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「阿呆の血のしからしむるところ」の聖地巡礼

TVアニメ「有頂天家族」で登場する京都の景色を手持ちの写真で追いかけてみました。


#1「納涼床の女神」

冒頭で下鴨矢三郎と矢四郎が歩いているシーン

ただすの森」

赤玉先生(薬師坊)の家を訪ねる矢三郎を矢一郎が見つけるシーン

「枡形商店街」
鯖街道のシルシ「若サバちゃん」

矢三郎が矢文やぶみを放った後、逃げ込んだバー「朱硝子あけがらす

「ノスタルジア」

「朱硝子」は古典落語「明烏あけがらす」から引いたものと思います。
明烏とは明け方に鳴くカラスの声のことで、遊郭での契りに終わりを告げるもの。
艶っぽい命名です。

風神雷神の扇

「風神雷神図屏風」(複製)、建仁寺にて

弁天が翔んだシーン

「菊水」から、
「南座」へ翔び、
「東華菜館」へ

東華菜館は、多くの教会建築を手がけたヴォーリズ(William Merrell Vories、1880-1964)にしては珍しい商業建築であることや日本最古のエレベータを現役運用していることでも有名です。

スパニッシュバロック様式。圧巻のファサード
日本最古のエレベーター。有人運転です


#2「母と雷神様」

矢四郎が働いている「偽電気ブラン工場」

夷川船溜り「夷川発電所」
琵琶湖疏水による水力発電
本物の「電気ブラン」

矢三郎が矢二郎に会いに行くシーン

「六道珍皇寺」
右奥が「冥土通いの井戸」

矢四郎が夷川金閣と銀閣に挟み撃ちにされた橋

「秋月橋」夷川発電所のすぐ下流


#3「薬師坊の奥座敷」

納涼船「万福丸」が浮遊している回想シーン

「如意ヶ嶽」の大文字

岩屋山金光坊を見送ったあと

「出町柳駅」
叡山電車の1/2スケールヘッドマークなど関連グッズが販売されていました

「西崎源右衛門商店」の店内を抜けると、時計台と鯨の海が広がっているシーン

三条通高倉「PAUL」のあたり。東隣の「長谷川松寿堂」がモデルでしょうか


#4「大文字納涼船合戦」

五山送り火

妙法のうち「妙」


#5「金曜倶楽部」

矢三郎が金曜倶楽部で芸を披露するすき焼き店

「三嶋亭」寺町通三条下ル

矢三郎が弁天と満月を観た回廊 

寺町商店街と六角通の交差点でのみ観ることができる「点検廊」


#6「紅葉狩り」

矢三郎が淀川先生と話し込んだ屋上庭園は、さすがに架空なのでしょうね。


#7「銭湯の掟」

渡月橋の紅葉シーン

「渡月橋」
嵐山の紅葉。「落柿舎」の借景
一週間ほど早かった・・・


#8「父の発つ日」

矢二郎の回想シーン

「阪急河原町駅」

矢二郎の偽叡山電車が四条通から花見小路へ

本物の「叡山電車」
「花見小路」の入口。観光バスのコンボイが突入中

珍皇寺からの帰り道(東大路通)、からくり人力車から見えたシーン

八坂神社西楼門

赤玉先生を迎えに行った銭湯「鞍馬湯」(2020年9月30日閉店)からの帰り道(寺町通)で通りかかった「天寧寺」は額縁門が有名


#9「夷川の娘・海星」

桃仙、矢一郎、矢三郎、矢四郎が作戦会議をした珈琲店

「蔦屋」東洞院通六角

かつて、矢三郎がいたずらでいぶした「へそ石様」

「六角堂」
「へそ石様」


#10「夷川早雲の暗躍」

冒頭で弁天が立つシーン

御存知「京都タワー」

偽右衛門選挙の朝、矢一郎と矢三郎のシーン

下鴨神社御手洗みたらし


#11「捲土重来」

夷川早雲から逃れた後のシーン

「出町の飛び石」

銀閣が化けていた「そば処竹林亭」は、枡形商店街の「そば処司津屋」がモデルのようです。


#12「偽叡山電車」

偽叡山電車が寺町通を下り、丸太町通で出くわしたクルマは、ヘッドランプやテールランプの特徴から、往年の86ハチロクレビンではないかと思います。

聖地ではありませんけどー

偽叡山電車が鴨川上空から突っ込んだ先は、金曜倶楽部を開催していた「先斗町ぽんとちょうの千歳屋」ということですが、「大當両」のあたりでしょうか。

先斗町の入口


偽右衛門選挙の会場は木屋町の「仙酔楼」。
音の響きから「豆水楼」かと思いましたが、実は「鳥彌三とりやさ」(2026年1月まで改修工事のため休業中)のようです。

「鳥彌三」は木屋町通を「団栗どんぐり橋」から少し下がったあたり


#13「有頂天家族」

大団円の初詣シーン

「下鴨神社」


京都市中の狸たちを取りまとめる頭領である「偽右衛門にせえもん」の名は、「からくり儀右衛門ぎえもん」を思い起こさせます。
儀右衛門とは田中久重(1799-1881)、江戸後期に生まれた発明家で、「弓曳童子」や「文字書き人形」を生み出した方です。
作中のからくり人形の人力車に繋がってきていると思います。


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