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歴史を貫く革命の契機とは?日本が中国に勝るもの

1. 上野千鶴子の女性学が、中国で大人気

下の副島隆彦の記事によると、女性学で知られる上野千鶴子の本が、3年くらい前からネットを通して、性の自由を求める中国の高学歴女性達にバカ売れしているそうだ。中国共産党はこの事態を、見て見ぬふりしか出来ない。

上野千鶴子の本の何が、そんなに、中国の高学歴の女たちに受けているかというと、一言で言えば性欲とセックス、男女とのことを率直に書いているから。関連の評論文が10冊ぐらいありますが、それらすべて、ものすごく中国で女たちに読まれています。これは私なりには理解できる。

「149」上野千鶴子の女性学が、中国で大人気 ①

性に関しては、日本は先進国だ。副島の記事には、鈴木涼美や宮台真司といった、性をテーマにした知識人が登場する。さらには、日本のAVは中国の男達に大人気だ。すなわち産業経済で後進国となった日本が中国に勝るポイントは性に関することであって、日本は性について中国に教える立場にある。
「性欲というテーマ」において、日本は「輸出国」なのである。

性欲を軽く見てはならない。

2. 歴史を動かす性欲

歴史を遡れば、「性の自由」が常に革命の契機であった。

  • 宗教改革は、修道院的禁欲を嫌った男たちが、女と自由にセックスするために始まった。

  • ヘンリー8世がバチカンから離脱し国教会を創設したのも、「好きな女とやらせろ」という要求が出発点であった。

つまり「性の自由」とは、人間が主権を取り戻す第一歩であり、政治改革のエンジンであったのだ。

3. 日本の性哲学の位置

現代において、日本が持つ「性の思想的先進性」は軽視されてはならない。鈴木涼美が暴露した欲望のリアリズム、宮台真司が語ったナンパの社会学は、「性が制度を突き破る瞬間」を分析する作業だ。中国の儒教倫理に縛られてきた女性達が上野千鶴子の思想に共鳴するのに先立ち、日本の性産業(AV)は、中国の男達に影響を与えている。

AIが労働を代替する時代、人間にしかできないこと――欲望とセックスと芸術――が決定的になる。ここにおいて日本は「性の哲学」を輸出できる。

4. 結語

文明の殻を突き破るのは、常に「性」であった。禁欲を強いた制度を破壊し、新しい秩序を切り拓く。その意味で、日本は経済的に衰退しても、性の思想的先進国として、アジアに、いや世界に対して独自の位置を占め得る。次なる文明の転換もまた、性から始まるのだ。

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