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【聞き書き文字起こし】天野蒼空さんによるご朗読&感想会配信の記録及び感想など

 現在note及びTALESにて連載中の、青春演劇群像劇小説「舞台裏から愛とかを込めて」を、光栄にも2026/3/18(水)20時から(だいたい1時間ほど)、天野蒼空(あまの そら)さんによるご朗読&感想会配信にてご紹介いただきました。

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舞台袖から見ている感じの素敵な画像♪

【聞き書き文字起こし】※作者は配信をこう聞いたという記録です、一字一句正確な記録ではありません。

視聴者コメント(以下「コメ」):これは作者の体験ベース?
天野蒼空さん(以下「ぺん」):作者さんは演劇をされていた方で……あれ、ここにいる人けっこうな割合で演劇に関わりがあるのね!ここわかるな~感がみんなありそう。
コメ:大学生感がすごい、文化系大学サークルの書き方がいい。
ぺん:わちゃわちゃ感とか、古くて汚い部室棟、いかにもな雰囲気の演出さんがそうあるべきって感じでギャンブルに染まるとことか。
コメ:あだ名から大学生っぽい感じが出てる。
ぺん:本名で呼ばずにあだ名で呼び合うのは大学劇団の文化?風習?である気がする、高校もかな。大納言とか二等兵(弱そうだから)とかいましたね。1シーン1シーンが「うわ、知ってる」ってなる。印刷室の雰囲気、年季の入った備品をずーっと使ってるとこなんか。
コメ:読者の学生時代の記憶を蘇らせる、知らないはずなのに「この人知ってる」と思える。
ぺん:わけのわからない熱いノリ、技術じゃないんだパッションなんだよってなんでも全員でやることに意味を見出すスタイル。全然知らないのに知ってるわぁ……ってなる。「大学サークルあるある」が詰まってる、作者の経験をベースにしてるから、記憶のフックにひっかかるひっかかる。
 言い回しに目を向けると、固そうな言葉と身近な柔らかい言葉をうまく組み合わせている。物語という額縁を通して読み手の記憶にぴとって寄り添うというか。存在しないはずの青春の記憶が呼び起こされる。
 魔法のように煌びやかな世界の後ろ、幕の隙間から漏れてくるかすかな光の中で支える存在、素敵な冒頭の表現。
コメ:「デザインなんてできない」と言いつつもちゃんと取り組むタロの態度もそれっぽい。
ぺん:それでもなんとかかんとかやるんだけど、やっぱり力の差は出るというのもね。文章がくだけすぎてないので、楽しいんだけど、どこか真面目さを感じさせる、軽妙な空気感があるんだけどチャラくない。
 高校演劇よりも取り上げられることの少ない大学演劇の特徴を捉えている。チラシのデザイン気になる~。日常の活動の場面から将来の話を持ち出して、この劇団の「ガチ度」をにおわせる。飲み会をするための隠れ蓑としての形だけのサークルではないぞと。
コメ:チラシはアングラの香りを残す唐十郎の紅テントみたいな雰囲気であってほしい。
ぺん:サークル紹介イベントあったよね、何度も同じビラもらったり。読めば読むほど読者記憶の底をさらいまくる。劇団の懐具合の垣間見えるTシャツがない事情も、見積もり取ったことのある人ならわかる。
 経験と創作の関係性はよく語られる、経験したことしか書けないのかと言うとそうでもない。豊かな経験は確実に文章に現れるということ、経験とは自分ごとだから、それを基にした文章は読者の自分ごととつながることができる。せっかくの経験を出さないのはもったいないことだ。全く同じことを経験していなくても、自分の中にも共通する記憶のピースが反応することはあり、それが次々に反応していくから。自分なりの組み合わせで自分なりの受け止め方ができる。
コメ:経験がないという経験もまた経験、そこから生じる渇望や憧れもまた表現の源。
ぺん:経験でなくとも、インプットという体験、読書とか作品に触れることでも経験を補うことはできる。この配信もまたその一つ。
コメ:記憶と記憶が響きあうのかな。
ぺん:そういう効果を生むのはやっぱり経験が出てる文章だよね。強い経験があればいいってわけじゃなくて、それを作品に落とし込むのが大事。素材を美味しく食べるための調理や付け合わせの工夫ね。アンチョビという生の経験にオリーブオイルやバケットという体験による技術や知恵を添えるのもいい。
コメ:経験も体験もまぜこぜにして自分という漏斗を通って零れ落ちたものが創作の始まりのエッセンス。
ぺん:インプットしたものをどうアウトプットするかが作者の腕の見せ所。
コメ:この作品のこだわりは、自分をさらけ出し合っているからこそ互いの柔らかな部分を思いやることのできる空気感。100%わかり合えることなんてないと穏やかに絶望して、それでも必死に手を伸ばし合う関係。
ぺん:大学生っぽいつかず離れずな雰囲気もありつつ、サークルならではの濃密な関係へと一歩踏み込んでいくことで、さらに深い所を魅せていくのですな。劇団どろだんごって名前も好き。磨けば光る。


<感想>
 7ヵ月ほど前にも朗読&感想会で拙作を紹介していただいたことがありまして、その際にも感じたことなのですが、今回に限らず天野さんの配信についてざっくりとまとめますと以下のようになります。
・視聴者コメントも含め、とにかく雰囲気が暖かい。作品を書いて、応募してよかったと強く思える。創作意欲が高まる。
・コンセプトである「作品のいいところ探しをしよう」が徹底されているので、褒めにあふれた時間となり、作者として多幸感を味わえる。
・作品が読者にどう届くのかが実感でき、創作の目的(何を書きたいか、誰に届けたいか等)が実現されているかを確認できる。
・作品を丁寧に朗読していただける体験も貴重、朗読という行為によりプラスアルファの魅力を付加してもらえ、より読者に届くようになる。お声やリズムが心地よく、作品を大切に扱ってもらえていると感じられる。
 魅力の全てを伝えるには私の筆力が圧倒的に不足していますので、ぜひ今回を含め、累計約500本に及ぶ天野さんの朗読動画をお楽しみいただければ幸いです。

 今回、天野蒼空さん並びに配信を同時視聴していただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。


以前私が製作させていただいた天野さんの紹介動画はこちら↓↓↓

 天野さんのYoutubeページはこちら↓↓↓



本小説のマガジンページはこちら↓↓↓

https://note.com/watakuro/m/m311a2fb693ed


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