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金魚の"お礼参り"

ー癒やしカフェ「金魚坂」

東京都文京区の路地裏にひっそり佇む隠れ家カフェ「金魚坂」は、果てしなくまったりできそうなレトロモダンな空間が魅力だ。アイスコーヒーが税込み880円など、メニュー単価はちょっとお高めになるが、それも再び訪れたいと思わせる癒やしがある。金魚と言えば、過去に長く飼っていたこともあって、先日、行船公園(東京都江戸川区)の金魚まつりにフラッと行ったばかりだ。見事な金魚つながりは、金魚の"お礼参り"かもしれない。

レトロモダン空間

この店はもともと金魚問屋から始まり、創業以来350年になる老舗カフェ。当代の経営者が7代目という。外見は古めかしい民家だが、店名にもある通り、店内は金魚をモチーフにしていて、至るところに金魚の飾りがある。アンティークな木製の机や椅子が並び、ピアノもある。

店内に流れるジャズは心地良い音量。暖色の間接照明が和洋が調和した空間をやさしく照らす。気の置けない知り合いと行けば、ひたすらまったりできそうだ。大手カフェチェーンに慣れ親しんでいて、アイスコーヒー税込み880円、ケーキセット同1540円は、正直懐がやや痛い。

2024年3月に移転する以前、金魚の生体も販売していたらしい。「江戸川区特産金魚まつり」に行った帰り、この店を「食べログ」で見つけて寄ろうと思っていたものの、そのときは暑さに参って足を運ばず。今回行く機会を得たのは、金魚が呼んでくれた縁かもしれない。

次の縁にも期待したくなる。厚かましいか。

洗脳効果!?

父親の見舞い時間があり、小一時間して店を後にすると、「もう少し居たかった」と一緒に訪れた奥さんが言う。確かにそう思った。当初、カフェを作業スペース、PCやスマートフォンの充電スペースと考えていたが、ここに来て認識が変わり、カフェという空間をもっと楽しもうという意識がほのかに芽生えつつある。カフェ巡りが好きな奥さんにさとされ、連れ立ってカフェに行くようになった2020年11月22日以来、およそ5年。

奥さんによる洗脳が効果を表れだしたか。ちょっと警戒。

(写真:『りすの独り言』トップ画像/「金魚坂」金魚=りす撮影)

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