんな経験は初めてだった。
この状況なんとか打開しようと今まで以上に練習前の準備や練習後のケアに時間をかけたし、パーソナルトレーニングにも通い始めた。本気で自分に向き合ってくれる奥村さんには感謝しています。今後も引き続きよろしくお願い致します。
リーグ前期ラスト2試合でようやくスタメンに復帰しベストコンディションではなかったものの身体は徐々に戻り、夏休み期間でようやく術前以上に調子をあげることができた。
前期のリーグ戦ではチームの勝利に貢献できなかった為、後期は試合で結果を残し昇格したいと考えていた。
出場停止の影響で後期リーグ開幕戦は応援をしていた。
応援含めてチーム全員が勝利のために行動する姿に、特にピッチで躍動する同期の仲間が頼もしく、大きな活力を貰ったのを覚えている。
出場停止があけた後、怪我人の影響もあり今までプレーしてきた左サイドバックではなく右サイドバックで試合に出場することになった。
左右が変わってもやることはさほど変わらないと思っていたがこのあと自分の歯車が狂いだす。
きっかけは右サイドでプレーしているときになんとなく感じた「左より右やりにくいかも」と思ってしまったことだろうか。
試合の中でうまくいかなかったことに対して少なからずこういった気持ちを持っていた自分はいいプレーができるわけがない。
さらにその時のチームはスタメンに4年生が少なかったこともあって勝手にチームを背負って勝手にプレッシャーを受けていた。
そんな力を自分は持っていないのにチームの結果や出来を自分で抱え込んでいた。
案の定私はリーグ終盤残り5節の試合でスタメンから外れた。
今振り返ると当然のことだった。
こんなメンタルの選手が試合に出場して活躍できるはずがない。
でも落ち込んでいる暇はなかったし、切り替えていつ自分の出番が来てもいいように準備していた。
ただその後チームは連戦だったにも関わらず出場時間は0分。
ベンチでひたすら仲間が躍動する姿を見るだけ。
なんで使ってくれないんだと思う反面、自分でも試合に使ってもらえない理由はなんとなくわかっていた。
メンタルに問題があることも分かっていた。
自分の中でプレーのパフォーマンスではなくメンタルが原因で試合に出場できないということを受け入れたくなかった。
だから直接監督に自分の気持ちを伝え、監督の考えを聞きに行った。
「自信がなさそうにプレーしている」「ボールを受けることを怖がっているように観える」自分が思っていた通りの答えだった。
正直プレーに自信がなかった訳じゃないし、常に自分ならもっとできるしボールを受けようとしていなかったとも思っていなかった。
それでも評価するのは他人で観ている人がどのように感じるか。
この言葉をもらって改めて自分を見つめなおした。
人間不思議なものでこれを機にいっきに肩の荷が下りた感覚を持った。
別に今までとサッカーへの向き合い方や日々の過ごし方で変わったことはない。
少しだけ変わったのは試合に対する考え方とミスへの捉え方。
それでも自然といいパフォーマンスができるようになった。
サッカーはメンタルのスポーツであるとよく言われる。
分かっているつもりだったけど、改めて身をもって学ぶことができた。
リーグ残り2試合だった産業能率大学戦で前半途中出場し、リーグ最終節ではスタメンに復帰することができた。
最終節はホーム東伏見。
2024シーズン、ア式蹴球部は勝てば入れ替え戦という状況の中、東伏見で試合をした。
結果として引き分けに終わり、1部への昇格は叶わなかった。
もう2度とこのような悔しい思いはしたくないと思い、必ず来年は昇格すると誓ったあの日からちょうど1年。
勝てば自動昇格の可能性を残す状況で試合に挑んだ。
チーム全員の想いが努力が、結果に繋がり1部昇格を果たすことができた。
試合終了のホイッスルと昇格が決まった知らせを聞いた瞬間、喜びと安堵から自然と涙がこぼれた。
うれし泣きをしたのは人生で初めてだった。
1年通じて個人としてもチームとしてもうまくいかないことばかりだった。
ただこの経験は決して無駄ではなかったと胸を張って言える。
2026シーズン
個人として
プロサッカー選手を目指す私にとってあと1年のラストチャンスとなる。
あと1年しかないことに焦りや不安がないといったら嘘になる。
昨年のブログにも書いたが「プロサッカー選手になり、自分のプレーで観てくださる方々に多くの活力を届けることで恩返ししたい。」
この気持ちは一切変わることが無い。
プロサッカー選手になることは自分の小さい頃からの夢であり、必ず叶えたい大きな目標。
だがそれと同等、それ以上に応援し支えてくれるみんなのためにこの目標を叶えたい。
よく幹太に地元大好きキャラとか「家族との時間を大切に」と自分が言うと家族大好きキャラとか言われる。
冗談で言うこともあるけどそれは自分の本心であることも間違っていない。
常に試合前にも試合後にも必ず連絡をくれる両親。
兄貴の試合なんて興味ないとか言ってくるけどいちいち自分のプレーに上から目線でアドバイスをくれる弟。
慣れない電子機器を使ってどこにいるか分からなかったと言われることもあるけれど、毎試合観戦して試合後には勝っても負けてもプレーが良くても悪くても連絡をくれる祖父母。
必ずいつも応援していると言ってくれるしプロになったら試合観に行くと言ってくれる地元の友達。
ここには書ききれないくらい多くの支えがある中、期待に応えないわけにはいかない。
高校時代の恩師がよく言葉にしていた「言霊」。
「プロサッカー選手になる」
常に自分に言い聞かせ、言葉にしつづけたい。
チームとして
新チームの目標を決める話し合いを学年でたくさんした。
正直現在の自分たちの実力を考えると1部で残留すら厳しい状況である。
ただ話し合いを重ねる中で全員が本気で関東1部優勝、日本一が獲りたいという意志を持っていた。
自分も大好きな同期とともにこの仲間で、このチームで関東1部優勝、日本一を獲りたいと思った。
掲げた目標は簡単なことではないし、4年ぶりの1部の舞台ということもあり、自分たちは誰一人経験したことがない舞台に挑むことになる。
「挑戦」
今シーズン自分たちが掲げた行動指針の1つ。
まさにこの言葉は今の自分、自分たちにピッタリである。
みんなのヒーロー、アントニオ猪木さんが引退試合後のスピーチで披露した有名な詩。
この道行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。
危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
この言葉を胸に1年間自分の持っている力のすべてを早稲田に捧げることを誓う。
うまくいくことよりもうまくいかないことの方が多いかもしれない。
それでも自分たち4年生はどんな時でもチームのために、目標を達成するために覚悟を決めて背中で示し続ける。
このチームの誰一人欠けてはならないし、全員の力が必要だ。
他のどの大学よりも圧倒的な成長を遂げ、チーム一丸となって最高の景色を掴みにいこう。

次の部員ブログは海本慶太朗(大宮アルディージャU18)です。
ピッチに立てば圧倒的なセービングとコーチングでチームを勝たせる守護神。慶太朗が後ろにいると安心するし、何度チームを救ってきたか数えきれません。ピッチ外では間違いなく変人です。常に21時半に消灯したり、奇声を発したり、時代にそぐわず文通していたり。入学から続いた同部屋問題を乗り越えた彼にもう怖いものはありません。想いを言葉にするのが苦手な慶太朗ですが内に秘めたものをブログに綴ってくれるでしょう。みなさん楽しみにしてください!
◇西凜誓(にしりんせい)◇
学年:新4年
学部:社会科学部
前所属チーム:名古屋グランパスU-18
※2026シーズン 副将
【過去の記事はコチラ↓】
