39. 応用編 / くるまの中の象徴 / フロント編
信号待ちの度に前の車の造形をしげしげと眺めてしまいます。こことそこの線は繋がってるんだなぁとか、単品は不思議な形なのに全体としては調和がとれて綺麗に纏まってるなぁとか。最初は違和感を感じたのに見慣れるとカッコよくなったり...造形の世界って不思議ですね。
こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今回はくるまの造形にまつわる話です。
まずは解りやすいところで北欧神話から。

こちらは隠すこともしてません、
むしろ民族の誇り。
車の車体ってシートメタル、薄板板金を利用して曲げたり引っ張ったりして外観を表現してそれだと剛性が低いので内部骨格材を貼り付けてツインパネルにして強度を出します。
この技術はどこから由来したのか?
答えは西洋甲冑です、こちらはシングルパネルですね。これは店主の見立てですが…。
戦争が終わり平時に変わると復興事業が始まります。並行して新しい産業も生まれ軍事技術からの職人の転用も始まります。弾丸の薬莢を作る会社もエアコンの銅管を作り出します。
甲冑職人の技術は缶詰、ドラム缶、自動車等薄板板金の世界に転用されます。
外向きのアールで外圧を受け止め、折り目を通して剛性を出しつつスッキリとしたキャラクターラインとして加飾します。

秘密保持の為に人の流動性を
抑える意図があるかと。
軍隊と同じで細かいプロトコル、
言語表現が微妙に違うので
言葉だけでも慣れるのに1年以上かかります。
木全賢のデザイン相談室さまより
Barbuteスタイル イタリアの西洋兜をオマージュ

アッシジの聖サンフランシスコ修道院のシンボル。
カトリック教会の重要な修道院。
さて、ここから店主の本気の領域、形という象徴のゲートをくぐることになります。本日は軽くシビレて頂きます、シートベルトはお締めでしょうか?今一度ご確認を…。
Please make your seat belt securely fasten.
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