よくわからないまま買ったゲーミングPCに、ちゃんと向き合おう!(グラボ交換編)
ごあいさつ
はじめまして。
この記事はこちらの企画に参加しています。
本記事の内容は、
「PC初心者〜中級者くらいを自覚する筆者が、自作PC(好きなPCパーツを買って、組み合わせる行為)に関わることをがんばって調べ、グラボというパーツを買ったぞ」
というものです。よろしくね。
0.「自作PC」←この単語のイメージ
始める前に、みなさんは「自作PC」という言葉についてどのような印象をお持ちになりますか。私のイメージは、

でした。正直、パソコンに長年触れてきたインターネットのオタクくんとしては、かっこいいし是非やってみたい、の気持ちでした。
しかし、自作PC初心者入門!みたいなとこを調べてみると
「このパーツは場合によっては必要で~」「最近このCPUは落ち目でこっちが買い時!でも相応のGPUは必要だと思うから合うやつ調べて用意してね」「パソコンは主に8つの部品から成り~」「メモリとストレージは~」
みたいなことばかり書いてあって、初心者には何もわかりませんでした。すべての単語がよくわからないし、調べたとしてもどのパーツが大事なのか、それぞれのパーツの良し悪しってどう判断すればいいのか、とかが全くわからない。あと、普通に評価のよいパーツばかりを買おうとするお金がめちゃくちゃかかりそうだった、というのも判断を鈍らせるのに大きかったです。
ひとまず難しそうな自作PCは諦めましたが、高校卒業後、なんでもいいからパソコンでゲームがしたかったので、ドスパラというパソコン部品関係のメーカーで「ゲーミングPC」とだけ調べて、上の方に出てきた一番安いものを買いました(愚か者)。ここで見栄を張らずにPS4とか買っていれば、こんなことにはならなかったのでしょうが……
1.買い替えなきゃだめですか??
というわけで、いきなり導入を裏切って申し訳ないですが、筆者は自作PCを諦めてゲーミングPC購入で済ませてしまいました。難しくってさあ……
ただ、背伸びして買った初めてのゲーミングPCは、それはそれは順調でした。ゲーミングと名のつく商品に対してはちょっと冷めた目というか、ハイハイ(笑)みたいな気持ちのある方もいると思いますが、PCともなると流石というべきでしょうか、しっかりパソコンでゲームを動かすことができて、感動しました。私の敬愛するLeft 4 Dead 2(バカ軽いゲーム)を初め、Titanfall2とかOverwatchなどのFPSゲームを問題なく楽しむことができ、パソコンはもう10年くらい買い替えなくていいかもな、なんて思っていました。

しかし、問題なく楽しめるとは言っても致命的でないだけで、若干重たいなあと感じることはそれなりにありました。ムービーで異様にカクついたり、ちょっと激しい動きをすると処理が追いついてなさそうな画面になったり、その程度のことがよく起こりました。
「でも、安いの買ったしなあ……」
と当時は割り切って、少ないオブジェクトの世界を、狭い描画距離で過ごす日々を送っていました。
そんなある日、私は「The Talos Principle(以下タロス1)」というゲームに出会います。美しいフィールドを散策しながらFPSでパズルゲームができる作品です。PortalとThe Witnessのいいとこどりみたいなゲームで、久々にしっとりと没頭できる、よいゲームでした。すみません、もう少しだけパズルゲームの話を続けます。
タロス1自体は素晴らしい最適化がなされており、自分のPCでも珍しくきれいに動くゲームでした。そして、何より内容もいいゲームでした。そのままDLCまでプレイし終えた自分はこれに飽き足らず、続編「The Talos Principle 2(以下タロス2)」に惹かれることとなりました。
タロス2は大幅に1よりもパワーアップしているようで、パズルの数、ギミック、グラフィック、そしてストーリーも含めて圧倒的な高評価を得ている作品でした。ビジュアルもかっこいい。
こういうパズルゲームすきすき人間となっていた自分は当然ながら購入し、いそいそとダウンロードを始め、プレイしたのです。タロス2の快感が、キミを待っている――――!!
……?
え、重すぎないですか
しゃあねえな、一旦設定全部最低にするか……
……??
え、重すぎないですか
…………これ、もしかして、もしかして、、
買い替えなきゃだめですか???(´;ω;`)
2.買い替えなきゃだめでした
買い替えなきゃだめでした。
その後いろいろゲームの設定とかパソコンの設定とか見たのですがどれもむなしく、カクカクのままプレイをそのまま1時間ほど続けましたが、結局耐えきれませんでした。つらいだけでした。
すいすい動くし面白い、タロス1という傑作。続編のタロス2はこんなに面白そうなのに、パソコンの処理能力が原因で参加制約を設けられてしまいました。めっちゃ面白いアニメの続編が劇場版で、都内数か所のミニシアターでのみ2週間限定公開、みたいな話です。全員が都民だと思うなよ。
ということで、自分は初めて愛用していたパソコンの、買い換えを考えることになります。
とはいっても、パソコンの買い換えって冷静に考えたらヤバくね……?となりました。実を言うと、冒頭で一番安いゲーミングPCを買った、と言いましたが、なんと9万円くらいかかっています。
ヤバくないですか?9万円って。美味しいご飯だけ食べて何ヶ月も過ごせます。この記事は一応パソコンにそこまで詳しくない人にも向けて書いている想定ですが、この9万円という数字でどういう界隈なのかよく分かると思います。この物価高の昨今で野菜も買わずに何を買っているんだという気持ちになります。だって、9万円ですよ。冷静になるとすごい大金です。マジで利根川に説教されてる奴みたいな気分になります。
そして、さらに驚くべき事実なのですが、この9万円という金額はちゃんとしたゲーミングPCを持とうとするとなると、かなり安いそうです。現在ドスパラとかマウスのサイトをしっかりと見てみると、快適な環境でゲームするには15万~20万のものがおすすめとされていました。俺はもうだめでした。

しかし、泣きそうになるのをこらえてもう少し調べ続けると、少しだけ光明が見えてきました。それは、最初のほうで何もわからずに買った自分のゲーミングPCが、よく調べてみるとBTOパソコンというものだった、ということです。
BTO、というのは「Build To Order(受注生産)」であり、要するに、用途に合わせてパーツの強さとかオプションを決めて買えるぞ、ということです。例えば、ゲーム以外にも動画編集やお絵描き、画像生成AIなどをやりたいユーザーが、それぞれの求めるスペック・パーツ構成でパソコンを注文できるということです。
ここまで聞くとただの購入オプションじゃねーか、PS5/PS5 Pro的なことじゃん、とお思いかもしれませんが、BTOパソコンの最大の特徴は、あとから部品を交換しやすいように作ってある、ということです(一般的には)。
要するに、あとからカスタマイズが可能なのです。PS5を買った人がもしスペックに不満だったら、追加でPS5 Proも買うことになるんだと思いますが、BTOなら一部のパーツだけ強いものに交換するだけでオッケーなのです。そういう観点では安いとも言えるかもしれないです(そうか?)
そんなわけで、もしかしてパソコン全とっかえしなくてもいいのか!?ということに気づき、かかる費用が実はとんでもなく安めに済むかもと考え始めたパソコンくんユメノアールは、ちょっとだけ喜ぶのでした。

3.重力のラボ、グラボ
パーツの一部だけを交換すればよさそうだとわかり、早速どのパーツが足を引っ張っているのか、調べることとしました。すると、どうやらパソコンのなかでは「グラフィックボード(以下、グラボ)」というものが映像の処理をしていて、これがタフでないと3Dのマップでまともなゲームはできないよ、ということでした。自分のパソコンは3Dのゲームでなければそこまで重くならないし、間違いなくグラボっちが今回の原因であろうと考えられました。
さっそく自分のゲーミングPCに元から入ってるグラボを確認したところ、
「NVIDIA GeForce GTX 1050 2GB」
と書いてありました。
(お読みいただいている上級者の皆様におかれましては、今どきこれでゲームはあり得なすぎるとお思いかもしれません。割とマジでこのレベルの初心者話をこのあとも続けていくので、大丈夫でしたらこのまま読み進めていただきたいです。これが高いか低いかわからない人も、引き続きよろしくお願いします。)
このキモ文字列の意味を調べると、
「NVIDIA(メーカー)のGeForce(ブランド)のGTX(シリーズ)で、
10(世代)の50(グレード)の2GB(グラフィックメモリ)」
とのことでした。なにもわからない。
ただ、とりあえず最後の「1050」の部分は世代とグレードを表しているとのことだったので、そのまま「この数字が大きいやつはいいやつなんだろな」と考え、1050より大きく、評判のよさそうなグラボを探しました。
……と、ここで、そういえばゲームの「推奨スペック」の欄にもこんな感じの文字列が書いてあったかも、ということを思い出しました。Steamとかで買えるゲームには必ず、このくらいのスペックがないとプレイはキツイよ、という意味で、推奨されるスペックが載っています。また、そもそも動かないかもよ、というレベルを示す最低スペックなるものも記されています。普通は購入前に確認するものらしいですが、まあ大体動くでしょのマインドで今まで目をそらし続けていました(ダメだよ)。
自分のパソコンに入ってるグラボは確認できたわけですから、軽い気持ちで、今回の最終的な目標であるタロス2の推奨及び最低スペックの欄を、調べてみました。



最低970???????????????????
なんで????
自分のグラボはGTX1050です。GTX1050を使ってゲームは全然動かなかったけど、ゲーム側は「最低でもGTX970以上なら問題なく動くはずですよ!!」と言っています。
……いや、俺は970以上である1050を振りかざしておいてスーパーカクカクボムだったのだが。なぜこのようにカクカクなのだ???
もしかして、このグラボ自体はやっぱり充分なスペックで、問題あるのはグラボ以外のパーツなのか……?それとも最低スペックの表記が実は大嘘で、タロス2さんサイドにも問題があるのか……??

着実に積み上げてきたはずの前提が崩れようとし始め、心が折れてしまいそうでしたが、ここを耐えればタロスに会えるんだから、もう少しだけ耐えるぞ、と気合を入れ、調べ続けました。
4.奏の装 グラーボ
結論から言うと、原因はグラボにありました。他のパーツについても安い構成なのでちょっとは物足りないようですが、それほど致命的でなく、今回交換の必要なパーツは間違いなくグラボでした。
では、何がダメだったのでしょうか。1050で基準の970を超えられない理由。
それは、
1050より970のほうが性能がよいからです。(?????)
……はい。そうなんです。なんと、数字が大きいほうが普通に強いでしょ、という前提が普通に間違っていたのです。いや、新しい世代の代物と聞いたら普通そっちのほうが性能が上だと思うじゃないですか。調べたら全然そうでもなかったのでした。大きいことはいいことだ、という昭和日本の金言から脱却せねば得られなかった解が、そこにはありました。日本はまだ敗けておりません。
というか、こんな単純なことに気づかなかったとは……グラボのそういう常識とか知らんし、そういう教本とかNAVERまとめがないのが悪い。
実際に、Googleで「GTX1050 GTX970」と検索すると、グラボの性能比較をしてくれるサイトが上位に見つかります(リンク)。そこではものの見事に970のほうが圧勝しており、マジで俺の苦労はなんだったの~~トホホ~~となりました。

ということでやっぱりグラボが原因だったということがわかり、改めてGTX1050より性能のよいグラボを探す、という目標に再び落ち着きました。目標が定まり直しただけでなく、今回は、数字が大きくても惑わされずに性能比較のサイトで確認すべし、ということも覚えました。これで、程よいお値段で性能もそこそこによいグラボが見つかれば、1パーツ換装するだけでミッションコンプリートです。大窮地かに思えた状況から一転し、意外とゴールは近いのかも、とウキウキしながら、いろんなサイトで評価の高いグラボはどんなもんかな、と調べていきました。
5.コスパ最強のグラボ(7万円)←は?
とりあえず調べ方もよくわからなかったので、「グラボ おすすめ」とかで調べて、ひとまずコスパがよい、現在アツい!と謳われているグラボは複数個見つかりました(そこまで潤沢な資金がないため、「コスパがいい」という言葉にするすると誘導されていました)。
しかし、次の問題にぶち当たります。コスパで見つけようとすると、なぜか思ってた相場より全然高い。あれ!?ずいぶん相場のレベルが高いな
「コスパ」というのはあくまで値段に対して性能がいいということを表すものであり、それ自体が求めやすい値段であるとは限りません。それにしたって、自分には高すぎました。
例えば、ご贔屓ドスパラさんが勧めている、エントリークラス(コスト抑えめ、性能控えめ)のグラボをひとつ見てみましょう。Palit(パリット)という会社の「GeForce RTX 4060 Ti JetStream 16GB」というやつですが、こちらは閲覧時点(2024/11/10)で69,480円でした。コスト抑えめのはずのカテゴリでこれです。もちろん、上を見ればキリがなく、同ページで推されている最高額のグラボは329,800円でした。ヒエ~~~(↓リンク)
コスパ重視とはそういうものなのです。このほかにもコスパを売りにしているグラボの紹介を渉猟(使ってみたかった言葉)しましたが、お値段はクソ張るけどそれ以上のすごい性能を持ってます!というものしかありませんでした。そもそもクソ張らないやつを出してくれませんか。
思えば、ニトリの家具だってお値段以上の活躍をしてくれるかもしれませんが、数万円くらいはするし、日常の買い物ではかなり高額なはずです。でも、先程のパリットさんのやつもそうですけど、パソコンのパーツ一個がそんなに高額なことって、あっていいんですか。がちがちにやらなきゃ、もちもちにならないということは、よくわかっていますが、日常生活との価格相場の乖離には、しばらく度肝を抜かれっぱなしでした。

というわけで、まずは「『高コスパ』に憧れるのをやめましょう」になりました。なんとなくコスパで選ぶならコレ!!みたいな記事ばかり目に入るためコスパ至上主義を植え付けられてしまっていましたが、一度冷静になって、「とりあえず安いもので、できればコスパが悪くないもの」を基本方針としました。何度も言いますが、そんなに払う金は持っていないです。
6.グララララ!!新人よ、コーラは好きか
最初は闇雲に価格ドットコムで安い順でソートをかけたり、「グラボ 2万円台」とかで検索を続けたりしました。ちなみに2万円台、というのは今回の予算としては多分下限に近く、これ以上ケチると性能がかなりお粗末であったり、中古だったりするようです(中古のグラボがいいか悪いか問題には恐い大人たちによる議論が交わされ続けているようで、自分は今回初めてなので最初から対象外としています)。
軽く調べたところで、GTX1650というグラボを候補の一つとしました。こんな適当な調べ方でなぜ早々に候補を見つけられたかというと、これを薦める動画/記事が山ほどあったからです。(こういうのとか)
「おすすめ グラボ」とか「2万円台」で検索する際、ほぼ必ずこのグラボがヒットしました。どうやら比較的安い価格帯では最高のグラボだとされており、「必要にして充分」「エントリークラスの王道」などと評されていました。こちらの動画ではGTX1650がいかにして愛され続けてきたかをまとめたりしています。
でも、一応と思って調べた性能比較(GTX970 vs 今回の)では普通にギリ負けという結果になっており、人生が上手くいかなすぎてびっくりしました。

しかも、ギリ負けを妥協して購入しようとしてもなんだか在庫が全然なく、正規の価格より大幅に高かったり、中古だったりしました。
後で知ったのですが、一般的なグラボのメーカーは、新しいのを出すたび古いのの生産ラインをどんどん打ち切っているらしいです。その性質上、GTX1650くんの新品はどう待っても出づらく、いずれにせよ買えないじゃん!となりました。実際、GTX1650激推し動画たちも2,3年前のものですし。
7.Gurabo Tier list
というわけで、GTX1650は「性能がギリ足りない」「そもそも売ってない」の2点から諦めることにしたわけですが、良いこともありました。それは、2万円台のグラボでも性能がメッチャ悪いというほどではない、と確認できたことです。やりたいゲームの最低スペックにはあくまで「ギリ」足りないだったので、少し色をつけて3万円くらいまでのもので、かつGTX970よりちょっと性能のよいものがあったら、もうそれを買っちゃおう!と話を進めることとしました。
で、このあたりの段階で初めて知ったのですが、今までで何度か登場している「グラボの性能比較」のサイトに関して、現在主に流通しているグラボの性能を一覧にして確認できる、みたいな機能があったそうです。これはすごい。

要するに【GPU】グラボ最強ランキング【最新版】が普通に見つかったのです。これを見ろって誰か最初に言ってくれ。本当に。
とりあえず自分は今「GTX970以上」という明確な目標があるのですから、性能の順にしてGTX970よりちょっと上のやつらを見、それぞれの価格を見て比較していけばよいわけです。確認の方法とかそもそも何のパラメータをみればよいかとかが定まり、ここまでくれば旅行プラン練るのと同じくらいの感覚でした。
表の見方ですが、真ん中の「性能」の項目は、一番上の最強グラボを100としたときのスコアで、デフォルトではこれの降順で並んでいました。あと、ピンクとかオレンジのアイコンはノートパソコンとかワークショップ向けグラボですよ!とかのカテゴライズを示すものだそうで、今回はこれもキーに加えました。そのうえで「GTX 970」を探します。

つまり、この表でGTX970よりちょっと上のやつらを調べて、価格を比べればよいわけです。
ひとまず画像の下の方の範囲で価格を調べたところ、このようになりました。価格ドットコムで上の方にでてきた、かつ怪しい出品ではなさそうなものの値段を参照し、右端に赤字で記しました。ペイントソフト、5年ぶりくらいに使った。

なんだかバラつきがすごいですね。古すぎるとちゃんと高くなっているのもわかります。とりあえず、悪くない性能で2万円台のものも割とあるってことがわかってよかったです。この調子でもう少し調べていけば、安くてコスパの良いやつもすんなりと見つかりそうですね。
……と、ここで、あることに気づきます。書き加えた値段列の左にある列は「TDP」という項目らしいですが、その単位?には「W」がついています。W、といえばワット、すなわち電力です。
そういえば、最強スペックのパソコンは電力消費も最強と聞いたことがあるなあ、と思い出しました。あんまり気にしてきませんでしたが、グラボとパソコンの電力消費の関係ってどんな感じなんだろうと思い、調べようとすると―――

なんと「電源容量」という新たなテーマが出てきました。どうやら、これを考えないとパーツ交換してもパソコンはちゃんと動作できない!みたいな話でした。もうさ、こういうのいいって。
8.グラボを買いたいだけなのに
はい。しばらく、グラボの性能だけに着目しながら、どんなグラボがいいかなと考えるフェーズをぬくぬくとやっていましたが、また急に難しそうなテーマについて考える必要が出てきてしまいました。なんですか電源容量って。q=CVのやつは……電気容量でした。筆者はこのへんで流石に何度も立ち止まるのに憔悴しきってしまい、BABA IS YOUとかをやってました。面白すぎワロタ。

……ひとしきり休憩したあと、電源容量の話にとりかかります。
まず、普通のデスクトップパソコンには電源ユニットというものがあります。これ自体はコンセントの交流(AC)を直流(DC)に変換し、各パーツに電力を与える、というコンセプトのパーツで、言わばパソコン全体のエネルギーの源です。では、この電源ユニット関連で生じる問題とはなんでしょうか。
それは、ユニットの電力供給を、パソコンの電力消費が上回ってしまうことがある、ということです。ショボい電源ユニットのままで先述の32万の最強グラボとかをくっつけても、そもそも動かない可能性が大いにあるのです。ただ、解決策は至ってシンプルで、大きめの容量電源ユニットを買うことでこういうトラブルは避けられるようでした。
なんとなく理解したところで、じゃあ大きめって具体的にどれくらいなの、とか、任意のグラボを買ったときに電源はどんなのを買うべきか、という話に進むわけです。
……ちょっと待ってください。もし電源足りなかったら、俺は電源ユニットも新しく買わなくちゃいけないんですか??
ん????グラボ買いたいだけなのに?

ただでさえ高い金でグラボとかいうのを新しく買ってやろうって言ってるのに。最初に総とっかえまではしなくてよさそうって聞いて(誰から?)ここまで調べたのに。てか電源も替えたほうがいいかもよ!って今出てきたけど、こんなのこの先も「このパーツも妥協しちゃダメだよ」「これには絶対金かけたほうがいいよ」とか付け上がるやつじゃん。スマブラを満足に遊ぶための初期費用がバカ高いみたいなコピペ?
9.三国干渉
そんなわけで、「とりあえず安いもので、できればコスパが悪くないもの」という基本方針は「グラボ以外は買ってはならない (Thou shalt not buy anything but gurabo.)」という半ギレ新ルールが追加されることで、より選択が絞られることとなりました。天国の塔、またやりたいなあ。
そして、この際だったので、こういう「グラボを買うときにグラボ以外で注意すること」みたいなものを改めて復習しました。いちいち足踏みさせられたり、そもそも買ったあとに後悔する羽目になったりするのは、ここまで来たし避けたいと思ったからです。
結果、「電源容量」に続き「CPUとのボトルネック」「ケース」も加わり、新たに検討すべき事項が3つも判明しました。3つも!?

この辺はほぼイキかけながらっていうか、妥協の気持ちでいっぱいだったので、あまり深くは考えずに行きました。ただ、電源容量はそこまで考えなくてもいいとか、ボトルネックは正直気にしなくてもいいとか、そういった話は割と見つかったのですが、なんとか誘惑に負けずにざっと調べるだけしました。動かないのだけは嫌だったので。
まず、電源容量について改めて検討します。今回はドスパラさんの計算ツールをそのまま使いました。自分のパソコンの構成を入力して、全体の電力を大まかに算出するものです。そして、これは特にドスパラさんで顕著のようですが、電源は必要電力の2倍のものを用意することをやたらと勧めてきました。

電源容量を使用電力の2倍とする風潮には様々なネットの意見があるようですが、万全を期すために、一応は意識することとしました。というか、今回は電源を絶対買わないつもりで来てるので、自分のパソコンがデフォルトで備えていた500Wにマッチするよう選択することとします。
次に、「CPUとのボトルネック」は、CPU(中央演算処理装置、パソコンの中核みたいなヤツ)とグラボがあんまり性能差ありすぎると、片方が足を引っ張ってしまいますよ、というものでした。自分のパソコンのCPUを調べると「Intel Core i5-8500」とあります(ちょっと性能控えめだし、今では結構古めのものです)。実際にボトルネックを調べるにあたって、ボトルネックチェッカーというサイトを使いました。

「ケース」は、普通にパソコンの外殻というか、そのまんま入れ物のことです。一部のグラボはデカすぎてケースに収まらないなんて事態もあるそうなので、ケースの長さを普通に測って、候補のグラボがそれより小さいかを確認しました。
以上3項目を考慮して整理した表がこちらです。

この表からそれぞれの特性を比較し、ひとしきり悩みました。

価格は抑えたいけど、スペックもいいのにしたい……でも、電源容量の話とか軽く見てたら痛い目を見そうでこわい……
と、いろいろ悩みましたが、結局、今回の必要スペックと妥協を同時に考慮して、GeForce RTX 3050 6GBを購入することに決定しました。イエイ!

一番の決め手は値段でした。圧倒的に安い。次に、逸脱した省電力という大きな魅力もありました。もう少し上に載っていたRTX 3050の8GBのほうが多分コスパもいいしそんなに値段も変わらないのですが、やっぱり電源のことをどうしても考えてしまって、ここは見栄の張りどころではないと一歩退きました。よくわかりませんが「補助電源」というのも不要だということで、正直これ以上は面倒だと考えていた自分にはRTX 3050 6GBが輝いて見えたのでした。
また、個人的にはRTXへの期待というのも大きかったです。RTXシリーズはGTXの上位シリーズとされていて、GTXには無い「リアルタイムレイトレーシング(????)」という技術が結構すごいらしく、なんかかっこいいので惹かれてしまいました。響きが、いいですよね。(諦観)
10.アイワナビーア君の全て
そんなわけで、かつてゲーミングPCを無心で購入したドスパラさんで、もう一度、今度はちゃんと確認をしながら、RTX3050 6GBを、購入しました。


意外とすぐ届き、高ぶるテンションを抑えながら交換作業を行いました。あんだけ迷っていろいろ考えて買ったんだから間違いないし、あとはこれを挿しさえすればタロス2をカクカクでない環境でうっとりプレイできる……!!うおおおおおおおおおお(Making the mother of all omelettes here Jack)
交換に際しては軍手をするとかカチッと言うまで挿すとかいろいろと注意事項があるようで、2,3万するペラペラの板を無駄にできなかった自分は、一度冷静になって、しかしハイテンションは保ちつつ、そういう動画とかでしっかりと調べてから交換に臨みました。えらすぎる!!優勝するぞ!!優勝するぞ!!!(素振り)
そして、ウキウキ最高交換作業が完了し、待ちに待ったタロス2を早速プレイ……はちょっと怖かったので、とりあえずでLeft 4 Dead 2(神ゲー)を起動しました。元々めっちゃ軽いゲームだからわかんねえや(爆笑)(無敵)
問題なく3Dのゲームは動くよね、と確認できたところで、いよいよタロス2に挑みます。
結果は……

大成功でした。
動きが全然違う。全くカクカクしない。ゲームが……サクサク……さくさくぱんだ……(ダークエルフ系VTuber)
正直ボトルネックとかの話は結構無視したし、パーツ一個換えるだけでそんなによくはならんかもなあと不安でしたが、もうびっくりするくらい良くなっちゃって最高でした。テム・レイの気持ちがよくわかりました。
特に、DLSS(?)という設定を適用したときのスムーズさは素晴らしいものでした。RTXの機能だそうで、改めてこれを選んでよかったな、と噛み締めながらゲームを続けています。タロス2、楽しいぜ!うっひょ~~~~
11.感想など

感想です。まず最初から最後までずっと思ってたのが、金かかりすぎということです。これに尽きます。
今回、自分は「ゲーミングPCのグラボだけを交換」しましたが、すでに2万5千円くらいかかっています。グラボをもう少し上位のものにして、電源も新しくして、なんならCPUもメモリも今安いやつに替えて……とかやっていたら本当にキリがないわけです。当然、グラボの上位モデルなんてマジでいくらでも上があるので、妥協が大事であるという意識を保てたことは幸いでした。とりあえず、こんなに金かかるのに「自作PCが趣味」と話すような激ヤバの人間ともし遭遇した場合、距離を取ることをおすすめします。
また、そんな青天井のような費用に直面しながら考えるようになったのですが、「最強スペックのパソコンを組んだとして、そうまでして何かやりたいことはあるのか」という気持ちがどうしても先行するようになってしまいました。だって高いんだもん。
モンハンワイルズやAI生成、動画編集をずっとやっていく人や、あるいは高スペックのパソコンを組む行為そのものにロマンを抱くような人だったら全然構わないのです。しかし、自分はそのいずれにも当てはまらず、ネットサーフィンのついでに、たまにちょっとしたゲームができたらいいな、程度の人間です。電力ももったいないし、よくよく考えたらオーバースペックの必要はないのかも、とついに思い始め、気がつけば、GTX970をちょっと上回る程度が今回の妥協点だろう、と納得していました。RTX4090(現環境トップメタ、最強グラボ)とかへの憧れみたいなものはもちろんあるんですけどね。
あとはまあ、単純にいろいろ学べてよかったというのもありました。グラボの価格変動がバカ激しいこととか、この前発表されたモンハンワイルズの推奨GPU「RTX 4060」がすんげ~~高いこととかも、多少は感覚でわかるようになりました。そして、何より、最初にもっといいゲーミングPCを選んでおけば……あのときもう少し調べておけば……という後悔も、根拠を伴って強まることとなりました(SSDモデルをちゃんと買ったこと、HDDをオプションで付けたことについてはよくやったと思っている)。
以上、かな~り長くなりましたが、今回はこれで終わらせていただきます。自作PC関係といってもグラボの交換しただけの記事だったので、今後、メモリ交換とかモニター、音響とかに凝りはじめたらなんか投稿すると思います。イチから自作PCやることは一生ないかもしれませんが、これからもそういう系の記事を気が向いたときに更新できたらなあと考えています。
ここまで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。

(お気づきとは思いますが、今までのスクショはすべて新しいグラボで起動したタロス2のものです。想像以上に貼ってしまったので、最後にもう一回リンクを置きます。↓)
