うさぎのケージ飼育やめませんか?必要ありません|うさぎと暮らす
はじめに
「うさぎってケージで飼うものでしょ?」
そう思っていませんか?
「放し飼いなんて、本当にできるの?」
「部屋じゅうかじられてボロボロにされそう…」
「トイレなんて覚えるわけがない」
うさぎを飼っている人も、これから飼おうとしている人も、一度はこう思ったことがあるはずです。
私も最初は半信半疑でした。
いくら調べても、出てくるのはケージ飼育の話ばかり。
放し飼いの情報なんて、ほとんど見つからなかったんです。
「うさぎ=ケージ」だと当たり前のように信じていました。
でも実はそんなことないんです。
海外ではむしろ『ケージ飼育=虐待』だと思われています。

でも大変なんでしょ?
そう思いますよね。
意外とそんなことはありません。
大切なのはきちんと準備をすること、
そして「ケージで飼うのが当たり前」という思い込みを捨てることです。

海外では『ケージ飼育=虐待』
いきなりですが、海外ではうさぎのケージ飼育は虐待として認識されています。
海外の獣医師が推奨している、うさぎ1羽に対しての飼育スペースはどれくらいだと思いますか?
なんと、、、
1.5畳です。
もちろん運動用スペースとは別ですよ?
飼育スペース、つまり日本で言うところのケージの底面が1.5畳ぶん必要ということです。
いやそんなスペース用意するのむりだよーそれって放し飼いってことでしょ?
と思った方に教えたいのが「ペットフェンス」というアイテムです。
うちでは以下のような透明なフェンスを利用しています。
仕切り板を2×4枚で、大体シングルベッドサイズです。
外からうさぎさんの様子がしっかりと見えるし、うさぎさんのスペースも確保できるので便利です。
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よかったら使ってみてください!!
うさぎさんを簡単に外へ出せるドア付きのフェンスは最後に載せますね。
話を戻します。
ここでケージの大きさを思い出してください。
ほとんどが0.3~0.4畳程度ですよね。
つまり日本でうさぎを飼育しているほとんどの方は、海外基準では虐待をしていることになってしまうわけです。
もちろん私はそんな風には思いませんが
SNSなどでまだ若いうさぎさんが、
ソアホック
うっ滞
などの病気になっているのを見かけるたび
「これは防げたかもなあ」と多少残念に思ってしまいます。
若い内にこれらの病気を発症するということは、
『飼育環境に問題がある』
ということだと知っておいてください。
もちろん老いによる衰えは防げませんが、
五歳以下での発症は飼い主の責任だと認識して反省してほしい。
飼育スペースをきちんと確保して、うさぎさんが「適度に走って気ままにくつろげる」環境をつくってさえいれば防げるんです。
……こう書くと、
すでにうさぎさんを飼っている方は「いやいや、そんな簡単な話じゃないよ」と思われるかもしれません。
怒る方もいるかもしれない。
その気持ち、よく分かります。
自分が正しいと思っていることを否定されると、自分自身が否定された感じがしてつらいですよね。
でも思い出してください。
そんなに強く正しいと思いこんでいる理由はなんなのか。
それは『うさぎさんへの愛があるから』
いったん苦しさは脇に置いて、この記事を最後まで読んでもらえれば幸いです。

なぜ「うさぎ=ケージ」だと思われているのか
そもそも、なぜ日本では「うさぎはケージで飼うもの」というのが当たり前になっているのでしょうか。
私が思うに、理由はいくつかあります。
理由1:日本ではうさぎの情報が圧倒的に少ない
日本では犬と猫の人気がすさまじく、他のペットの歴史が非情に浅いです。
飼っている方はわかると思いますが、日本ではうさぎさんをちゃんと診れる動物病院は珍しいですよね。
これはうさぎの飼育人口がまだまだ少数で、商売にならないためです。
(治療の困難さも理由の1つ)
そのためうさぎの研究もあまりされておらず、個人の経験則からくる飼育情報がネットに出回ってしまっています。
そのせいで「トイレを覚えない」「放し飼いは困難」と言う認識が生まれてしまったと思われます。
一方で英語圏を覗いてみると状況はまるで逆で、
犬や猫のように一緒に暮らしている人たちが多いです。
犬が床に粗相をするからと言って、犬はトイレを覚えないなんて言う人はいませんよね?
でもうさぎに関しては情報が少なく、そう思ってしまう人たちが多いというのが現状です。
理由2:住宅環境の問題
日本の賃貸住宅は海外に比べて部屋が狭いです。
そのせいで室内で自由に過ごさせるのは難しい、と判断する方が多いのでしょう。
また能動的にうさぎさんを選択する飼い主が少なく、
経済事情によりスペースを確保できないこと、も理由の1つとして考えられます。
理由3:昔からの風潮と思い込み
そしてこれが、いちばん大きな理由だと私は思っています。
小学生のころを思い出してみてください。
「うさぎ小屋」ありませんでしたか?
これが、日本人のうさぎに対するイメージを作り上げている、ような気がします。
うさぎ小屋。
今では減っているようですが、私が通った小学校にはありました。
環境はそれぞれ違うと思いますが「狭い上に掃除が不十分」という条件はどこも同じだと思います。
うちでは2畳ほどのスペースに、うさぎが10羽近く押し込められていましたね。
掃除さえしていればうさぎさんはほぼ無臭なんですが、
小屋の匂いもすごいことになっていました。
そのせいで私自身も「うさぎは臭い」と思い込んでいました。
それでも可愛くて可愛くてしょっちゅう餌やりをしていましたが、
今思えばもう少し広い場所を用意してあげてほしかったなあ…と思います。
犬や猫は自由なのに、なぜうさぎだけ?
この記事でいちばん伝えたいのは、ここです。
少し、犬や猫のことを思い出してみてください。
犬や猫を室内で飼うときにも、問題はつきものですよね。
トイレのしつけは必要だし、子犬は何でもかじるし、猫も爪をとぐし。
最初からすべて完璧、なんてことはまずありません。
でもだからといって「面倒だから」と犬や猫を狭いケージにずっと閉じ込め続ける人は、ほとんどいません。
みんな手間をかけて、しつけをして、少しずつ問題を解決していくはずです。
運動のため、心の健康のため。
そして、家族だから。
できるだけ自由に過ごさせてあげる。
それが当たり前でしょう?
ところが、うさぎだけはそう考える人が少ないんです。
「かじるから」
「トイレの世話が大変だから」
「自由にさせると飼い主が不安だから」
「旅行のとき、預け先で環境が変わると可哀想だから」
こうした理由で、本来うさぎにとって健康的なはずの暮らしよりも、ケージ飼育のほうが優先されてしまっています。
上に書いたこと、よく見てください。
これらの問題、犬や猫が抱えるものとほとんど同じですよね。
それなのに犬猫は「努力して解決しながら自由に飼う」のが普通で、
うさぎだけが「ケージ前提」?????
おかしくないですか??
私はずっと、ここに引っかかっていました。

ケージやめませんか?
私は基本的に、ケージ飼育には反対です。
おすすめしたいのは、次の二つ。
ひとつは、ひと部屋を完全に開放して自由に過ごさせる「フリーローム」。
つまり放し飼いですね。
そしてもうひとつは、フェンスで囲った広いスペースで飼う「ケージフリー」です。
どちらも、うさぎさんが体を動かしのびのびと暮らせることを大事にした飼い方です。
「でも、それだと困ることが出てくるのでは?」と思いますよね。
たとえば、
必要なときにケージに入ってくれなくなるんじゃないか
部屋が汚れるんじゃないか
虫が湧くんじゃないか
ケーブルなどを齧って感電してしまうのではないか
こうした心配は、当然出てくると思います。
でも、これらはどれもちゃんと解決できる問題です。
※具体的な方法は別の記事で扱う予定なので、ここではまず「解決できる」とだけお伝えしておきます。

まとめ
固定観念というのは、なかなか揺らぎません。
「うさぎはケージで飼うもの」という思い込みも同じです。
誰かが声を上げない限り、本当に幸せな飼い方はいつまでたっても広まっていきません。
だからこそ今うさぎを飼っている方にも、これから飼おうか検討している方にも、一度だけでいいので「ケージフリー」という選択肢を考えてみてほしい。
そして知ってほしいんです。
英語圏では『ケージ飼育がうさぎの健康に害を与えるもの』としてタブー視されていることを。

ケージ飼育されるうさぎさんが1羽でも減ることを祈って、
これからも記事を投稿していきます!
よかったら次回以降も読んでください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
最初に言っていたドア付きペットフェンスはこちらです。
よかったら使ってみてください。
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