うさぎのペレットの量・あげすぎを防ぐ目安|うさぎと暮らす
はじめに
「うさぎのごはんといえばペレットだよね」
「野菜なんてあんまりあげちゃいけないって聞いたけど…」
日本では今でもそう思っている方が非常に多いですが…
それ、間違った情報です!!
ペレットをしっかり与えて野菜は控えめに。
日本では、ペットショップでも飼育書にも大抵そう書いてあります。
でも海外ではむしろ逆なんです。

『野菜をたっぷり与えて、ペレットは少量』
海外ではそう教わるそうです。
この差を知ったとき、私はけっこう衝撃を受けました。
あなたはどうですか?
私のようにびっくりしたという方はぜひ最後まで読んでください。
野菜の大切さについては、別の記事でたっぷりお話する予定なので、
今回はペレットについてお話していきたいと思います。

そもそもペレットってなに?
ペレットは、決して「うさぎの主食」ではありません。
本来はなくても困らないもののはずなのに
「なくてはならないもの」として考えているうさ飼いさんが多すぎます。
ペレットは「手間を省くための補助食品」に過ぎないんです。

ペレットは何のためのもの?
ペレットの本来の用途は、
忙しいときに手間をはぶくため
特定の栄養が不足しないようにするため
つまり、栄養の保険「サプリメント」のような存在なんです。
これをメインで与えるということは、本来の食事を妨害していることに他なりません。

ペレットが補っている栄養は本来どこから来るのか
少し、うさぎの体のしくみの話をさせてください。
うさぎが必要とする栄養は、本来ならこういうところから摂るんです。
牧草……食事の主役。繊維をたっぷり摂って腸内環境を良好に保つ
生の野菜……牧草だけでは足りないビタミンなどを補う
盲腸便(もうちょうべん)……うさぎが自分のお尻から直接食べる、栄養たっぷりの特別なうんち。繊維を発酵させた、体内では生成できない栄養(ビタミンやタンパク質)の宝庫です
そう、うさぎは自分で盲腸便という「サプリ」を作って食べているんです。
おもしろいですよね。
市販のペレットはこうした栄養を、細かく砕いた牧草(チモシーやアルファルファ)に混ぜ込んで固めたものなんです。
だから、栄養バランスはよくできています。
でもそれはあくまで「牧草+野菜+盲腸便」という自然な食事を、
人工的に再現しようとしたもの。
本物の代わりにはなりません。

ペレットメインで育てないでほしい理由
ここからがいちばん伝えたいことです。
この記事を読んでくれているあなたは、きっとうさぎさんへの愛情がたくさんある方だと思います。
だからこそお願いします。
ペレットをメインにして育てるのはやめてほしいんです。
理由は、ペレットの「生い立ち」にあります。
実はペレットはもともと、
食用のうさぎをすばやく太らせるために作られたもの、なんです。
少し残酷な話ですが、繁殖に使われないうさぎは生後数カ月で食肉にされることが多いです。
だから業者にとっては「いかに短期間で体重を増やすか」が重要でした。
ペレットはその目的のために生まれた、栄養がぎゅっと濃縮された食べ物なんです。
でも、考えてみてください。
私たちのうさぎは、家族として何年も一緒に暮らす存在ですよね。
「すぐ太らせる」ための食べ物を主食にしていたらどうなるか。
ペレットの与えすぎは肥満や軟便、
うっ滞などの消化器トラブル、歯の病気にもつながります。
(ペレットは牧草と違って歯を削る働きも弱い)
「食の幸せ」もあげてほしい
それに、
ペレットだけの食事って、味気ないと思いませんか?
野生のうさぎは、いろんな草や花を食べ分けています。
家族として一緒に暮らしているなら
いろんな食べ物をあげて「食べる幸せ」を感じさせてあげてほしいんです。
これは犬や猫だって同じですよね。
毎日まったく同じドライフードだけという方は少ないと思います。
美味しくたくさん食べられるように色々と工夫しますよね?
うさぎさんも同じようにしてあげてください。
結局どれくらいあげればいいの?
ここがいちばん知りたいところですよね。
注意してほしいのがペレットの袋の裏に書いてある「規定量」は、
「ペレットをメインに与える場合の量」だということ。
野菜をしっかり与えている人が
あの量をそのまま信じると確実に栄養過多になります。
野菜をたっぷり与えている方なら
目安は1日に大さじ1杯程度(小型のうさぎの場合)です。

「えっ、そんなに少ないの?」と思うかもしれません。
でも、これで十分なんです。
英語圏の一般的な目安でも健康な成うさぎなら、
体重あたりごく少量とされています。
※参考までに、複数のうさぎ専門の情報源では「体重2.3kgあたり1日1/8〜1/4カップ」程度が標準。
室内で運動量の少ない子は「その下限」でいいとも言われます。
ただし子うさぎは別!!
ひとつ、大事な例外があります。
成長期の子うさぎには、惜しみなくたっぷり与えてください。
体を作る大切な時期には、栄養が不足しないことが最優先。
ここを制限してはいけません。
(高齢でやせ気味の子や、妊娠・授乳中の子も同じく多めにする)
ペレットを減らすのはあくまで「健康な大人のうさぎ」の話と覚えておいてください。

まとめ
日本は「ペレット主流・野菜控えめ」
海外は「野菜たっぷり・ペレット少量」
ペレットは主食ではなく、忙しいときの手間はぶき&栄養の保険
ペレットが補う栄養は、本来「牧草+生野菜+盲腸便」から摂れるもの
ペレットは元々食用うさぎを太らせるための食べ物。メインにしない
家族ならいろんな食べ物で「食の幸せ」を
袋の規定量は「ペレットメインの量」
野菜たっぷり与えているなら1日大さじ1杯程度(小型の場合)
子うさぎ、高齢でやせ気味、妊娠授乳中はたっぷり
こんな話をしてしまいましたが、ペレットは悪者ではありません。
正しく使えば、頼れる味方です。
ただ主役の座は、牧草と野菜にゆずってあげてください。
それが、家族としてのうさぎさんの健康と長生きにつながります。
あと、当然のことですがペレットを減らすのはあくまで「野菜をしっかりとあげた場合のみ」です。
野菜をあげられないのに、ペレットだけ減らすのはよくないのでやめてください。
ここまでで「どういう野菜をあげたらいいの?」
「野菜はどれくらいあげたらいいの?」という疑問が湧いてきていると思います。
その疑問については次回以降の記事でお答えしていきますので、
ぜひフォローして通知が来るようにしておいてください!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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