講評会という名の「公開処刑」
講評会や写真レビューに参加したことはあるだろうか。
プロのフォトグラファーに自分の写真を評価してもらうセッションのことだ。

初めて参加した時の私は、あまりよく分からないまま会場へ向かった。

初めてだからか、
運悪く私がトップバッターだった。

まず、テーブルの上に自分の写真をすべて並べる。
丸裸にされたような感覚になり、
ものすごく緊張して胸が張り裂けそうだった。
当時は、私生活で精神的なダメージが大きく、写真だけが心の支えのような状態。
だから余計に過敏になっていた。

そして、写真家の方から
「なんでこれを撮ったんですか?」
と、撮影の意図を聞かれた。
意図なんか考えていない。ただ撮りたいから撮っている。
そのまんまそう答えると、その写真家は怪訝そうな表情になった。

私の番が終わった。
結局、緊張しすぎてほとんど覚えていない。
それよりも、やっと終わったという安堵感でいっぱいだった。

そして、次の人の番がやってくる。

その人は、私から見たらもうプロ...というよりも、
芸術家なのか?と思えるような写真を並べ始めた。

どこで撮ったのか、どうやって撮ったのかが全然分からない写真。
いや、写真かどうかさえ怪しい(?)、前衛的な絵画のような作品だった。

それを見た瞬間、私は自分が猛烈に恥ずかしくなった。
「場違いなところへ来てしまった」と悟ったから

もう、一秒でも早くここから帰りたい。
そのあと、ずっとそう思っていた…
■撮影機材
カメラ:Olympus E-P3
レンズ:COSINA / Voigtlander NOKTON 25mm F0.95(初期型)
■撮影場所
愛知県安城市「デンパーク」

