レジェンドは、いつレジェンドになるのか。ソリュンを見て考えた
最近、TikTokを眺めていると、同じ韓国アイドルが何度も流れてくるようになった。NMIXXのソリュンだ。
最初はアルゴリズムが判断しているだけだと思っていた。ところが何本か見ているうちに、なぜこれほど目を引くのかが少しずつ分かってきた。
もちろん、美しい。
しかし、それだけではない。
私が惹かれたのは、ダンスの表情と切れだった。
柔らかな表情から一瞬で空気を変え、止めるところは鋭く止める。短い動画でも、思わず最後まで見てしまう存在感がある。
そのとき、ふと思った。
「この人は、もっと大きくなるかもしれない。」
そんな感覚は、実は以前にも味わったことがある。
競馬だ。
忘れな草賞で感じた「この馬は違う」
競馬を見ていると、GⅠを勝ってから「強かった」と評価される馬は多い。
しかし、本当に面白いのは、その少し前だ。
今年のオークスを制したジュウリョクピエロもそうだった。私が「この馬は違うかもしれない」と思ったのは、オークスではなく忘れな草賞を見たときだった。
もちろん、その時点では何も証明されていない。
オークスで敗れるかもしれない。
その後、勝てなくなるかもしれない。
競馬に絶対はない。
それでも、「この先が見たい」と思わせる何かがあった。
そして実際にオークスを勝ち、今では「歴史に残る名牝になるかもしれない」と期待される存在になった。
もちろん、それもまだ確定ではない。
本当にレジェンドになるかどうかは、これから数年の実績で決まる。
それでも、才能の片鱗はGⅠを勝つ前から見えていた。
ソリュンにも似たものを感じた
TikTokでソリュンを見ていて、その感覚を少し思い出した。
もちろん、彼女はまだ韓国芸能界のレジェンドではない。
韓国には、すでに圧倒的な実績を積み重ねた存在がいる。
BLACKPINKは世界中のスタジアムを埋め、K-POPという枠を超えたポップスターになった。
TWICEは日本を含めアジアを代表するガールズグループとして長年第一線を走り続けている。
IUは歌手でありながら女優としても成功し、韓国では国民的スターと呼ばれる存在だ。
スジもアイドルから女優へと飛躍し、「国民の初恋」と呼ばれるほど愛されている。
彼女たちは、才能だけではなく、長い年月をかけて結果を積み重ねてきた。
だからレジェンドなのだ。
それでも予感はある
NMIXXは、TWICEやBLACKPINKほど一般層への知名度はまだ高くない。
しかし、ライブ映像を見ると、歌もダンスも非常にレベルが高い。
その中でもソリュンは、ビジュアルだけではなく、表情や立ち居振る舞いで人を惹きつける力があるように感じる。
だからTikTokでも何度も切り抜かれ、多くの人の目に留まるのだろう。
もちろん、SNSのアルゴリズムも影響している。
それでも、人の目を止める何かがなければ、何度もおすすめに表示されることはない。
私が感じたのは、「完成されたスター」ではなく、「この先もっと大きくなるかもしれない」という予感だった。
レジェンドは後から決まる
面白いのは、レジェンドと呼ばれる人たちは、最初からレジェンドだったわけではないことだ。
BLACKPINKも、TWICEも、IUも、スジも、最初は一人の新人だった。
後になって振り返ると、「あの頃から違った」と語られる。
競馬でも同じだ。
忘れな草賞のジュウリョクピエロを見て、「この馬は歴史に残るかもしれない」と感じた人もいただろう。
しかし、その時点では未来は誰にも分からなかった。
レジェンドとは、その瞬間に決まるものではない。
長い時間をかけて積み重ねた実績に対して、後から与えられる称号なのだ。
だから、今が一番面白い
ソリュンが本当にレジェンドになるのか。
それは誰にも分からない。
NMIXXが世界的な代表曲を生み出すかもしれないし、ソリュン自身がソロや女優として飛躍するかもしれない。
逆に、そこまで届かない可能性もある。
だからこそ、今は面白い。
完成されたレジェンドを眺めるのではなく、「才能の片鱗」を見つける楽しさがある。
競馬で言えば、忘れな草賞を見たあの日のように。
数年後、「あの頃から違った」と振り返る日が来るのか。
そんなことを考えながら、今日もまたTikTokで流れてくるソリュンの動画を最後まで見てしまう。
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