M-1のルール
M-1グランプリ2024準々決勝の敗者の動画でラパルフェさんのネタを見ました。(見てない方はYouTubeで見てから本記事をお読みください。ネタバレを含みます。)
見た感想としてめちゃくちゃ笑ったのと色々と革新的な事をしていたので語りたくなりました。
『素人がラパルフェを語るな』と思った皆様はこれからもラパルフェを応援し続けてください。
ネタを見た感想として、めちゃくちゃ面白かったのですが、反則のオンパレードでした。
ただ厳密に言うと反則ではありません。なぜならわざと反則をするというネタだからです。(それで準々決勝まで残るから凄すぎる)
ここでM-1のルールをおさらいしましょう。
M-1のルールは『とにかく面白い漫才』これだけです。
ちなみに、
・特定の人や団体に対する誹謗中傷
・自分が反社会勢力である事
上記2つもルール違反です。エントリーシートの下の方にちっちゃく書かれています。このルールを破るとM-1からも世間からも追い出されます。
じゃあ反社会勢力のラパルフェが誹謗中傷まみれの『とりあえずつまらないコント』をやったのか?というとそうではありません。
M-1には暗黙のルールがあるのです。
ではラパルフェはどんな暗黙のルールを破ったのか?下記が準々決勝でラパルフェに破られた暗黙のルール達です。
①ラパルフェとしてでは無くニューヨークとして出てきた(最終的に阿部寛と堺雅人も出てきました)
②ニューヨークが昔やったネタをそのままやった(モノマネとしてかなり誇張はしてますが)
③M-1そのものをいじった
まずは①から説明します
ネタ中、ラパルフェは終始『ラパルフェ』として存在していませんでした。『ニューヨーク』として出てきて『阿部寛と堺雅人』として帰って行きました。舞台上で『ラパルフェ』として存在した瞬間はありません。もはやコントですが、それをネタの構成によって人が笑う領域にまで昇華させたのが彼らの偉業です。(自分も書いてて何言ってるか解らなくなりました。ニュアンスで捉えてください。)
とりあえずラパルフェとして一瞬たりとも存在しなかったのでルール違反です。
続いて②を説明します
ラパルフェは今回、ニューヨークが以前のM-1の決勝でやったネタを3分くらいやってました。ネタもろパクリなので普通にルール違反ですが、彼らはもう一つ重要な違反をしています。(本人達はルールを理解してわざと違反しています。)
その重要な違反とは『内輪の笑い』です。
どういう事かと言いますと、ニューヨークが昔決勝でやったネタなんて日本人のほとんどは知りません。ラパルフェが披露したネタはM-1のコアなファンだけが集まるM-1予選だからこそウケたのです。
ピンとこない人は居酒屋で隣の席のサラリーマン達が会社の話で盛り上がっている様子を想像して下さい。何も面白くない話で盛り上がっていますよね?なぜ面白く無いかはあなたが『内輪』では無いからです
ラパルフェのやった事はこれの上位互換です。
よってルール違反です。
最後に③の『M-1そのものをいじった』についてですが、これは②でも説明した『内輪の笑い』と少し被ります。
かなり微妙なニュアンスなので説明が難しいです。どれくらい難しいかというとかなり難しいです。それくらい難しいので説明を諦めます。
ただ、このニュアンスが解らない人でも簡単に理解できる方法があります。それはM-1のコアなファンになる事、もしくはM-1にエントリーしてネタを披露する事です。
これであなたも『内輪』になれるので、微妙なニュアンスを理解する事ができます。
ちなみに理解したとて人生において何のメリットもございません。
ぜひ試してみてください。
ラパルフェの破ったルールを説明していきました。『お笑い賞レース』の特殊なところは、ルールが存在していてもあえて違反して良い事です。ルール自体をネタ振りにしている訳ですね。
いつかラパルフェが決勝の舞台に出て『反則漫才』で優勝し、革命が起きる日を楽しみに待っています。
