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63. 知られざる偉人 / 青山ミツ子

歴史を掘り出してまだ小学校高学年くらいの時間しか経過していないのですが、今までで一番インパクトがあった女性をご紹介します。公式な記録上、日本で最初に国際結婚をされた女性なのですが、思想的影響が壮大です。

こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今回は青山ミツさんにまつわる話です。

東京の青山界隈はこの方の御親戚の土地かと思います。青山にはホンダ本社がありましたが3月一杯で移転...。緑が多く他の地域と違い洗練された秩序を感じる地域ですね。以前ブラタモリでやってるのを見て確信したのですが…。

青山通りを下り渋谷には鍋島松濤公園、
鍋島藩が開いた茶園、これは表千家かな?
松濤と言えば…
本田宗一郎氏の邸宅、
本社は青山にありましたね。
ホンダは店主の憧れの企業だったのですが
レース界は貴族の舞台、
英国マン島レースに出場出来るのは
貴族の後押しが無いと無理かと思います。
そういえばホンダの制服、
帽子は緑のラインが入ってます。
英国王室と紐付きますがどうでしょう。

さて本題に入ります。まずは青山氏について。あくまでもネット情報なので精度が低いですが...。
父;青山喜八;表には菜種油屋・骨董店主とありますが、以前元鍋島藩の関係者との情報がありましたが今はいずこへ...。今は有名レストランの情報に埋もれてますが...。

青山八郎右衛門;喜八の父。オットセイ本舗主、精力剤オットセイ丸で財をなす。

これで合ってるのかなぁ、
コピー品かな。

オットセイって...なぜに?

八郎右衛門に喜八、やたら八が出てきますが…皆まで言わず。

青山二郎;喜八の兄。装丁家・美術評論家・数寄者(すきもの)。骨董収集鑑定でも著名。

二郎の家に集まった面々が凄いので普通の家ではないのは明らかな印象です、がぜん興味が湧くのですが…。

小説家の永井龍男「朝霧」が隣りに越してきたのを皮切りに、小林秀雄、中原中也、河上徹太郎、三好達治、大岡昇平ら文学仲間が出入りするようになり、青山を中心とする集いは「青山学院」と称された。その他にも北大路魯山人、宇野千代、白洲正子、加藤唐九郎、秦秀雄など多彩な面々と交流し、その高等遊民的な生き方は多くの作家によって語られている。

つまりは人を動かす資金力があったということ、無職は資産家の代名詞だった時代ですね。

喜八は骨董の才覚があり特に陶器について秀でていたという話ですが...所縁を見つけました。

鍋島藩伊万里の青山窯は親戚の様です。要は御用窯なので陶器職人の中でも高職と推察でき、伊万里と言えば陶磁器の輸出港ですから東インド会社と密な関係があります。商人として藩とのパイプ役を担っていた可能性がありますね、その後の道筋も...。

伊万里 鍋島藩御用達 青山窯 Seizan gama
あそぼーさが HPより

唐津市郊外には青山城跡があり藤原北家筋の青山氏、譜代大名で徳川幕府の要職を務めます。維新後、子爵となる。それ故の東京青山ですね、上手に切り抜けてます。

⬜︎に◯、日本の🇯🇵と逆ですね。まずい、青山沼にはまり始めている。ミツ子項は何回に分かれる事やら...。

青山筋のやんごとなき風情が解った所でご先祖様の話はこの辺にして本編に移動します。ざっくり解説すると...

1.ミツは神楽坂近くの牛込納戸町に住み、躾見習いに近くの会員制高級和風料亭紅葉館に奉公に出る。
 *紅葉館は鹿鳴館の後に出来た貴族向け社交場、国際交流の場として作られた。

この納戸町ですが、武家地域では担当職務を地名に付けます。納戸は家財を預かる押入れの様な役割ですから恐らく調度品である鍋島の陶器を専門に大名諸家に納めていたと推察できます。恐らく間違いないかと…我ながら冴えてます(笑)

合わせて牛込、これは牛の放牧地とありますが何のための牛か?となります。隣接して神楽町があり高級料亭で有名な場所。おそらく国賓接待様に料亭を作り彼らの主食材となる牛を牛込で飼っていたのだと推察します。焼くだけでは芸がない、退屈だと感じる料理人の開発食品として後にすき焼きが生まれた流れたかと。

2.オーストリア・ハンガリー代理大使ハインリヒ・ヨハン・マリア・クーデンホーフ=カレルギー伯爵に気に入られる。
3.ミツ、大使館で働く。
4.伯爵、落馬して怪我する。
5.ミツが看病する。
6.伯爵メロメロになって求婚する。
7.ミツを本国に連れ帰る。
8.伯爵、披露宴で「ミツに意見するものには決闘を申し渡す」と宣言。
当時の神聖ローマ帝国は小国の集合体で隣国同士の争いが絶えない状態。
9.ミツ社交界で人気者になる。
10.5人の子供に武家の躾を施す。
11.小国のいざこざを無くすために汎ユーロ構想を説く。つまり独立した小国家から連合体になる様提案。。さらに社交界での評価が上がる。
12.ミツの意思を子供たちが引き継ぎ汎ヨーロッパ主義を唱え絶賛される。
13.現在の欧州連合EUに至る。

汎ヨーロッパ会議で演説する
リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー氏。
EU MAG.jpさまより

脳内咀嚼情報なので詳しくはこちらの本をお読みください。

恥ずかしながらまだ読めてない…。

欧州の歴史は領地の取合いが基本にあります。生き延びる為の食糧奪取も根底にあり収穫期を過ぎたタイミングで戦争開始となります。なので欧州系の戦争は秋中頃から始まります。諸侯は互いに疑心暗鬼、策謀を張り巡らせるのが常で中々強調とはいかないのですが工業化が進み食糧供給地が東欧にシフトすると暗に商売をスムーズに流したい潜在欲求が生まれる様です。

みんな仲良くやりましょう。

そこでミツが夫のリヒャルトにヨーロッパ連合の構想を訴えます。社交界でもミツは人気となり団結の気運が芽生えます。

フランスはゲラン / Guerlain社の香水「Mitsouko」、英国将校と日本人女性の禁断の恋を描いた小説をモティーフに造られたことになっていますが、ゲランはフランス王室御用達ですから恐らく小説ではなく…。
いえ、引っ込みます。敬意を持って…ふぅ。

オーストリアのロブマイヤー / Lobmeyer GmbH社のMitsuko、ミツが愛用していた食器セットで後にMitsukoと命名されます。食器ナンバーはTrinkservice No.104
ロブマイヤーはウイーンに本社がありハプスブルグ家より王室御用達の称号を与えています。

Trinkservice No.104
Lobmeyr

もう一人紅葉館がらみで英国貴族に嫁いだ女性、黒川玉について…、そのうち書きたいのですが情報が少なすぎますね。
本名は黒川玉
仙台出身、デイリー・テレグラフ編集長で英国人名士のエドウィン・アーノルドと結婚。
立会人に後の首相、加藤高明夫妻。
渡英した夏目漱石や南方熊楠等日本人を多数援助。

渡欧も船旅、
異国の地でさぞご苦労された事と…。
崇高な理念がおありかと思います。

加藤高明氏
尾張藩下級藩士の次男
東大法学部主席卒業
三菱入社・渡英
岩崎弥太郎氏の長女と結婚、三菱の大番頭と揶揄される。
後継は新選組・服部時計店・神宮大宮司・九州朝日放送・日日新聞の高職に就く。

結論 / Conclusion
男の政治は力学に至り、
女の政治は気風に至る。

本項は敬意を込めて欧州連合の下地を起想した女性のご紹介でした。

注意  スキ大歓迎、リンク歓迎、禁不許可転載複製、応相談、少人数出張座学承ります。

*写真はゲラン / Guerlain社の香水「Mitsouko」スペルはフランス語訛かと思います。有田焼スペシャルコラボボトル。両肩に渦巻きがありますね。女性を象徴するイオニア式の造形となっています。中央の写真はVOGUE.JAPANさまより。購入したいところですが2016年の発売、せめて一度嗅いでみたいところ。

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