もしもこたつが異世界への入り口だったら|冬に物が消える理由
こんにちは、ユラです。
冬になると、こたつは魔法の家具になります。
一度入ると、なかなか出られない。
そして気づくと、なぜかいろいろな物がこたつの中から出てきます。
もしも——
こたつが異世界への入り口だったら。
少し調査してみましょう。
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1|発見
ある日、足先に何か当たります。
取り出してみると、
靴下。
……片方だけ。
こたつの中は、
人類の靴下が片方だけ
発見される有名な場所です。
2|第二の発見
次の日。
また何かに触れます。
今度は、
しなびたせんべいのかけら。
記憶にはありません。
でも、こたつの中で
せんべいが発見されること自体は、
そこまで珍しいことではありません。
3|増える
その後も、
いろいろ出てきます。
落ちたはずのないピーナッツ。
乾いたみかんの皮。
ボールペン。
どこかのコンビニのレシート。
どうやら、こたつの奥から
少しずつ流れてきているようです。
4|仮説
ここで仮説が生まれます。
もしも、こたつの奥が
別の世界につながっているとしたら。
そして、
向こうの世界の人たちも
同じようにこたつに入っているとしたら。
私たちは、
こたつを通じて
お互いの世界に物資を送り合っているのかもしれません。
小さな異世界物流です。
5|交流
そう考えると、
こたつの中に現れるものも
なんとなく納得できます。
片方だけの靴下。
しなびたせんべい。
古いレシート。
向こうの世界の誰かが、
こちらの情勢を考慮して、
支援物資を選んでくれているのかもしれません。
どうやら、
このくらいが妥当だと判断されたようです。
6|気づき
ある日、
こたつの中から出てきたレシートを見て
少しだけ手が止まります。
日付は、二年前。
そして見覚えのあるお店のロゴ。
紙は少し色が変わっています。
これはもしかして…
異世界にも系列店がある。
という事なのでしょう。
7|記録
それから少し考えて、
ひとつ思い出します。
その冬の日。
こたつに入りながら、
みかんを食べて、
せんべいをつまんで、
ポケットのレシートを出して、
「あとで捨てよう」
と思って、
そのまま
どこかに消えたことを。
あれはいったいどこに行ったのでしょう。
8|冬の仮説
私たちは、こたつを通じて
異世界と物資を交換しているのかもしれません。
片方だけの靴下。
しなびたせんべい。
古いレシート。
向こうの世界の誰かも、
きっと同じように思っているはずです。
「どうしてこの世界には、
こんな物ばかり届くんだろう」と。
ただ、
ひとつだけ
少し気になることがあります。
こたつの中から出てくる物の多くに、
なぜか
ほんの少し見覚えがある気がするのです。
さて。
もしも、こたつの奥が
どこか異世界につながっていたら。
その扉が、もう必要ないと思える日が来たら。
そのときは、少しだけ勇気を出して、
こたつを片付けたほうがよいかもしれません。
異世界から魔物が現れる前に…
▶この思考実験の続き
ただの遊びだったはずなのに、
気づけば現実のほうが巻き込まれていく。
『ジュマンジ』は、
日常の中に突然、別の世界のルールが入り込んでくる物語です。
不思議な入口というものは、
案外、特別な場所にあるとは限りません。
古いゲームだったり。
押し入れだったり。
もしかすると、
冬のこたつの奥だったり。
身近なものが少しだけ怪しく見えてくる映画です。
