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【#RealVoice2025】「突き抜ける奴の思考」2年・伊藤稜介

早稲田大学ア式蹴球部2年伊藤稜介です。
今年もブログを書いていきたいと思います。
拙い文章ですが、最後まで読んで貰えたら幸いです。

教科書通りのプレーでは、怖い選手、見ていてワクワクする選手にはなれないのかもしれない。

一度自分の中の平凡な思考を破壊する。

ある日のビルドアップ練習、フリーなのに自陣でスピードを急激に上げてドリブルを開始。自らプレーの自由を失い、ボールを失う場所に突っ込んでいくという奇行に走った日があった。

そんな奇行もあり、スタメン組にあった自分の名前は、あっという間にサブ組の方に置かれ、とてつもない後悔が私を襲った。あんなプレーしなければよかった。まじで変なことした。この奇行をたまたまピッチ脇から見ていた一心や櫓にいた相手チームの峻くんに言った。

そしたら

「取られるから悪いじゃん」「ヌーノ・メンデスなら抜いてるよ」

こんな感じのことを言われた。
そもそもこの2人は私と思考が違った。私は選択した決断が違ったと思い込んでいた。でも、2人は選択を間違いにしてしまった能力に目を向けていた。

確かにドリブルをしても取られなければ何の問題はない。プロの世界でも、それ普通する?ってようなことをトッププレイヤーは平気でやってのける。

そもそも、それを実践できるメンタリティ、思考、自信が普通じゃないのだろう。別に抜かなくて良い場面で抜きに行こうとは普通思わないし、そんなハイリスクなこと普通はしない。

でも、上に行く奴、何かで突き抜ける奴はきっとそんなハイリスクなことも迷わず、挑戦できるのだろう。

あの日の奇行は、ただのミスではなく、自分の平凡な思考が表面化した瞬間だったと思う。

「ミスしたらどうしよう」
「評価が下がったらどうしよう」
「安全なプレーの方がいいよな」

こういう二流が考えそうな思考が、いつの間にか自分の中に染みついていた。
特に競争が激しい環境では、つい無難なプレーを優先してしまう気がする。失敗すればベンチ、試合に出られるチャンスはあっという間に消えていく。怖くなるのも当然だ。

だけど、そこで改めて思い知った。

無難を選んでいたら、一生無難な選手で終わる。

もっと言えば、自分が憧れてきた選手は誰一人として無難ではなかった。

PSGのヌーノメンデス、レアルマドリードのマルセロ、バルセロナのメッシ、みんな「そこ行く?」ってところに全力で行って、そこで結果を出してきた。
彼らに共通しているのは、技術やスピードだけじゃなく、自分の選択を正解にしてしまう強さを持っていることなんじゃないかと思う。

そして、その強さは、挑戦し続けることからしか生まれない。

あの日、奇行に走って、ボールを取られて、スタメンから外れて、本気で落ち込んだ。

でも今になって思えば、あれは必要な失敗だった。

失敗しない安全なプレーばかりしていた自分を気付かしてくれた。

そこから自分の中に、小さな変化が生まれた。

練習中、試合中、自分の思考を挑戦的なものにしよう。
相手を外せるか微妙な場面でも、一歩だけ仕掛ける。
ボールが来る前に勝負のイメージを持つようにした。

もちろん、全部が成功するわけじゃない。

不用意に取られることもあるし、判断ミスだろって言われることもある。
でも、挑戦した後悔は、挑戦しなかった後悔よりずっと良いものである。

そして何より、自身の成長速度を格段に上げるものだと感じた。失敗の回数は、挑戦する分、増えるが、その分出来ることも増えていく。

そして、思ったことがある。

突き抜ける奴は、特別な才能を持った、もともと天才な奴ではないのかもしれない。

挑戦する思考を習慣にしているだけなのかもしれない。

挑戦した先に結果がついてきて、結果がつくと自信に変わり、
その自信がまた新しい挑戦に向かわせる。
このサイクルを回し続けているのだと思った。

逆に言えば、挑戦せずに安全にプレーしている限り、
突き抜ける奴にはなれない。

それに気づけたことが、今年の自分にとって一番の収穫だった。

もちろん、まだまだ自分は挑戦の途中だと思う。
これから、大学、プロ、世界で活躍できる選手になるために挑戦する回数はもっと増やさなければいけない。
練習でも試合でも、それ出来るのかと思われるようなプレーを強気に選択していきたい。
そのうえで、選択を正解にしていく技術と強さを身につけていきたい。

挑戦しない奴に、成長の余地はない。

突き抜ける奴は、結局やる奴。
考えすぎず、ビビらず、まず踏み込む。

それが、来年・再来年の自分を変えていく唯一の道だと思う。

突き抜ける思考を自分の基準にする。

そして、突き抜けたいじゃなくて、突き抜ける。

この気持ちを持って、これからやっていきたいと思います。





次回のブログは、斎藤直晴(日本大学藤沢高等学校)です。
チームのムードメイカー的存在であり、地声でライラックを歌える稀な逸材です。応援団長としての期待と守護神としての期待を同時に担う彼のブログはどんなものなのか。凄く楽しみです。


◇伊藤稜介(いとうりょうすけ)◇
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:ジュビロ磐田U-18

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