私は私を消そうとしていた
小さい頃から、ずっと生きづらさみたいなものがあった。
周りのみんなは楽しそうで、幸せそうで、ちゃんと自分の人生を生きているように見えた。
それが羨ましかった。
同時に、どこか妬ましくもあった。
だから私は「変わりたい」とずっと思っていた。
素敵だなと思う人に出会えば、その人みたいになりたくて
「私も変わりたいんです」「人生を変えたいんです」
そう言って、必死にその人の考え方や生き方を真似してきた。
でも、どれだけ真似しても、どれだけ学んでも、
私はその人にはなれなかった。
そのたびに「やっぱり私は性格が悪いんだ」「私には無理なんだ」
そうやって、自己否定を繰り返していた。
でも、それでも。
やっぱり変わりたかった。
人生を楽しく生きたかった。
最期の時、「ありがとう。私の人生、幸せだった」そう言って終わりたかった。
これは不思議なくらい、ずっとブレなかった。
だから私は、自由になりたくて、幸せになりたくて
副業も、発信も、たくさん学んできた。
行動もしてきた。
でもなぜか、うまくいかない。
頑張っているのに、どこか苦しい。
学べば学ぶほど、動けば動くほど
“本当の自分”が分からなくなっていった。
多くの人と出会い、関わらせていただいたことで、私はたくさんの生き方を知った。
自由に生きる人。自分を表現する人。好きなことで生きている人。
みんな輝いて見えた。
だから私はまた、「私もそうなりたい」と思った。
でも、どれだけ学んでも、どれだけ真似しても、なぜか苦しくなる。
最初は気づかなかった。
私は「変わりたい」と言いながら、本当はずっと“自分を消そうとしていた”ことに。
性格を変えようとして、考え方を変えようとして、感じ方まで変えようとしていた。
でも、どれだけ削っても、私は私でしかなかった。
だったらもう、誰かになることを頑張るんじゃなくて、
「私は本当はどうしたいんだろう」を、ちゃんと見てみようと思った。
そこから少しずつ、自分のズレに気づき始めた。
人に合わせすぎていたこと。嫌なのに笑っていたこと。本当は疲れていたこと。ちゃんと傷ついていたこと。
私はずっと、“ちゃんと生きること”ばかり考えて
“私として生きること”を、置いてきてしまっていた。
だから今は、自分を変えるためじゃなく
自分を取り戻すために、生きている。
