優しさと、我慢強さと忍耐と
いま、TVerで配信されている天海祐希さん出演の「GOLD」を見ているのだけど、これがほんとうにもうね……ぐさぐさくる。たしか私は、大学生のときにも何度か繰り返し見ていて、そのたびに「おぅふっ……」と感じる箇所が異なるのもまた妙なり。
GOLDの中で出てくるセリフの1つ。子どもが覚えなくてはならない、最も大切なものは? と聞かれたときに主人公、天海祐希さんはこう答える。
忍耐です。我慢強さを覚えさせること。
(略)
他人の話を聞く、諦めない・投げ出さない強い心、言い訳をしない、ずるをしない、何より他人のせいにしない。
私の周りには、優しい人が多い。自分がしたかったかのように「いいよ!」と言ってくれる人や、会うたびに「おすすめのご飯屋さんがあって!」と案内してくれる人や、「ちょっと旅行に行ってきたから」とお茶するだけの私にお土産をくれる人とか。優しいなあ、と思う。ありがたいと思う。
そして同時に、すごく優しい人に会うたびにふと思うことがある。それは、「この人は、どのくらい我慢してきたんだろう」ということ。
気遣いも、心配りも、その裏には大なり小なり、我慢と忍耐があると私は思ったりする。
なんだろう……その人の時間を使うこと、その人のお金を使うこと、その人の気持ちをいただくこと。自分のものを誰かに使うのは、もしかしたら、いや、もしかしなくても本人は、「我慢してる」とはまったく思っていないだろうけど、それでも、「耐える」と「忍ぶ」がどこかに潜んでいると私はそう思ってしまうのだ。
……いや、違うな。私が自分の時間を使うこと、お金を使うこと、気持ちを使うことを「忍耐」だと思っているのかもしれない。自分のものなのに「差し出している」という気持ちが薄くあったりする。だから、他の人もそうなのだと思ってしまう。
でも、現実はまったくもってそうじゃない人もいることが、最近の私調べでわかってきた。息をするように、優しさを生成できて、それを苦とも思わない。むしろ幸だと思う。
実はGOLDの中にも、こんなセリフが出てくる。
生まれながらの善人は1割、悪人も1割。それは環境によって左右されないけど、残り8割を私たち親が預かっている。
生まれながらの善人は、1割、存在しているのだということ。
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