東京ワンコイン(壱)
ー川沿い散策コスパ良し
ちっとも収まらない物価高。出費を減らすには、家に引きこもることが最善の一手だ。とはいえ、旅行もお出かけも大好きなわが夫婦。そんなことができるはずもない。こうした中、ゴールデンウィーク(GW)がやって来た。「費用がかかるところは創意と工夫で乗り越えよう」を合言葉に、知恵を絞ってプランをつくり、コストパフォーマンス抜群の休日を楽しんだ。世の中、捨てたものではない。無料だったり格安だったり、費用を抑えて楽しめるレジャーの過ごし方はたくさんある。交通費ワンコイン(500円)で、一級河川・荒川のリバーサイドを"ぶら散歩"したGWの、ある一日を記録した。
春のワンデーパス
コメが5kg当たり4000円を超える今日この頃。GWがやって来ても、財布の紐は簡単に緩まない。ただ、せっかくの連休。仕事や家事に追われる日常を忘れ、癒やしある時間を過ごしたい。夫婦で知恵を絞った結果、思い浮かんだのは、1日乗り放題券など、鉄道各社が発行しているお得切符を使ってのお出かけ。そして、今回利用したチケットは、東京都交通局が季節限定で販売する「春のワンデーパス」。都営地下鉄全線が1日乗り放題で、価格は驚きの500円。奥さんがプランを練るという。期待と不安が入り交じり、何とも複雑なドキドキ感がある。
リバーサイド
出発は5月5日午前。この日はご存じの通り、子どもの日。奥さんによると、今回のお出かけ、そのコンセプトは「子どもの日はリバーサイド」とのこと。どこかに深い意味が込められているのだろうか。あらためて奥さんに尋ねる。すると、「井上陽水が歌う曲の一節に『ホテルはリバーサイド』ってあったじゃない。それにちなんだのよ」と得意げな表情。"子どもの日要素"は皆無で、どうしてそんな射切った顔をしていられるのかが分からない。すでにプランは完成しているらしい。荒川沿いを散策する内容とか。任せたからには最後まで任せるしかない。腹を決める。
船堀タワー
現地で朝食をとろうと、おにぎり3個とステンレス水筒に温かいお茶を準備してくれた奥さん。できる限り、出費を抑えようとしてくれてありがたい。夫婦それぞれがカバンの中に入れ、いざ出陣。最初の目的地は、東京都江戸川区にある船堀タワー。都営新宿線・船堀駅のすぐそばにあり、近くに荒川が流れる。調べると、船堀タワーは高さ115mで東京スカイツリー(同葛飾区、634m)、東京タワー(同港区、333m)に次ぐ高さで、「東京3大タワー」と呼ばれているそうだ。展望台は入場無料。そこからの眺めは抜群で、東京スカイツリーや東京タワーにも劣らない。
コストパフォーマンスから言えば、それらを凌駕していて良い。(続く)
(写真:『りすの独り言』トップ画像/船堀タワーの眺望=りす撮影)
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