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🎧 ジャズのピアノトリオ名盤【#167】エメット・コーエン「Future Stride」を聴いてみた

とにかくジャズのピアノトリオを紹介したい男、です。

こんにちは。ジャズの専門家でも上級者でもないけれど、とにかく「ピアノトリオが好き!」という気持ちだけで書き始めたシリーズです。僕と一緒に「JAZZピアノトリオの名盤」を少しずつ学んでいきましょう。

今回は、現代ジャズ・ピアノ界の若きスーパースター、エメット・コーエンをご紹介します。彼はYouTubeでのライブ配信「Emmet's Place」で世界中のジャズファンを熱狂させました。そのスタイルは、ジャズの最初期にある「ストライド・ピアノ」の伝統を継承しながら、現代的な感覚でアップデートさせた唯一無二のもの。「ジャズは楽しい!」と理屈抜きで思わせてくれる、今最も勢いのあるピアニストの代表作、『Future Stride』です。


🎹 今回のアルバム

Emmet Cohen – Future Stride (2021) エメット・コーエン(ピアノ)、ラッセル・ホール(ベース)、カイル・プール(ドラムス)という、鉄壁のレギュラー・トリオを中心とした作品です(一部トラックでゲスト参加あり)。2021年に名門Mack Avenueからリリースされた本作は、タイトル通り「未来のストライド・ピアノ」を提示した意欲作。リリース直後からジャズチャートを席巻し、批評家からも「ジャズの過去と未来を繋ぐ傑作」と絶賛されました。


👂 聴きどころ

  • 「ストライド・ピアノ」の現代的復活:1920年代〜30年代に流行した、左手でベース音とコードを交互に弾く「ストライド奏法」。エメットはこの古いスタイルを驚異的なテクニックで現代に蘇らせています。オープニングの「Symphonic Raps」から、レトロなのに新しい、彼ならではの痛快なピアノが炸裂します。

  • 「阿吽の呼吸」で繋がるトリオのグルーヴ:ベースのラッセル・ホールとドラムのカイル・プールは、長年寝食を共にするほどの親友であり、音楽的ソウルメイトです。彼らのインタープレイは、単にリズムを合わせるだけでなく、互いに冗談を言い合っているかのようなユーモアと爆発的なエネルギーに満ちています。

  • ジャズの歴史を遊ぶエンターテインメント性:クラシックなスタンダード曲からオリジナルまで、彼らの演奏には「聴衆を楽しませよう」というサービス精神が溢れています。難解になりがちな現代ジャズにおいて、これほどまでにハッピーで、身体が自然と動いてしまうピアノトリオは貴重です。


✍️ 一言コメント

「最近のジャズは難しくてわからない」という人にこそ聴いてほしい、最高にハッピーな一枚です。古い映画のようなノスタルジーを感じさせつつ、その演奏はキレッキレ。聴き終わった後には、きっと元気をもらえるはずです。ジャズの歴史を敬愛し、それを全力で楽しむ若き天才たちの「未来へのストライド」をぜひ体感してください。


いかがでしたか? これで「JAZZピアノトリオの名盤」シリーズも167回目となりました。今後も、さらに素晴らしい作品をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!


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