「幻の宴」受賞お祝い会メニュー【後編】
前回のつづきです。
前編のお祝い会で、巻き寿司までお出ししました。
普通はご飯ものが出るとシメだと思いますよね…。
今回、この後に主菜=メインディッシュが出ますが、ご笑覧(ご賞味)下さい!
福島太郎さん
3人目にご紹介する福島太郎さんは、福島県で実際にあった出来事を小説や記事にされている方。
なかでも、ワイナリーとして、イチオシ、いや、ニオシ、サンオシもされているのが「ふくしま逢瀬ワイナリー」である。
なぜ、福島さんがそこまで愛されているかというと、理由のひとつがご出身地である逢瀬町のワイナリーだから。
ワイナリーの住所は「郡山市逢瀬町」だが、ワイナリーの名称には市名ではなく「逢瀬」の地名がつけられた。
川が合流するところだから「逢瀬」だそうだが、ワインとの逢瀬、人との逢瀬という意味合いの感じられてよいネーミング。
実は、私のnoteのアイコンは、この「ふくしま逢瀬ワイナリー」のロゼスパークリングである。

マスカット・ベーリーA スチューベン ロゼ
5年ほど前、福島県の素晴らしいレストラン「HAGI」で、このスパークリングワインをいただいた。
地元の食材を選りすぐり、その良さを最大限引き出される萩シェフに、少しでもあやかりたいという想いもあり、日本ワインを紹介するnoteのアイコンにこの写真をセレクト。
これまで「ふくしま逢瀬ワイナリー」から直接購入したことはなかったが、今回はじめてワインを注文・購入。
逢瀬町から、自宅に届いたワインがこちら。

真ん中がシャルドネ「郡山市制施行100周年記念ラベル」、
左がソーヴィニヨン・ブラン
この中から「幻の宴」に選んだのは、メルローの赤ワイン。
というのも、福島さんの創作大賞の応募作品が「銀山町 妖精綺譚」であるから。
この「銀山町」のストーリーは、実在する「金山町」をモチーフとしている。
そして、私の会社の先輩に金山町出身の方がいた。
いまは退社されているが、その先輩が大好きだったのが「馬刺し」。
福島県の会津地方では馬刺しを食べる食文化がある。
馬刺しにメルローを合わせてみたい。
なかなかレアな組み合わせだが、福島さんは喜んでくれるだろうか?
本場の馬刺しは、とても美味しい。
例えば、アメリカから来日した方が、最初は「馬?」と訝しんでいたのが、一口食べると私の倍速でペロリと召し上がったくらい。

とはいえ、これを家で再現するのはハードルが高いので、冷凍の手軽なパックを購入。

(九州産)

スプーンですくって食べてみると、マグロのトロから魚の風味を除いた感じで、まったりとして塩味もおだやか。
さて、郡山市の赤ワインとの相性はどうだろうか。

郡山市で収穫されたぶどうのみで醸造した「郡山産ワイン」の名は、
「Vin de Ollage (ヴァン デ オラージュ)」。
「自分の家」を意味する「おらげ」という福島の方言にちなみ、地元の方々が“おらげのワイン”と自信をもって勧めて頂けるような商品となるよう思いを込めました。
郡山市の「おらげのワイン」をいただくと、ラズベリー、ブラックチェリー、カシスの香り、わずかに杉のような香り、ほどよい果実味に柔らかなタンニン、ミディアムボディで料理に合わせやすい印象。
西洋料理店の肉のタルタルのような馬刺しのトロと、ワインのカシスなど黒っぽい果実の風味や適度なタンニンのバランスがいい。
また、チーズ入りのパンをスライスし、うまトロをのせて食べると、よりワインに合うようになった。

ただ、もし3名の方々のうち、馬刺しが苦手な方がいたら困る。
秋ならではの子持ち鮎の甘露煮も用意しておこうか。
郡山市でも鮎がとれるようだし、鮎の甘露煮には赤ワインが合う。

料理以外に、逢瀬ワイナリーのワインと合わせてみたかったものがある。
それが「ゆべし」。

先月、岩手旅行に行ってから「ゆべし」がマイブーム。
みたらし団子のタレを餅粉で固めたような素朴な菓子で、東北でよく見かける。
「銀山町 妖精綺譚」のなかで、町のキーパーソンによる会議とその後の宴会が開かれるのが「大黒屋旅館」。
調べてみると、そのモデルとなったであろう温泉旅館があった。
そして、その旅館では「黒い食材」にこだわった料理を提供しているそう。
黒い食材とは、黒米、黒豆、黒ゴマなど。
近所で偶然、黒ゴマ入りのゆべしを見つけた。
これを郡山市のワインに合わせてみたい。

いざ実食。
黒ゴマと甘じょっぱい醤油の風味に、逢瀬ワイナリーの果実味がよく合う。
想像以上にすんなり合う、鉄板の組み合わせだった。
料理を楽しんだ後、残ったワインをチーズと楽しむことがあるが、チーズの代わりに「ゆべし」で余韻を楽しんでもらえると嬉しい。
幻の宴メニュー総括
「お祝い会」のメニューは以上。
3名の未来の受賞者の方々は、苦手なものはなかっただろうか?
<ウエルカムドリンク>
・カタシモワイナリー「たこシャン」
・もちろん、たこ焼き風のアペリティフ
<1つ目の作品「白山の蛇」>
・「イチジク」と「シャインマスカット」の白和え
・白山ワイナリー「dandan 白」
<2つ目の作品「北風のリュート」>
・レインボーロール
・えべおつWien「虹」
<3つ目の作品「銀山町 妖精綺譚」>
・馬刺し、鮎の甘露煮
・黒ゴマゆべし
・ふくしま逢瀬ワイナリー「ヴォンデオラージュ メルロー」
食後は、dekoさんの「オールド・クロック・カフェ」のコーヒーがいい(妄想)。
▼こちらの連載小説も大好き。
ハスつかさん
7月の「おうちビストロ」の記事でもう一人ご紹介した方がいる。
応援記事「創作大賞のいっぽん2024」を書かれたハスつかさん
そのハスつかさんは「創作大賞2024」の中間発表で選考に残られていた。
オールカテゴリ部門🌟
ハスつか
1000日間リポートを続けてわかった「本当にうまい!絶対ファンになる!焼きおにぎりランキング ベスト10」
ハスつかさん、改めましておめでとうございます!
そろそろ創作大賞2024の最終発表がある頃。
幻ではなく本当の宴に参加されるのではないだろうか。
noteからの発表を楽しみにしている。
◆
今回、本番である創作大賞が、この時期のどの日に発表がされるのか。
そのタイミングによって「この記事のシメ」の内容が変わってくると思っていた。
いまのところ、おだやかに進んでよさそう〜。
それにしても、創作とは、なんと難しく、激しく、それでも楽しいものなのか。
◆
私はブログのように、日本ワインを伝えていければと思っています。
ただ、思いがけず、創作の場のその近くに居られて嬉しいです👍️
今回もお読みいただきありがとうございます🍷
◆
〈追記〉
この記事のアップ後、丸1日が経過しました。
本日、創作大賞2024の最終結果の発表がありましたので、追記します。
残念ながら、ハスつかさんは最終選考に残っていらっしゃいませんでした。
4人目の幻のお祝い会のメンバーでした。
今年の創作大賞の応募作品は、5.2万件を超えるとのこと。
ものすごい作品数です。
そのなかで、ひよこ初心者さんに教えていただいたヱリさんの「大阪城は五センチ」が朝日新聞出版賞を受賞されました!拍手〜!!!
事前に読んで、すごいなーと思っていた方が受賞されるのって嬉しいです!
他にもお見かけしたことがある方々が、ベストレビュアー賞などを受賞されていました!
受賞された方、おめでとうございます㊗️
創作大賞2024、楽しませていただきました。
関係者の皆さん、今回の幻のお祝い会をご一緒いただいた方々、本当にありがとうございました❤
