35歳未経験Webデザイナー。撮影ディレクションも仕事でした。
こんにちは、うぇぶちゃんです🛜☁️
最近、ホームページ制作の仕事で、初めて撮影のディレクションを担当しました。
「Webデザイナーなのに、撮影ディレクションもするの?」
私も最初はそう思いました(笑)
でも実際に働いてみると、デザインだけやればいいという事ではありませんでした。
写真を撮る日程を調整したり、どんな写真が必要なのかを整理したり、カメラマンさんと打ち合わせをしたり…。
ホームページ制作って、本当にいろいろな仕事があるんだなあと実感しました。
もちろん、最初からやり方を教えてもらったわけではありません。
なので今回は、私が実際にどんなふうに考えて、撮影の段取りを進めたのかを書いてみようと思います。
これからWeb制作会社へ就職する方や、「デザイン以外の仕事って何をするんだろう?」と気になっている方の参考になれば嬉しいです。
Webデザイナーだけど、撮影の段取りも担当することに
ホームページ制作では、掲載する写真もとても大切です。
文章やデザインが良くても、写真の印象でサイト全体の雰囲気は大きく変わります。
そのため、写真撮影まで含めて制作を行うこともあります。
そんな中、担当しているホームページの撮影が決まり、
「このサイトは私が担当だから、撮影の段取りも自分がやることになるんだろうな」
と思っていました。
実際、その予想どおりでした(笑)
でも、ここで一つ問題がありました。
「撮影の段取りって、何をすればいいんだろう?」
ホームページは作ったことがあっても、撮影を進行した経験はありません。
カメラマンさんと仕事をするのも初めて。
もちろんマニュアルなんてありません。
だから私はまず、「撮影」という仕事を細かく分解してみることから始めました。
まず最初にやったのは、「撮りたい写真」を整理することでした
撮影の段取りと聞くと、
「カメラマンさんと打ち合わせをすること」
を想像する方も多いかもしれません。
でも私は、その前にやることがあると思いました。
まずは、
「どんな写真が必要なのか」を整理することです。
ホームページのワイヤーフレームを見ながら、
「ここにはこんな写真を入れたい。」
「このページにはこんな雰囲気の写真が合いそう。」
というように、一つひとつ書き出していきました。
例えば、
・会社の雰囲気が伝わる写真
・スタッフ同士が話している様子
・仕事をしている様子
・建物や設備の写真
そんなふうに、大まかなシーンごとに整理していきました。
最初は、
「撮影当日に考えればいいかな?」
とも思ったんですが、それだと絶対に現場で迷ってしまうと思いました。
だから私は、撮影当日ではなく、ワイヤーフレームを見ながら必要な写真を洗い出すことにしました。
すると、
「どんな写真が必要か」だけではなく、
「この写真はどのタイミングで撮れそうかな?」
という次の課題も見えてきました。
そこで次にやったのが、
企業さんの一日のスケジュールと照らし合わせることでした。
一番スムーズだったのは、「たたき台」を作ってから相談することでした
撮りたい写真が整理できたら、次は撮影のタイムスケジュールを作りました。
今回の撮影には一つ条件がありました。
限られた時間の中で、必要な写真をすべて撮り切ること。
そのため、「当日その場で考えながら動く」という進め方は難しいと感じていました。
まず打ち合わせで、企業さんの一日の流れを教えていただきました。
さらに今回は、一つの部署だけではなく、複数の部署それぞれの様子を撮影する必要がありました。
部署ごとにスケジュールが異なるため、「どの時間に、どの部署へ行けば必要なシーンが撮れるのか」を整理する必要があったんです。
そこで私は、各部署のスケジュールを一覧表にまとめました。
例えば、
A部署は9時から打ち合わせ
B部署は10時から作業
C部署は11時から来客対応
というように、部署ごとの予定を横に並べて整理していくと、
「9時ならA部署でこの写真が撮れる。」
「10時にはB部署へ移動した方がいい。」
というように、撮影ルートが自然と見えてきました。

さらに、ホームページのワイヤーフレームを見ながら「ここにはこんな写真を使いたい」というイメージも照らし合わせ、カメラマンさんがどの時間にどこへ移動するかまで含めたタイムスケジュールを作成しました。
実は最初は、打ち合わせの場で「どの時間に何を撮りましょうか?」と決めようとしていました。
でも、ホームページ全体のイメージもまだ共有できていない状態では、お互いに想像しづらく、その場で決めるのは思った以上に難しかったんです。
そこで一度持ち帰り、
「今のところ、このような流れで考えています。」
というたたき台を作ってから、企業さんへ共有する方法に変えました。
すると、「この時間なら対応できます。」
「こちらを先に撮った方がスムーズですね。」
と具体的な調整がしやすくなり、撮影当日もほとんど迷うことなく進めることができました。
今回の経験を通して学んだのは、最初から相談するよりも、一度自分なりの案を作ってから相談した方が、お互いにイメージを共有しやすいということです。
カメラマンさんとの打ち合わせで、一番最初に伝えたこと
タイムスケジュールが完成したら、次はカメラマンさんとの打ち合わせです。
このとき、私が一番最初に共有したのは、
「どんな会社なのか」ということでした。
どんな事業をしている会社なのか。
どんな強みがあるのか。
どんな魅力をホームページで伝えたいのか。
そういった背景を最初にお伝えしました。
例えば、
「代表の人柄が魅力の会社です。」
「社員同士の距離が近く、温かい雰囲気が特徴です。」
「地域とのつながりを大切にしている会社です。」
など、その会社らしさが伝わる情報を共有します。
なぜなら、同じ「仕事風景」の写真でも、
会社の魅力を知っている状態で撮るのと、何も知らずに撮るのとでは、カメラマンさんの視点も変わると思ったからです。
「この会社の温かい雰囲気を伝えたい。」
「この会社らしい瞬間を残したい。」
そんな意識を持って撮影していただけると、ホームページ全体にも一体感が生まれるのではないかと考えました。
そのうえで、
「こんな雰囲気の写真が撮りたいです。」
という参考画像もお見せしました。
背景が少しぼけていて人物にピントが合っている写真。
自然な笑顔が写っている写真。
仕事をしている様子が伝わる写真。
言葉だけで説明するよりも、イメージを共有した方がお互いの認識がそろいやすいと感じたからです。
さらに、ワイヤーフレームや撮影スケジュールも事前に共有し、「どのページで、どの写真を使う予定なのか」まで確認していただきました。
撮影当日に初めて説明するのではなく、事前に全体像を共有しておくことで、お互い安心して当日を迎えられたと思います。
撮影当日は、「カメラマンさんが撮影に集中できる環境」を作ることを意識しました
撮影当日は、30分ほど早めに現地へ到着しました。
まず最初に、現場の担当者の方と当日の流れを確認しました。
「この部署は何時から会議です。」
「こちらの部署は○階で作業しています。」
「スケジュールが少し変更になっています。」
といったように、その日の予定や場所を改めて教えていただき、事前に作成していたタイムスケジュールと照らし合わせながら確認していきました。
撮影は予定どおりに進むこともあれば、当日の状況によって変更になることもあります。
だからこそ、最初に現場の最新情報を確認しておくことが大切だと感じました。
その確認が終わったら、いよいよ撮影スタートです。
私はタイムスケジュールを見ながら、
「次はこの場所で、このシーンをお願いします。」
とカメラマンさんへ撮影内容をお伝えしました。
その後の移動や撮影の進行については、基本的にカメラマンさん判断で、素敵な写真が撮影できたら次に移動、という形でお任せしていました。
一方で私は、次の撮影場所へ5分ほど早めに移動し、
「これから撮影が入ります。」
「ご準備は大丈夫でしょうか?」
と、現場の担当者の方へお声がけをしていました。
撮影する側だけでなく、撮影される側も準備ができていることで、現場全体がスムーズに進みます。
私の役割は、「写真を撮ること」ではなく、撮影しやすい環境を整えることだったのかなと思います。
また、今回の撮影がスムーズに進んだのは、企業の担当者の方々のご協力があったからこそだと感じています。
事前にタイムスケジュールを共有していたこともあり、
「次は〇〇部署へお願いします。」
「このあとはこちらの会議室です。」
といった連絡を、担当者の方同士で声を掛け合ったり、社内で連携を取ってくださったりしていました。
そのおかげで、私たちが次の撮影場所へ移動する頃には、現場の準備が整っていることも多く、撮影はとてもスムーズに進みました。
私たちだけが頑張ったのではなく、「良いホームページを作りたい」という気持ちを企業の皆さんも共有してくださっていたからこそ、あの撮影ができたんだと思います。
事前にタイムスケジュールを作成し、共有していたことも、その連携につながったのかもしれません。
やってみて気づいたこと。写真は「撮る」より「選ぶ」が大事だった
撮影が終わって、一つ気づいたことがあります。
それは、撮りたい写真を細かく決めすぎなくてもいいということでした。
撮影前は、
「この構図で撮ろう。」
「この写真をこの場所で使おう。」
と、一枚一枚細かく考えていました。
でも実際の現場では、その場でしか撮れない自然な表情や空気感があります。
だから、撮影リストは「あくまで方向性」を決めるためのもの。
細かい構図まで決める必要はありませんでした。
実際には、
「会議をしている様子」
「作業している様子」
「スタッフ同士が話している様子」
というように、大きなシーンだけ決めて撮影していただき、その中からホームページに合う写真を選んでいく方が、私には合っていると感じました。
これは、カメラマンさんを信頼していたからこそできたことでもあります。プロだからこそ見つけられる瞬間や表情があります。
だから私は、「どんな写真が必要か」を考え、カメラマンさんは「その瞬間をどう切り取るか」を考える。
それぞれの役割を分けることで、より良い写真につながるのだと学びました。
今回の撮影を通して感じたのは、事前準備はしっかり行いながらも、現場では柔軟に対応することの大切さです。
これは撮影だけではなく、普段のWeb制作やディレクションの仕事にも通じる考え方なのかもしれません。
おわりに
今回、初めて撮影のディレクションを担当してみて、
「それぞれが動きやすい環境をつくること」が1番大事なのかな
と感じました。
一つずつ整理してみると、
撮影したいシーンを書き出して、
タイムスケジュールを作って、
カメラマンさんとイメージを共有して、
当日は現場がスムーズに進むようにサポートする。
カメラマンさんには、写真を撮る技術があります。
企業の担当者の方は、現場をよく知っています。
だから私は、その間に立って情報を整理し、みんなが動きやすいように段取りを考える。
それが今回の私の役割でした。
今回の撮影で使ったタイムスケジュールも、
「どうしたら分かりやすいかな?」
「どうしたらスムーズに進むかな?」
と考えながら、自分なりに作ったものです。
私は未経験でこの業界に入りました。
だからこそ、分からないことに出会うたびに、自分なりに整理して、「できる形」に変えてきました。
最近気づいたんですが、私は新しいことを思いつくのはあまり得意ではありません。
でも、複雑なことを整理して、誰でも動ける形にすることは好きなのかもしれません。
今回の撮影ディレクションも、その延長線上にある仕事だったような気がしています。
もしこの記事が、
「撮影って、こんなふうに考えればいいんだ。」
「ディレクションって、段取りを作る仕事なんだ。」
そんなふうに思ってもらえるきっかけになったら嬉しいです。
☁️うぇぶちゃんは今日も、分からないことを、一つずつ「できる」に変えています🛜
