無料でも商用利用OK?Difyの料金プラン、損しない選び方と注意点
仕事をする中で、こんな経験はありませんか?
「AIアプリを自分で作ってみたいけど、何から始めたらいいか分からない…」
「プログラミングの知識がないと、やっぱり難しいのかな?」
そんな風に思っているあなたにピッタリなのが、「Dify」です!
前回の記事では概要と特徴を解説しました。
詳しくはこちらのNoteをご覧ください。
今回は、「料金プランが色々あって、どれを選べばいいか分からない…」「無料でどこまで使えるの?」とお悩みの方向けにDifyの料金プランをどこよりも分かりやすく解説します。
どんな時にどのプランを使うのか、ローカルで利用するプラン等、Difyを使いこなすための情報を凝縮しました。
Web記事でもDifyの事を書いておりますので以下の記事をご覧ください。
📌 Noteをご覧になっている方へ
WEELでは、生成AIを業務や事業に取り入れたい方向けの各種セミナーを開催しています。
「どんな活用ができるのか知りたい」「自社でどう始めればいい?」という方に向けて、現場視点のノウハウや最新事例をご紹介しています。
✅ セミナーに参加する
Difyの料金体系とは?
Difyには、無料で始められる「SANDBOX」と、より機能が充実した有料プランがあります。
有料プランは主にPROFESSIONAL、TEAM、ENTERPRISEといった構成になっていて、使いたい規模や用途にあわせて選べるようになっています。
プランごとの違いを表にまとめてみました。

無料プランでは、個人での試用やプロトタイプ作成といった用途に最適で、基本的な機能は一通り利用できます。ただし、APIの利用量やストレージ容量には制限があります。
一方で、プラン以上になると、より多くのAPIリクエストに対応でき、チーム機能が使えるので、業務で使う場合や複数人で運用する場合におすすめです。
Difyの無料プラン(SANDBOX)はとにかく試してみたい人にぴったり

1人用の環境で、5つのアプリを作れて、最大200メッセージまで試せるので、プロンプトの設計や動作確認には十分なスペックです。
また、無料プランでも「アプリの作成」「チャットボットの設計」「OpenAIなどのAPI統合」など、主要な機能を一通り利用できます。多機能なので、初期検証や試用には十分な内容です。
ただ、無料プランで注意すべき点として、「APIの使用量に制限」があることと、「長時間の連続利用には向かない」ことが挙げられます。本格的に利用したい場合は、有料プランへの切り替えを検討するのが良いでしょう。
APIリクエスト数(APIを使ったやり取りの数)やレート制限(短時間に実行できる回数の上限)はあるものの、「まず動かしてみたい」レベルの開発には十分対応できます。
Difyの有料プランはどんな人におすすめ?
無料プランで「これはいける!」という手応えを感じたら、次のステップとして有料プランの導入を検討しましょう。
個人での本格開発から、チームでの業務ツール内製化まで、Difyの有料プランは様々なニーズに応えます。ここでは、各有料プランがどのような利用シーンに最適なのかを解説していきます。
PROFESSIONAL|個人開発者や小さなチームにおすすめ

個人で継続的に開発したい方や、2〜3人の小さなチームでプロジェクトを回したい方にはこのプランが最適です。
月5,000メッセージまで利用可能で、APIリクエストも無制限、さらに知識データも500件登録できるため、実務レベルでもストレスなく活用できます。
価格も月59ドルと比較的手頃なので、副業やスタートアップ初期の導入に向いています。
TEAM|社内ツールとしてチーム導入したいときに最適

10人以上のチームでDifyを本格的な業務利用したいのであれば、このTEAMプランが最適です。
Difyの価値は「非エンジニアの担当者が、業務に特化したミニアプリを内製化し、社内にどんどん展開していく」ことで最大化されます。
最大50人のユーザーが利用でき、ナレッジも1,000件登録できるため、チームで知見を集約しながら、現場のニーズに合わせたツールを量産する体制を構築できます。
ENTERPRISE|大規模展開やセキュリティ重視の企業に最適

全社導入や複数部署での本格的な運用を考えている企業には、ENTERPRISEプランがおすすめです。
ユーザー数やストレージ、知識データなどは要相談となりますが、SSO対応や複数ワークスペースの一元管理、専用のライセンス認可、SLA付きのサポートなど、法人ニーズにしっかり応える機能が揃っています。
価格はカスタム設定で、年間契約が前提になります。
チームで使いたい場合は?【DifyのTEAMプラン】
Difyを複数人で本格的に活用したい場合には、「TEAMプラン」がおすすめです。
最大50人までのユーザーでチームを組んで運用できるので、社内ツールの開発やナレッジ活用を含む業務利用に最適な構成になっています。
チーム機能の特徴としては以下の2つがあります。
メンバー管理機能
ユーザーをチームに招待・削除することができます。例えば部署ごとにメンバーを追加したり、プロジェクトに応じた編成が柔軟に行えます。
ロール(役割)設定機能
「管理者」「編集者」「閲覧者」といった役割をそれぞれに割り当てることができ、情報の管理権限や操作権限を適切に分けられます。
ロールごとの権限

また、複数のアプリをチーム全体で共有・運用できるので、ナレッジやプロンプト設計の標準化にも役立ちます。
メンバー管理の機能も充実していますが、TEAMプランの真価は、現場の業務を最も理解している担当者が自らツールを開発・改善できる点にあります。
ある企業では、製造、人事、総務の各部門から担当者を立て、それぞれが必要なアプリをDifyで作成・展開しました。その結果、全社の生産性を改善することができているそうです。
このように、DifyのTEAMプランは複数のアプリを部門ごとや全体で共有・運用できるため、ナレッジやプロンプト設計の標準化にも役立ち、組織全体のAI活用レベルを上げることができます。
セキュリティが気になる場合は?
【DifyのCOMMUNITYプラン】

この記事を読んでいただいている方の中には、社内セキュリティの問題等で、クラウドでDify(生成AI)を使いづらいという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
Difyには、ローカル環境や社内サーバでの利用を想定した無料のオープンソース版「COMMUNITYプラン」があります。
ローカル環境や社内サーバで利用できれば、社内機密情報やセキュリティレベルの高い文章も活用したアプリ作成ができるようになります。
基本的な使い方としては、GitHubからソースコードを取得して、自分のローカル環境や社内サーバにデプロイします。
主に以下の2つの方法でセットアップが可能です。
①Docker Composeを使用したデプロイ
Docker Composeを利用することで、必要なコンポーネント(例:PostgreSQL、Redis、Weaviateなど)を含むDifyの環境を簡単に構築できます。
②ローカルソースコードからの起動
ソースコードを直接クローンし、必要な依存関係をインストールしてDifyを起動する方法です。
無料なので積極的に使いたくなると思いますが、注意も必要です。
COMMUNITYプラン体は無料ではあるものの、サーバーの構築や運用に関する費用は別途発生します。例えば以下のような費用です。
クラウド環境での利用(例:AWS、GCP)
クラウドサービスを利用する場合、インスタンスの利用料金やストレージ費用が発生します。
オンプレミス環境での利用
自社サーバを利用する場合、ハードウェアの購入費用、電力消費、冷却設備、保守・管理コストなどが必要になります。
そして、以下の機能やサポートも含まれていません。
・商用サポートやSLA(サービス品質保証)
・SSO(シングルサインオン)対応
・ユーザーのロール設定や複数ワークスペースの管理などのチーム運用に関する機能の制限
これらの機能が必要な場合は、DifyのENTERPRISEプランの利用を検討することをおすすめします。
Difyの支払い方法・請求について
Difyのクラウドプランでは、基本的にクレジットカード払いとStripe経由のオンライン決済が利用できます。
法人向けには請求書対応もあり、契約であれば、別途請求書払いなどの対応も可能です。
請求サイクルは月額と年額の2パターンがあり、年額契約の方が月あたりの料金は割安になります。
料金プランは公式サイト上でドル建てで表示されていて、為替によって若干変動しますが、日本円での支払いにも対応しています。
プランの変更方法と注意点
Difyのプラン変更はとてもシンプルで、ユーザー自身がダッシュボードから切り替えることができます。

無料のSANDBOXからPROFESSIONALやTEAMにアップグレードする場合は、即時反映されます。逆にダウングレードしたい場合は次回の請求日まで有効期限が残る形になります。
プランを変更する際の注意点としては、ダウングレードにともない利用できる機能や保存容量が減ることです。
例えば、TEAMからPROFESSIONALにダウングレードしたときに、ストレージが5GBに戻ったり、チーム人数が3人に制限されることで、一部のデータや設定が非表示になることがあります。
また、課金タイミングは「登録した日」を起点に毎月処理されるので、解約や変更のタイミングには少し注意が必要です。
月末にアップグレードすると日割り計算にならないため、損をする可能性があります。不要な請求が発生しないよう、プランを変更するときは月初のタイミングを意識すると良いですよ。
商用利用はできる?【ライセンスや利用制限について】
Difyは、基本的にすべてのプランで商用利用が可能です。
無料のSANDBOXプランでも、自作アプリを公開してお客さんに使ってもらったり、検証を目的とした業務利用も問題ありません。
ただし、注意が必要なのは外部連携しているAPIの利用条件です。
例えば、OpenAIのAPIを使う場合、そのAPIの商用ライセンスに従う必要があります。APIキーの課金はDifyとは別なので、別途確認しておきましょう。
また、ローカルで運用する場合でも、生成されたアプリを外部提供することは可能ですが、商用サポートが必要な場合はENTERPRISE契約が必要になります。
セキュリティポリシーやコンプライアンス要件がある企業は、ENTERPRISEプランで導入をするのが安心です。
まとめ:Difyのプラン選びは目的次第!無料でも十分試せる
Difyは、無料でも非常に多機能で、個人開発や小規模な検証用途には十分対応できます。さらに、ローカルで構築すればコストを抑えつつ、セキュアな環境で自由に活用できるのが大きな魅力です。
また、「社内に担当者を確保し、内製ツールとして活用できる企業」にとって、Difyは有効な一手となります。
✅おすすめのDify導入ステップ
ステップ1:まずは無料のSANDBOXやローカルのCOMMUNITY版で機能を試し、実現可能性を高速で検証する。
ステップ2:チームでの開発や本格的な社内ツールとして運用するなら、PROFESSIONALやTEAMプランへ移行する。
ステップ3:セキュリティ・SLA・運用体制まで含めて全社的に導入したいなら、ENTERPRISEプランを検討する。
このように、小さくスタートして、目的と規模に応じてスムーズに拡張できるのがDifyの強みです。迷ったら、まずは無料プランから始めてみてください。
WEELのWeb記事でもDifyについて詳しく紹介していますので、よろしければご覧ください!
WEELでは
生成AIやAIエージェントに関する無料オンラインセミナーも開催中です!
この機会にぜひお気軽にご参加いただけますと幸いです!
✅ セミナーに参加する
生成AIの最新ニュース・事例・イベント情報をいち早く知りたい方は、ぜひWEELの無料メルマガをご購読ください!
✉️ メルマガに登録する
💡 AI活用、どこから始めればいいかお悩みの方へ
「Difyの使い方を知りたい」
「業務効率化をして、仕事を楽にしたい!」
そんな方向けに、無料の個別相談を行っています。
現場での事例も交えて、わかりやすくお話しします。
✨今すぐAIの専門家と話す✨
