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「頑張る」から「顔晴る」へ 

― プレゼンスの回復に効く、
最初のスイッチ ―

気づけば、
頭の中がノイズでいっぱいになっている。

エネルギーが散漫になり、
周りの目が気になって、
自分を必要以上に下げてしまう。

余裕がなくなり、
本当は持っているものを出し惜しみし、
いつの間にか、受け身になっている。


これは、能力が足りないからでも、
意志が弱いからでもありません。

プレゼンスが一時的に下がっているときに
誰にでも起こり得る、ごく自然なサインです。


「もっと頑張らなきゃ」が、
逆効果になるとき

こうした状態にあるとき、
多くの人はこう思います。

「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」
「なんで私はこうなんだろう」

頑張ること自体は、
決して悪いことではありません。
むしろ、目標に向かって頑張る姿は
とても素晴らしいことだと思います。

ただ注意したいのは、
自分自身のコアな軸を見失うほど
無理をしすぎてしまうこと。

肩に力が入りすぎたり、
心身が消耗して余裕がなくなりすぎると、

いつの間にか
「自分だけが大変な状況にいる」
という錯覚に陥ってしまうこともあります。

心身のエネルギーが落ちているときほど
さらに力を入れようとするより、
少し緩めるくらいの感覚のほうが、
実はちょうど良いと思っています。


肩肘を張らず、顔を晴れやかにしてみること

そこで、私が大切にしているのが
「頑張る」から「顔晴る」へという視点。

あえて違いをイメージで表現するとしたら、

  • 頑張る:内側に圧をかけて“耐える(我慢する)”状態

  • 顔晴る:内側が整い“自然に外側へ押し出していく”状態

「今の自分は、心地よくいられているか」
「ごきげんでいられているか」

まずはそこに近づくことを、
“顔を晴れやかにする”という選択から
始めてみる。

これが、プレゼンス回復の最初の一歩です。


プレゼンスが下がっているときの「顔」

少し、振り返ってみてください。

  • 眉間に力が入っていないか

  • 口角が無意識に下がっていないか

  • 目線が落ちていないか

  • 呼吸が浅くなっていないか

実は、
エネルギーの状態は、実は顔に
正直に表れやすいのです。

頭で「大丈夫」と思っていても、
顔は、すでにサインを出している。

思考や意識は、
外側の刺激によって一瞬でかき消され、
別の思考へと移ってしまいます。

自分の状態に“気づく”には、
書く・話すといったアウトプットの訓練が
必要になることも多い。

でも、顔の表情の状態は
一番目に見えて実は分かりやすい。
朝・晩の洗顔、化粧室、電車の窓に
映る表情、車のミラー等
私たちは一日の中で何度も鏡を見ています。

そのとき、
まだ何も良いことを感じられていなくてもいい。

先に、口角を上げてみる。
まずは、ただ、それだけでいいのです。


「気づく」ために、
まずやってほしいこと

プレゼンス回復の起点は、
何か細かく書き出すことでも、
反省会でもありません。

まずは、これだけ。

「今の自分、どんな顔をしているかな?」

鏡を見てもいい。
スマホのインカメラでもいい。
ふとした瞬間の自分の表情に、気づいてみる。

  • 口角が下がり、暗い雰囲気になっていないか

  • 眉間にしわが寄り、話しかけにくい表情になっていないか

  • 目の奥に、覇気がなくなっていないか

  • 唇が乾燥し、疲れて見えていないか

その状態を見て、

「あぁ、やっぱりダメだ」
と過去から今の視点にとどまるのか、

それとも、その視点は手放し、

「私は、どんな状態で在りたい?」
と未来の視点で問い直し、
表情から先に、そこへ近づけていくのか。

実は、
外側の変化は、内側にも大きく影響を与えます。

顔が晴れると、
呼吸が変わり、
視線が変わり、
エネルギーが、少しずつ戻り始める。
思考や言動もポジティブになっていく。

「頑張る」よりも先に、「顔晴る」。

それが、
プレゼンス回復のための、
誰でも簡単にできる最初のスイッチです。

次回の記事では、
エグゼクティブたちが意識して実践している
「顔晴る」ことのエピソードについても
書いていきますね。

読んでくださってありがとうございます。


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