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ご挨拶

みなさまごきげんよう!

わたくし、冬野つばきと申します。先月、ベルサイユのばらの劇場版を観て、絶賛ベルばら再熱中なの。

ベルばらってフランスの歴史と共に、文学作品も登場するわよね。ルソーの『ヌーベル・エロイーズ』がその筆頭だけど、私が興味を持ったのはサン・ジュストの『オルガン』よ!
でもこの作品、残念なことに日本語訳が出版されていないのよ……。
おTwitterで読みたいわと嘆いていらっしゃるお嬢様もいらっしゃって……

そこで!

わたくし、自分で翻訳してみることにしたの!

飽き性なわたくしだもの、一人だと途中で心が折れてしまうかもしれないわ。だからおnoteに綴ることで、みなさま方に監視してもらいたいの。
もちろん、数年勉強したとはいえわたくしのフランス語力は錆び付いているから、フランス語がわかるお嬢様方には「ここが違っていてよ」と教えていただきたいわ。よろしくて?

今回はわたくしなりに調べてみたサン・ジュストと『オルガン』についてのメモを残しておくわ。
詩だけ楽しむよりも、背景を知っていた方が親しみがわくと思うのよ!

サン・ジュストについて

本名はルイ・アントワーヌ・レオン・ド・サン=ジュスト(Louis Antoine Léon de Sain-Just)。なんちゅう長ったらしい名まえ!
1767年8月25日生まれよ。生まれたのはアントワネットの結婚話が裏で進み始めた頃、お誕生日はアンドレと一日違いね!

お父様は農民出身だけど貴族の最下位である騎士(シュヴァリエ)の称号を持っていて、お母様は裕福な公証人(ざっくり言うと相続関係の手続きをする職業よ)の娘。オスカルとまではいかないけれど、ちょっとしたおぼっちゃまと考えていいのかしら?

ブルゴーニュ地方ニヴェルネ州ドシーズで生まれ、10歳でピカルディ州エーヌ県ブランクレールにお引越しするけれど、翌年お父様がお亡くなりに。
その後彼はオラトリオ会(カトリック系・共同生活を営んで聖職者を育成したり学校を運営したりしていたわ)の寄宿舎に18歳まで預けられたの。

この頃彼は恋に落ちるの。相手は公証人の娘でサン・ジュストより1歳年上だったそうよ。娘のお父様は怒って彼女を別の男の人と結婚させたわ。

サン・ジュストはパリに出奔してパレ・ロワイヤルで放蕩生活を送ることになるわ。だいぶ奔放に振る舞っていたせいか、お母様の手で矯正施設送りにされた時期もあったようよ。

そして1787年、法学部に入学。この時期に『オルガン』は書かれたようね。

『オルガン』(Organt)について

1789年5月、つまり三部会が開催された頃に匿名で出版されたわ。首飾り事件に衝撃を受けて書いたとも言われているの。過激な内容だったから、発禁処分になり、作者の捜索が行われたわ。だからサン・ジュストはパリで潜伏生活を送ることになって……ベルばらではこの時期にベルナール&ロザリーのお家でオスカルに会っているわね!
シトワイエンヌとしては複雑だけど、バスティーユ襲撃事件が起きて『オルガン』の作者捜索は終わったわ。

その後、国民議会の議員に選ばれた後の1792年に、改題されて再販されたわ。新しいタイトルはMes Passe-Temps, ou le Nouvel Organt, par un député à la Convention Nationale
日本語にするなら『私の気晴らし、もしくは新しきオルガン─国民議会のとある議員による』くらいの名前かしら。

じゃあ、実際のところ、どんな内容だったのかしら?

『オルガン』は20編から成る長編ポエム、舞台は古代ローマ、ヨーロッパを広く支配して強大な権力を誇ったシャルルマーニュ(カール大帝)の時代よ。

でも、描かれる出来事は当時の社会を写したものだったそうね。伝統や権威、カトリック教会、国王、女王など、今までの社会秩序を批判し風刺するものだったの。それに加えて大人向け描写もあるから……今から訳すのが楽しみだわ!

ヴォルテールの『オルレアンの乙女』(La Pucelle d’Orlean)の影響を受けているらしいけど……こっちも日本語訳が見つからないの!助けて!


次回の更新から、毎回一編ずつ翻訳していくわ!
素人の翻訳だから、韻なんて踏めないだろうし、ゆっくり更新になると思うけど、精一杯がんばるわ!

内容が内容だけに、このおnoteも運営サイドから成人済みお嬢様しか入れないような措置を取られる可能性もあるかもしれないわ。その時は小さなお嬢様方は我慢してちょうだいね? お約束よ。

翻訳の元にするのはウィキソースのこちらページよ。著作権が切れているから、翻訳してこうして上げることは許されているはずよ。もしダメよということだったら取りやめるわ。

そして、応援やフランス語のご指導をしてくださるお心の広いお嬢様がもしいらっしゃったら、コメント欄かこちらのおマロにくださいな!
もしかしたらおnoteでご紹介したりすることもあるかもしれないから、私との内緒のおマロにしたいというお嬢様はその旨も書いてくれると嬉しいわ。

それじゃあまたお会いしましょう!
ごきげんよう!

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