『響け!ユーフォニアム』を観てみたい
ずっと観てみたいと思いながら、観ていない作品。
タイトルにユーフォを持ってくるあたり、センスの塊……!(何目線)
というのは、おそらく「ユーフォニアム」という楽器、吹奏楽部経験者でないとなじみのない楽器だと思うからだ。
はじめについ「ユーフォ」と略してしまったが、なにを隠そう、わたしも吹奏楽部だったからだ。
ウン年前、わたしは吹奏楽部だった。
中・高6年間、よく続いたものである。
中学時代は弱小校だったものの、毎日とてもたのしく活動していた。
少々荒れた中学(言い方)で、学校に行くのがつらかったわたしにとって、
部活は唯一の居場所のように感じられていた。
高校に行っても続けたい。
そう思えた部活だった。
春。高校生になった。
迷わず吹奏楽部に入部した。
先に言っておくが、基本はとてもたのしい部活だった。
仲間にも恵まれ、毎日ずっと笑っていた気がする。
今でもふと思い出すのはそのときのたのしい思い出ばかりだ。
それなのに。
高校卒業後は音楽の世界を離れた。
正確に言うと、大学生の頃までは母校関連のイベントで多少触れていた。
でも、それっきりだ。
吹奏楽に触れることがつらくなってしまったからだ。
楽器に触れたり、曲を聴くなんて無理だった。
ほんとうはずっとずっと、つらかった。
こんなこと部活関係者には言えない。
そんな思いをひた隠しにしたままウン年の歳月が過ぎた。
「時間はおくすり」とはよく言ったもので、
ずっと開けないままでいた記憶の扉を開いてみようと思う。
もしかしたら、今なら受け止められるかもしれないから。
そして、いつか『響け!ユーフォニアム』を観るんだ。
待っててね、久美子。
(注:『響け!ユーフォニアム』の主人公)
