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日本ワイナリー巡り カタシモワイナリー【大阪府柏原市】

新緑シーズンのGWは、昨年の安心院に続き、今年も西日本のワイナリーへ行くことにしました。

1泊2日の大阪・奈良旅行です。
まずは1日目から!


久しぶりの大阪訪問

GW連休初日、東京駅は想像通りの大混雑。
少し遅い時刻の列車にしたが、東海道新幹線への改札口は長蛇の列。
発車6分前くらいに指定席に着いたが通常より時間がかかり、新幹線の出発もやや遅れた。

今回の旅のお供は、本屋大賞2019「そして、バトンは渡された」の文庫本。

読書しながら時折景色を眺める。
富士山もキレイに見えた。

車窓から

12時になったので、ランチタイムにする。
今回選んだのは、輪島朝市弁当。

輪島朝市弁当
牡蠣出汁で炊いたカキ飯、ぶりの角煮、たらの子煮、
バイ貝のうま煮、いかの酢の物、中島菜の固豆腐、ごりの佃煮など

素朴でローカル感があって、パクパクと美味しくいただいた。

昨秋訪問した名古屋を通過して、2時間半超で到着したのは新大阪。
大阪に降り立つのは約20年ぶりだろう。

地下鉄の御堂筋線で天王寺駅まで行って乗り換え。
近鉄の阿倍野橋駅から河内松原駅へ向かう。
電車内は比較的空いていてのんびりした雰囲気。

大阪市に隣接する松原市の駅に到着。
改札口を出て、コインロッカーに荷物を入れる。

今夜は河内松原駅前にあるビジネスホテルに泊まる予定。
チェックインにはまだ早いので、荷物だけ置いて身軽になる。

河内松原駅から向かうのは、ワイナリーの最寄り駅である柏原南口駅。
ここまで順調に来たのに乗り換え駅で降りそびれて、一つ先まで行ってしまい、時間ロス30分以上。

この2日間に何度も利用した道明寺駅にて「柏原行き」電車

到着した柏原南口駅は大和川沿いの小さな無人駅。

駅から大和川の眺め

Googleマップに道案内してもらって、住宅街を15分ほど歩くと、古民家のなかのワイナリーに着く。

古民家の間の路地を曲がり
ワイナリーに到着


カタシモワイナリー

このカタシモワイナリーは1914年創業、西日本で現存する最古のワイナリーである。
4代目社長は高井利洋さんで、娘である高井麻記子さんが5代目として家業を継ぐようだ。

まず着いたのは本社で、古い道具が展示してあったり、奥に広い座敷が見える。

中央は明治中期の柏原葡萄栽培之図
右下に見切れているのは木製のぶどう破砕器

スタッフの方にショップの位置を尋ねると、細い路地を挟んで斜向かいの建物とのこと。

板塀にカタシモワイナリーの看板
高井さん一家だから「T」なのだろう
直売所
「堅下葡萄酒醸造元」の提灯がいい感じ

直売所に入ってみると、ワインがずらりと並ぶ。

以前ご紹介した、たこ焼きに合うスパークリング「たこシャン」もある。

気になったワインとたこシャンを購入して、自宅に送ってもらうことにする。

後日自宅で撮影

直売所は立派な古民家。
会計をして奥の部屋を見ると、端午の節句の飾り棚。

ぼやけてしまった

外に出て、いただいた「村歩き散策マップ」をもとに周囲を見学する。
古民家エリアを抜けてブドウ畑へ。
ブドウは昔ながらの棚栽培。

住宅のすぐ横がブドウ畑
元気な新梢
斜面にもブドウの樹がたくさん
上まで登らずにアップで撮影
これは黒ブドウ系の品種だろう
マンホールもブドウ

家族や知人に「大阪のワイナリーに行く」と言うと意外がられたが、柏原市のある「河内かわち」は古くからブドウの産地。
カタシモワイナリーの畑には、樹齢80年以上のブドウの樹もあるそうだ。
1970年代から周辺ワイナリーと「河内ワイン」を広めてきたという。

明治時代から続く、ワイナリーの歴史の一部がこちら。

明治初期
現、代表で葡萄づくり四代目の高井利洋の曽祖父、高井利三郎が葡萄栽培に適した河内堅下村の南斜面を開拓し、大阪葡萄の黄金期を築く

大正三年 / 1914
カタシモワインフード(株)創業者、高井作次郎が果樹園の経営のかたわらワインの醸造に成功し同5月に創業

昭和九年 / 1934
第一室戸台風により畑の65%が倒壊、大被害を被る

昭和二十年~三十年 / 1945~1955
第二次世界大戦の影響から立ち直れず、大阪府に119件あった葡萄酒醸造所の閉鎖が相次ぎ4社にまで減少する

昭和四十三年 / 1968
カタシモワインフード株式会社として法人設立
3代目高井利一が代表取締役に就任する

平成十八年 / 2006
自社全農園が大阪府エコ農産圃場に認定される

平成二十八年 / 2016
約築130年の古民家を補修し、事務所を移転

令和元年 / 2019
カタシモワイナリーズ ミュージアム カフェ&バーをオープン
G20 大阪サミット2019にて7アイテムが採用

カタシモワイナリー公式サイト「ワイナリーの歴史」より一部抜粋

カタシモワイナリーの歴史の積み重ねと老舗っぷりが印象的だった。
今回は時間的に難しかったが、文化財の建物などでランチ&見学ツアーも定期的に開催されている様子。

再び、柏原南口駅から河内松原駅へ戻る。
コインロッカーから荷物を出して、ホテルへ向かおう。

河内松原駅
駅前の商店街

ビジネスホテルにチェックインして、大浴場で足をほぐす。
さっぱりとして街にくりだす。

この河内松原駅前で宿泊することにしたのは、近くに行ってみたい飲食店があったから。
夕食には、その店を予約してある。

河内野菜を味わう

途中、粉もん屋、餃子の王将、焼鳥屋などもあり、ほどよい賑わいの商店街を抜ける。
徒歩10分弱でお店に到着。

炭と伊 to-re
(スミトイ トーレ)

こちらは、地元出身の店主が河内野菜をふんだんに使うイタリア料理店とのこと。
大阪市内には評判のいい店が沢山あるが、河内を感じたくて選んだお店である。

まずスパークリングワインのグラスを注文して、お任せコースがスタート。

本日のお料理

美原・甘人トマトとツムラ本店河内鴨の豆腐

河内産キヌサヤ・インゲンのタルターレとアオリイカ

狭山 朝堀り筍のペペロンチーノ パルミジャーノ

ズッキーニと初夏のハモのヴァルポーレ

佐賀県産黒毛和牛の炭焼きと
富田林産大阪ナスのフリット

羽曳野 碓井豆とカラスミの土鍋ご飯

マンゴー(太陽の卵)のカッサータ
コーヒー

当日のメニュー
美原・甘人トマトとツムラ本店河内鴨の豆腐
河内産キヌサヤ・インゲンのタルターレとアオリイカ

スパークリングワインのグラスに続いて同行者と選んだのは、アルザスのリースリングの白ワインのボトル。
メニューに記載されていたとおり「太いミネラル感」があり、シーフードとの相性もいい。

ドメーヌ・アメリー・エ・シャルル スパー リースリング 2023
(キリっと芯のあるドライな印象とトロリとしたハチミツのようなニュアンスが共存)
口直し
(豆のひとくちケーキ、生ハム)
狭山 朝堀り筍のペペロンチーノ パルミジャーノ
(パスタの下にシラスもあり、チーズなどと混ぜていただくと絶品)
ズッキーニと初夏のハモのヴァルポーレ
(蒸したハモを軽く炭焼きしてあって香ばしい風味)
佐賀県産黒毛和牛の炭焼きと富田林産大阪ナスのフリット
(和牛が美味しいのはもちろん、トロっと瑞々しいナスに枇杷ソースの組み合わせが素敵)
羽曳野 碓井豆とカラスミの土鍋ご飯
(炊き立てをシェフに見せていただいた)

取り分けた土鍋ご飯にかけられた自家製カラスミは、翌日訪問予定の「河内ワイン(金徳屋洋酒醸造所)」のお酒を使っているとのことだった。

カラスミの黄色と碓井豆のグリーンがキレイ
蛸も入っていて旨味のあるご飯
マンゴー(太陽の卵)のカッサータ
ホットコーヒーとともに

新鮮な野菜が美味しくて、トマト、ナス、碓井豆が特に印象的。
イカ、シラス、ハモ、カラスミ、タコなどシーフードも味わい深い。

お料理の説明も丁寧で、カウンターからは調理の様子がよく見える。
ライブ感があり、他の季節の野菜も味わいたくなるお店だった。

今回のアルザスワインもよかったが、願わくば日本ワインもオンリストして欲しい。


ホテルに戻ってから、部屋の冷蔵庫で冷やしてあった「たこシャン」を飲みつつ1日の余韻を味わった。
現地に訪れて飲むワイン最高!

カタシモワイナリー たこシャン 2023
(ハーフボトル)



🏮    🏮    🏮



旅行1日目はここまでです。
まずは、古民家に囲まれたカタシモワイナリーさんを訪問しました。
勝沼の老舗ワイナリーの雰囲気に少し似ているところもありましたね。

最初に書いたように、今回の旅行では奈良にも少し立ち寄りました。
2日目もお楽しみに!

今回もお読みいただきありがとうございます🍷


以下、参照資料

▼シリーズ・日本ワインが生まれるところ。大阪『カタシモワイナリー』にインタビュー!


#わたしの旅行記
#ご当地グルメ
#日本ワイナリー巡り

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