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個人OKRで、もう迷わない。

(コツコツ努力するのが苦手だった)自分にとって、何か目標を立ててそこにむかって毎日行動する、というのはまさに「自分にはできない」という苦手意識のど真ん中でした。

今年の目標を考え始めた時も、ざっくりと「今年はこんなことができたらいいな」みたいなことを並べ、それでかなり満足していたのですが、どうせなら立てた目標は達成できた方が嬉しいだろうし、ものの試しだ、と思い今年の個人的な目標を「OKR」というフレームワークを使って立ててみました。

結果、仕事・プライベート双方での個人的な目標(≠組織の目標)ではありますが、「目標のことを思うと自然と力が湧いてくる」というような状態になり、今回はそのエッセンスを言語化します。

OKR - ワクワクする状態と到達条件

OKRについて、会社でもうっすらと聞いたことがあったような、、なかったようなという自分でしたが、今回は以下の書籍を参考にしました。

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

前半は架空のスタートアップの試行錯誤を題材に実際にOKRが組織でどのように機能するのか(あるいはどのように失敗するのか)、後半にOKRの設定メソッドが書かれていて、2時間ぐらいで読め、「さぁ目標考えようか」という時におすすめです。

細かなOKRの内容やメソッドは、書籍やすでに出ている記事をぜひ読んでいただきたいですが、「個人的な目標」を考える上で、「OKRってこんな力を持ってるんだな」と思ったことを簡単にシェアします。

O - ワクワクする状態(定性)

個人的に意外だったのは、OKRでの最上位の目標は「定性状態」だということ。目標というと「売上200%」のような数値目標を思い浮かべがちですが、それは後に出てくるKR(主要指標)が担います。

この意味としては、「売上200%」や「〇〇億円」のような目標は、その後細分化され日々の行動に落ちていくわけですが、それ単体ではあまり想像がつきません。

個人の目標も、「年収〇〇万円」とか「年間読書数〇〇冊」と定量的におくことも多いですが、では「年収〇〇万円」になってどんな仕事・生活がしたいのか?「〇〇冊」読んでどんなことを知り、考えたいのか?  
何かを目指す時には「高度3776m」ではなく、「富士山の山頂でご来光を拝む」という、頭の中に想起しやすい定性的な目標の方が、動機→行動というプロセスの中で強力に働きます。

KR - じゃあそれはどうやったら達成できたといえるのか(定量)

例えば、OKRのOを仮に「パーマカルチャー(自然と共生する生活)を理解し実践している」状態としましょう。これは、どうしたら達成しているといえるのでしょうか?

パーマカルチャーにも色々と定義もあり実践の中での揺らぎもあり、きっと思い描く姿は人それぞれなのだと思いますが、定量目標には「これが実現できていれば、目標を達成したといえる」という指標を入れ込んでいきます。
例えばざっくりと
・人の話を聞いたり, 本を読んだりして生活の知恵を100個実践する
・年間の食事の80%は自分たちで作った食物で賄う
・年間にゴミに出す廃棄物の量を10kg以下にする
という感じでしょうか。

ここでポイントなのは、「〇〇をする」ではなく、数値で表現できるものを入れ込むということです。(ちょっとパーマカルチャーと数字は相性が良くないかもしれませんが、、、ではなぜ例に選んでしまったのか、、笑)

数値で表現することの良いことは、「今それをどのぐらい達成しているか」がわかること、また長い期間で目標に向かって走る際に、「目標に近づくために他にできることはないか」ともがくことができる、というのがメリットだと思います。

例えば「ゴミをできるだけださないようにする」のような立て方をすると、「できるだけとはどのぐらい?」を毎回確認しなければなりませんし、その時できるだけの努力の範疇に収まることになります。
KRでは、達成率が50%ぐらいの挑戦的な数値目標を設定することで、「いまの行動・習慣から、何を変えれば良いだろう?」という工夫のきっかけとなる問いを生み出すことができます。

OKRはイメージの湧きやすい定性目標と、それが実現できたといえる定量目標の2つで構成されます。
これによって、「今自分はどこに向かって走りたいんだっけ?」と問いかけた時に、具体的なイメージと、そのために乗り越えるべき壁が明確に思い起こされ、行動につながります。
こういう点が、OKRが強力だと言われる理由だと感じています。

さて、何をしよう?

ここまでは目標の話をしてきました。
でも、私にとっては「行動に移す」ことの方が、より苦痛に感じられてきました。

以前の記事でも紹介しましたが、私はコツコツ何かを続けることが苦手です。今でも、明確な目的や完璧にできない自分を許す、ということを意識できなければ、反復・継続して何かをするというのはきっとできないでしょう。

さらに目標につながる行動を阻害するのは、「別のことに興味が移ってしまう」ということです。
「試験直前に部屋の掃除を始めてしまう」とか「重たい思考タスクを前にしてSlackを開いたり閉じたりしてしまう」ということを体験、今でもやってしまう方はきっと多いはず、、私もSlackとメールとカレンダーを往復する反復横跳びだけは得意なんですよね、、

「やらなければ」と思いつつ、別のことを始めてしまうのは、自分の中での優先順位が決まりきっていない、ということなのかもしれません。


絶対的「P1」の存在

OKRでは、目標を設定した後に、毎週の「最優先タスク」を3つまで設定します。逆に言えば、その他のタスクは、(存在は認めつつも)一旦忘れてしまおう!ということです。

もう一度言いますが、その他のことはいったん忘れましょう。

え、いやいや。。そんなことを言っても、重要なタスクはたくさんあるし、急な連絡は入ってくるし、、確かにそうかもしれません。でも、「最優先タスク」は8時間*5日間かけなければ実行できないことでしょうか?
大半のタスクは(適切に分解されていれば)長くて1日、短ければ実は10分でできた、なんてこともあるかもしれません。(最近はAIの活用で走り出しがさらに早くなったように感じます)

すなわち、「最優先タスク」を3つやったところで、あなたにはまだたっぷり他のことをやる時間があるということです。その順番を、一週間の中で前後させる、というだけ。

「KRを達成するために今週絶対にやらないといけないこと(P1)」を週の最初にエイ!と終わらせてしまう。そうすることで、「あ〜〜やらなきゃいけないけどメールの返信でどんどん時間がぁ、、」みたいなことがなくなり、むしろ「一番の懸念事項はもう倒したぞ!」という、魔王を倒した勇者状態ではじまりの街に走っていくことができるようになります。


そんなことを言ったって

と は い え
クライアントから急に修正依頼の電話がかかってきた、、今日の15時までにださなければいけない書類を忘れていた、、、などなど、P1を阻害する誘引はたくさんあると思います。
「最優先タスク以外はいったん忘れる」というのは、なかなか仕事の中で実現するのは、最初は難しいかもしれません。

だからこそ、「個人のプロジェクト」からOKRをはじめてみてはどうでしょうか。

私個人の話に戻りますが、今期のOKRのOを「コーチングの知見と事業開発経験を棚卸しし、定期発信と申込導線が回り始めている状態」と設定しました(生々しくて恐縮ですが)。
フルタイムの仕事をしながらなので当然、朝や夕方にタスクを進めることになります。

そういうとき、「記事を書こうかな、、」「本を読もうかな、、」「イベント探そうかな、、」「フレームワーク作ろうかな、、」などと、逡巡しているだけで、あっという間に夜の帷はおりてしまいます。

そのため、「仕事を終えたら、絶対にこれをする=P1」だけをやれば、万事OK という状態にすることで、いろんなものに目移りせず、毎日ほんの少しだけでも進捗を生み出すことにつながっているなと感じます。

私の場合、OKRを年間でも見つつ、それを3ヶ月ごとにわけ四半期のOKRを作成(わらしべ長者的に、これ(第一四半期OKR)ができたら次(第二四半期OKR)はこれ、という形にし、そこから3ヶ月間のP1を設定しています。

私の1-3月のP1は、「週に一度、小さくてもいいから記事を出す」ということです。

これまで、何度も何度も、定期的に記事を出そうと思っては失敗を繰り返してきました。
多分その背後には、「ちゃんとしたことを書かないと馬鹿にされるんじゃないか」みたいな思いもあったのだと思います。でも一旦「質」のことは忘れて、「数」という最優先のことに集中することにしました。

きっと「質」のことは、もう少し記事を出すことに慣れた4月以降の自分が考えてくれると信じています。

個人のプロジェクトは、往々にして仕事や家事・育児、誰かとの食事、、などいろんなものの下敷きになって跡形も無くなってしまうのがよくあるパターンだと思いますが、このように

・ワクワクする目標と、その達成条件(OKR)
・達成条件に向かって歩まなければいけない今週の最重要項目(P1)

を設定し、前進させていけるのではないかと考えています。


蛇足

・最初にご紹介した書籍では、「月曜日の朝にP1を設定」し「金曜日の夜には、未完成でも良いので出来上がったものをシェアするWin-sessionをひらく」と、目標設定と報酬・賞賛の機会を設けることを推奨していました。
「できなかったからダメ」ではなく、「ここまでできた、えらい!」と週の終わりには自分を、仲間を褒め称えることが、次の週の活力につながります。未達成だったら、次の週はどうやったら達成できるか、考えたら良いのです。

・ちなみに、今週の記事は1000字ぐらいの小さな記事かなと思っていました(先週勢い余ってたくさん書いてしまったので)。なぜか4000字を超えて自分のことを苦しめているのは私です。

・記事が続けばOKRは個人プロジェクトに生きるんだな!と思っていただければと思いますし、失敗した時も、どうして失敗したのかの学びを、ぜひシェアできればと思います。


個人プロジェクトのOKRを一緒に考えて欲しい、という方は、ぜひ下記のFormからご連絡いただけたら嬉しいです〜!

お試しセッション(45分)


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