SMAPの代表曲『SHAKE』について
『SHAKE』は、1996年に男性アイドルグループSMAPが発表した23枚目のシングルである。『青いイナズマ』、『ダイナマイト』、『夜空ノムコウ』などと共に1990年代後半のSMAP全盛期を代表する楽曲の1つ。オリコン週間シングルチャートで初登場1位を獲得し、約100万枚を売り上げた。売り上げや人気と共に前作「青いイナズマ」よりも好評を得た。

今作の作詞を手掛けた作詞家の森 浩美は、山下達郎が在籍していたポップスバンドであるシュガー・ベイブの楽曲「DOWN TOWN」からインスピレーションを受けたという。街で流れているような楽しい歌にしたいというイメージで歌詞を書き上げ、「街を歩いていたらポケットティッシュを2個もらった」・「ネオンボードが輝いている」・「恋人たちがたくさんいる」など、2番の歌詞が最初に出来上がり、後から1番の歌詞を追加する形で30分で書き上げた。また当時、流行していた「チョベリバ・チョベリグ = チョー ベリ ベリ」などのギャル語も用いられている。
※歌詞にある「ヒッピ ハッピ シェイク」の元ネタとされている楽曲
スウィンギング・ブルー・ジーンズ / ヒッピー・ヒッピー・シェイク

作曲は小森田 実が手掛け、自身が1991年に発表した4枚目のシングル「恋する瞳」のメロディーを採用した(使いまわし)。曲全体のイメージとしては歌の主人公が休日に遊んでいる様子を描いた内容となっている。サビ前に木村拓哉のソロパートが存在しており、コンサートや音楽番組等にて披露される際は、ほぼ全ての公演で2番サビおよび大サビ前の木村のソロパートを木村自らがアレンジし、アドリブで歌唱していた。

高校野球での応援曲としても使用されており、主に大阪桐蔭高等学校の吹奏楽部が使用している。 セイコーの一部の目覚まし時計の内蔵曲にも使用されている。タイアップは、SMAPも出演したNTTのコマーシャルソング。1996年『FNS歌謡祭』ではこの曲でSMAP初のトップバッターを務め、6年目の出場となる1996年『第47回NHK紅白歌合戦』でも第2部のトップバッターとして「SHAKE」を披露した。

余談ではあるが、今作が発売された当時、沖縄アクターズスクールの練習生だった三浦大知が沖縄のテレビ番組『BOOM BOOM』でカバーしたことがある。以後、三浦大知は1997年にアイドルグループFolderを結成し、SMAPのSHAKEをカバーしたことが縁で実際にコモリタミノルの楽曲プロデュースでデビューした(Folderの楽曲のほとんどは小森田 実が手がけていた)。

1998年に同じくコモリタミノルが作曲を担当したブラックビスケッツの3枚目のシングル「Relax」もSMAPのSHAKEと似たような曲調となっている。SMAPが2005年に発売した37枚目のシングル「BANG! BANG! バカンス!」も小森田 実が作曲したものでSHAKEの続編にあたる楽曲となっている。作詞を手掛けた宮藤官九郎は「BANG! BANG! バカンス!は、バイクの免許ほしいな〜とか、歯医者にも行かなきゃ〜、結局ウダウダしちゃったな〜とか、家から一歩も出ない人の歌というコンセプトで書き上げた」という。また休日に家で過ごす、1日中なにもせずに遊んでいるだけというような内容はSHAKEと共通する部分があり、1990年代にSHAKEがあれば、2000年代にはまさにBANG! BANG! バカンス!があるといっても過言ではないだろう(2000年代版のSHAKE)。
