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shinya_chanpuru
昔、麻雀が好きだった。
覚えたての頃はなかなか勝てなかった。
あまりにも勝てないので、うまい人に私の牌の進め方を見てもらった時がある。
「捨て牌は間違っていないんだけど、もっと狙わないと」
確率だけを考えていた。
テンパイする確率、誰かに振り込まない確率。
それが最短だと思っていた。
けれど、それは最短ではなかった。
そして次第に「確率」以外のことも考えるようになった。
損をすることは、悪いことなんだろうか。
遠回りをすることは、悪いことなんだろうか。
傷つくことは、なにかを失ってしまうことは、悪いことなんだろうか。
安全な「確率」ばかり考えていると、それに従わなければならなくなる。
損をしない方法、笑われない方法、傷つかない方法、悲しい目にあわない方法。
そんなことばかり考えていると、何のために生きているのかわからなくなる。好きなことではなく確率で選んでいると、自分がなくなってしまう。
湧き上がる好奇心と、それを行動に起こすための少しの勇気。
それさえあれば、人生って何とかなるような気がする。
確率でいったらカンチャン待ちより、両面待ちなんだろうけど、
それでアガれるとは限らないんだな。
「損をしてもいい」
つまり、自由だ。
