【#Real Voice 2024】 「もう後悔はしない」 2年・西井大翔
シーズン終盤で怪我をし、不完全燃焼に終わった今シーズン。
1年の集大成ともいえる社会人リーグの参入戦も、新人戦の決勝トーナメントも、出場することはできなかった。
そしてチームは負けた。悔しかった。
ここまで読んだら、いかにも僕がチームにとって絶対的な選手であったかのように思えるかもしれない。
でも悔しかった理由は、チームが負けたからじゃない。自分が出場できなかったからじゃない。
ただ、自分がいたら勝てたと思うことができなかったことが悔しかった。
どうせ自分がいても負けていた。むしろ試合に出れてすらいなかったかもしれない。
そう思ってしまったことが悔しかった。
自分に自信を持てなかったことが悔しかった。
自分は、これまでチームの中で絶対的な選手になったことがない。
小中高どの年代でもなんとかスタメンで出ることができたくらいの感じで、
ベンチの時は、スタメンの選手が怪我をしたり調子がよくなかったら試合に出る。
スタメンの時は、チームがあまり良くなかったらまず初めに交代させられる。
スタメンに定着したとしても、うまい選手の陰に隠れるような、試合を見に来た人の印象に残らないような、そんなパッとしない選手だった。
親からはもっとエゴを出していけとよく言われた。でもできなかった。それはたぶん自分に自信がなかったから。
そしてそんな選手はチームの中で絶対的になれるわけなんてなかった。
それは今も変わらない。
今シーズンは中盤からサイドバックにコンバートされたが、それだってきっかけは、人がいないからとかそういう理由だろう。
そのおかげもあってか、今年は全く試合に出場できなかった昨シーズンとは違い、社会人リーグで何試合かスタメンで出場することはできたが、どの試合でも外せないという感じではなかった。どちらかというと、ほかにいないから使われているという印象が強かった。
とはいえ、昨シーズンを思えば、試合に出れるだけ幸せなことなので、その試合の中で全力を尽くすよう意識した。
でもフル出場した試合はほとんど(もしかしたら1試合も)なかった。
後半の半分かその前くらいに笛が鳴り、交代ボードを見ると大体自分の番号が貼られている。ハーフタイムで交代させられたことだってあった。
他にもいろいろな場面から自分のふがいなさを感じることはできた。
そしてそんなふがいなさを感じた後で、思うことは、
「もっとできた」「もっとやれた」
そういう後悔。
でも、あとになってからそんなことを思ってもしょうがない。
過去は過去で変えられない。
怪我をしてから、毎日の練習や試合で出し切るという言葉をよく耳にする。
おそらく怪我をする前もそういう言葉は出ていたと思うし、自分の中でも出し切ることの重要性は理解して出し切っていたつもり。その時のコンディションやメンタルの下で、やれることはやり切ったつもり。
でも、本当に出し切れていたのか。
やったつもりだったんじゃないのか。もっとやれたんじゃないのか。
結局、「きつい」とか「気分が乗らない」とか、どこかで言い訳を作って甘えていた自分がいた。
やったつもりだった。
そんなんだからFCの中で外せない選手になれなかった。
トップに上がれなかった。
これまでだってそう。
積み上げが全くもって足りていなかった。
人間だから、気持ちが落ちるときもあるし、不安定になる時もある。きつい時だってある。苦しい時だってある。それは当たり前。
でもそんなことを言い訳にして、やるべきことから目を背け、全力を出し切れていないからいい結果が出ない。自分に自信が持てない。そしてあとで後悔する。
だったら今出し切ろう。今日やり切ろう。
気分が乗らないとか、きついとか、そんなことは関係ない。他人なんてもってのほか。
いつも自分の限界にチャレンジして、持っているものをすべて出し切る。
そんな日々を積み重ねることでしか得ることのできないものがあり、それが本当にきつい時や最後の時に自分を支えてくれる。ここまでやってきたと胸を張って自分を信じることができる。
そんな日々を積み重ねることができていれば、
「俺がいたら勝てた」
と自信をもって思うことができただろう。
たぶんチームの中で絶対的になるのはそういう選手だ。
それは怪我人である今も変わらない。
毎日のリハビリにすべてを出し切る。やるべきことをやり切る。
確かに怪我をしていないときと比べたらできることなんてほんのわずかだし、たいしたものは積み上げられないかもしれない。
でも、ここでまた自分に甘えてやるべきことから目を背け、毎日出し切ることができなかったら何も変わらない。そして同じように後悔するんだろう。
そんな奴は来年も変わらない。きっと再来年も変われない。
そして引退を迎え、後悔しても取り返しのつかないことになる。
今変わるしかない。
あと残された時間は2年間。サッカーができる時間はもっと短いかもしれないが、幸いにもわずかながらまだ時間は残されている。
その残された時間をどのように使うかは自分次第。
関東リーグに出るため。
ア式の中で絶対的な選手になるため。
プロサッカー選手になるため。
やるのかやらないのか。毎日出し切るのか出し切らないのか。
答えは明白。
やらなくてはいけない。毎日出し切らなくてはいけない。
そう自分の中で分かっている。
だからどんな状況でも毎日出し切る。やるべきことをやり続ける。
今よりも何倍も強く、うまくなるために。
そして来年のブログを書くころには、ア式の絶対的な選手に、そしてア式を勝たせる選手になってみせる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次の部員ブログは花怜(上原花怜・筑波大学付属高等学校)です。個人的には、今年、縦割り班が一緒になり、去年よりは少しだけ話したかなと思います。そんな彼女ですが、この一年はア式の仕事に学連の仕事も加わり、多忙を極めたとか。そのせいか、東伏見で見かけることはかなり少なかったような気がします。ア式に学連と過密日程をこなしてきた彼女が今どんなことを考えているのか。部員ブログで何を伝えるのかとても楽しみです。
◇西井大翔(にしいひろと)◇
学年:2年
学部:商学部
前所属チーム:静岡学園高等学校
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